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詩集「ニコラ」  作者: 維酉
黙れよ
10/20

カプセル

苛立ちと暗やみの呼応

みんな生きてたら

哀しいことの一割くらい

うれしいこともあるものですよ

そう信じてなきゃさあ


たぶん夏が終わっても

残暑のころが続いていく

乾かない

蓋されたみたいな日々に

価値観とかいらないでしょう

どうせ暑さで腐るんだし


嫌いなことはきらいといって

なにくわぬかおしていたいです


ゴミはゴミ箱へ

おもいではそれなりのところに置いた

いらくさ掻き分けて

たしかここらへんに隠したはずの

浅いところにうめたタイムカプセルとか

いつ掘り出せばいいの

もう夏が終わる

その延長線上にいるだけ

暑さは置き去りにされて

いまのあたしはどうよ

くだんねー生き方してっかな

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