表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

プロローグ

ある寒い朝、玄関のドアを開けると外は真っ白な世界が広がっていた。

通勤のため雪が積もっていても駅までダッシュしなければならなかった。

足元には十分注意していたが、不意に滑ってしまい

そのまま公道にスライディング

そこにトラックが・・・


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「すまん!!!」

「ちょっとした悪戯だったのじゃ!」


目を覚ますとそこには土下座した『のじゃロリ』の幼女がいた


状況がつかめず、見つめていたのだが


「滑って尻もちつくのが見たくてちょっと。。。」

「まさか死んでしまうとは思わんかったのじゃ。。。」


「はぁ~」とため息をつきながら土下座状態の幼女をにらみ

「で、この状況をもう少し詳しく。生き返れるのかい?」


「残念ながらもう原型を留めていないほどめちゃくちゃでな、無理なのじゃ」

「その代わりと言ってはなんだが、提案がある」

顔を上げた幼女は、ドヤ顔で

「別の世界。そう! 異世界に転移してやろうじゃないか!」


「はぁ? 今更だがあんたは誰なの?」


「見ての通り、ワシは女神じゃが?」


「幼女なのに?」


「幼女ちゃうわ!」


「のじゃロリなのに?」


「のじゃロリとは、なんなのじゃ???」


「それがだがw」


「よくわからんがまあ良い。それでこれからの話だが」


そうだった。異世界転移だった。

俺は年甲斐もなく、異世界転移物の小説をこよなく愛していた。

ワクワクしてきたが、なるべく良い条件で転移できるように

悟られないよう努めていた。


「転移する世界は、定番の剣と魔法の世界じゃ」


キター!! と叫びそうになったが堪えた。

RPG、特にドラ〇〇もこよなく愛していた。


「なんの力も持たない俺が生き長らえるとは思えんのだが」


「転移して早々に死なれてはワシの償いが無になってしまうからのぉ」

「そうじゃのぉ、とりあえず定番のスキルを授ける」


お! 来たぞ、もう一押しだ!


「それと当面の衣食住は保証しよう」


納得していない顔で見つめながら

心の中ではもう一声!とつぶやく


「ワラワの祝福と、そうじゃのぉ、生前得意であった妄想というスキルでどうじゃ」

「いろんな妄想しまくっておったからなw クスクスw」


「うるさいわ! じゃあ、それでいいよ。あと初期装備もよろしく」


「あい、了解したのじゃ」

「それじゃあ、転移の準備を始めるぞよ」

「新たな人生が良いものになることを祈っておるのじゃ」


そして、眩い光に包まれた・・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ