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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

真面目仮面歴史シリーズ

時をかける少女~なのに!なんでこんな時代に飛ばされるんだよー!《短編バージョン》

私の名前は芳根和子(よしね・かずこ)


理科室に忍び込んで興味本位で実験を行った結果、大爆発を起こし、その結果、この時代に飛ばされてきた。


その飛ばされてきた時代というのが、なんと8世紀のヨーロッパ。


フランク王国という国がヨーロッパの多くの地域を治めていた時代。


まさに西洋中世の騎士物語の世界に、実際に私は飛ばされた。


だけど私、そもそも歴史なんて詳しくないし、ましてや8世紀のヨーロッパなんて、全然知識も何も無いし。


やっぱり、封建社会で、女性の自由とか権利とか、そういうものは全く保障されていないような時代なのかな。


未開の地とか、ギルドとかって、このくらいの時代の話だよね。


剣と魔法のファンタジー世界って、やっぱりこのくらいの時代をイメージしたものなのかな?


それに、今は異世界転生とか、異世界転移、あるいはチートとかハーレムとか、そういうものがつけ加えられているらしいね。


あー、どこかに町とか無いかなー。


と思って探していたら、さっそく町が見つかったけど、言葉とか、現代人の話している言語とかと全然違うし、通じるかな…。


と思っていたら、人々の話している言葉が日本語に聞こえた。


なぜだかわからないけど、そうなった。


「ようこそ、お嬢ちゃん。

見たところ、行くあてもないみたいだね。

よかったらうちの宿にでも、泊まっていかない?」


私はその親切そうな人の経営している宿屋に泊めてもらうことにした。


町の外には、いかにも重そうな鉄の鎧や兜、盾を見にまとった騎士たちが歩いている。


町人や、商人、女性や子供、老人もいるみたい。


「気をつけてよ。今この国は隣の国と戦争状態にあるからね。

いつ敵が攻め込んでくるかもわからないから、騎士たちが町の中を警備しているんだ。」


どうやら、ここはフランク王国と、ビザンツ帝国との国境付近らしい。


そう言われても私たちは、今の国名で言われないとわからない。


今のイタリアの北東部と、クロアチアの西部の、国境付近。その辺りだって覚えておくといいですよ。


ところで皆さんは、ビザンツ帝国って、どういう国か知ってる?


ビザンツ帝国っていうのは、ローマ帝国が西と東に分かれたうちの、東の方の片割れなんだって。


西の方はゲルマン民族の大移動で滅びてしまったけど、東の方はその後も続いて、今も続いているんだって。


その東ローマ帝国の別名のことを、ビザンツ帝国っていうんだそうよ。




それは置いといて、さすがにお腹がすいてきた。


宿屋の食事に早くありつかないと。


今日の宿屋の夕食はパンと、コーンスープと、サラダもある。


この時代に飛ばされてから初めての本格的な食事にありついた私だった。


「いただきまーす!」





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