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詩集「ニコラ」  作者: 維酉
黙れよ
11/20

ラストシーン

細切れのおもいでを

てきとうに並べただけのへや

寝っ転がってゆめをみて

(でも、そんなに穏やかじゃないんだ)

目を覚ますころには

もう日も暮れているでしょう


昨日見た映画の

ラストシーンで死んだヒロイン

あたしも そんなふうに

劇的に死ねればいいけど

連鎖するだけの日々が

むさぼって のさばって

それにおしつぶされて死ぬんだよなぁ


こころがすり減っていくのを

やはり感じている

すこしでも穏やかに

あざやかに


明度調節はいらない

自然光の柱をいつまでも追う

ありのままに生きたい

ありのままに ありのままに

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