双子である資格を失って、すべての権利を享受した天とすべての権利を剥奪された空の異世界きょーだい喧嘩
僕はいつだって天(てん)ちゃんの影。
僕の世界は狭くて閉じていて、それでもそれで十分に手に余っていた。
ただ少しだけ…望んでいたことがある。
「自由」になりたい。双子としてではなく「僕」として生きたい。
二つの手が離れたとき、天(てん)と空(くう)は野薊(のあざみ)という‘権利‘がすべてを支配する世界へと文字通り落ちていった。
新米の案内人、海(かい)と出逢った空(くう)は‘生きる権利‘だけを持って、この世界と向かい合うこととなる。
ーねぇ、空を見上げるのにも‘権利‘が必要なのっておかしくないの?ー
ー…みんな空が好きだから、だから見上げる‘権利‘がいるんだよ。-
なんの権利も持たない空(くう)の一人前になるための旅の始まりは、ノアザミ色
僕の世界は狭くて閉じていて、それでもそれで十分に手に余っていた。
ただ少しだけ…望んでいたことがある。
「自由」になりたい。双子としてではなく「僕」として生きたい。
二つの手が離れたとき、天(てん)と空(くう)は野薊(のあざみ)という‘権利‘がすべてを支配する世界へと文字通り落ちていった。
新米の案内人、海(かい)と出逢った空(くう)は‘生きる権利‘だけを持って、この世界と向かい合うこととなる。
ーねぇ、空を見上げるのにも‘権利‘が必要なのっておかしくないの?ー
ー…みんな空が好きだから、だから見上げる‘権利‘がいるんだよ。-
なんの権利も持たない空(くう)の一人前になるための旅の始まりは、ノアザミ色
僕色の花を咲かせたい
2018/01/16 17:50
ノアザミ色の空の下
2018/01/22 17:21
(改)
澄み切った空の下
2018/08/15 17:35
石じゃなく空として未知へ
2018/08/21 17:53
とどまる水は白く濁りだす
2018/11/01 17:54