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詩集「ニコラ」  作者: 維酉
黙れよ
14/20

ねむれば

お金がないわけじゃなくて

ただ 甘いジュースが

ちょっとあたしには重いから

買えないだけですよ


いやなことは

だいたい月曜日のことで

肩がぶつかったくらいのこと

ごめんなさいって

照れたようにわらったら

むこうもわらって

ごめんなさいっておうむ返し

そういう日々の空虚が

まるで口をあけた怪獣みたいで

あたしにはこわい


居心地がよいと

なぜかふとってしまいます

飄々とした立ち居振る舞いとか

むりなんだけど

むりしてたら

まあそれなりに死にたくなって

ふかふかの布団でねむれば

またあしたもって思うけど

くりかえしてくりかえして

やせていくだけですよ


あのことばも

そのことばも

みんな口からでた哀しみ

アスファルトって、痛いよ

午後のアスファルトって

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