6/13 黒ひ〇危機一髪
タイトルの通りである
あの、泥棒ひげを蓄えた海賊を樽の中に押し込んで周りから剣を突き刺すという残虐非道なあのゲーム。
みなさん一度はやったことがあるのでは、と思う。
どうでもいい情報かもしれないが、私はあれが大好きだ。
強いか弱いかは別のこととして、とにかくあのゲームが好きだ。
自宅でやると大騒ぎしすぎてしまうために購入はしていないのだが、L〇FTなどの店頭でご自由にどうぞとばかりにサンプルが置かれているときには人目を気にせずやってしまう。
そのくらい大好きだ。
時は大航海時代以降のことでいいのだろうか。
あの姿のバイキングが広い海を闊歩していた(海の場合でも闊歩というのかは疑問だが)ころのことを回想してみる。
あの酒樽はおそらく葡萄酒か何かが詰められていたのだろう。
敵対している海賊の一人を捕まえ、空になったその酒樽に縛り付けて放り込む。
何故あの海賊はあんなにニヤニヤしていられるのだろう。
そこからはプラスチックにモチーフされてはいるが、当時であれば本物の西洋剣を一人ずつ、一本ずつ刺していく。
海賊の方もなかなかの身のこなしで、狭い樽の中で必死にその剣を避ける。しかし最後には…
というストーリーなのだろう。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれない。あの黒ひ〇危機一髪と言うゲームはその背景にあるストーリーから読み取ることができるとおり、『飛ばした方が勝ち』のゲームである。
もし仮に飛ばした方が負けというゲームだった場合、海賊は自分たちの仲間であり、面白半分に剣を突き刺していたら手元が狂って本人を刺してしまった、という、本来以上のストーリーを持ってしまうことになる。
それはそれで面白いかもしれないが。
同じような種類のゲームにワニワ〇パニック、ガ〇ガオパニックというものもある。
これらはそれぞれワニの歯を押していく、犬の餌の骨を押していく、というもので、外れをひいたら負けというゲームだ。
残念ながらこちらの二つのゲームはそれほど面白みを感じない。
何故だろうか。
きっと私は一人負けするゲームが嫌いなのだ。
ワニワ〇パニック系のゲームは外れを押した人が負け、しかし黒ひ〇危機一髪は刺した人が勝ちであり、負けは刺せなかったその他すべての人になる。
だからきっと、私は黒ひ〇危機一髪が大好きなのだろう。
ところで黒ひ〇危機一髪にはさまざまな亜種が存在している。
先日見たときにはあの有名なしゃべるネズミが海賊のポジションになっているものを見かけた。
もしかしてあのネズミは仲間から嫌われているのだろうか?
そちらのことにはあまり詳しくないのだが、黄色い犬のキャラクターはネズミに飼われていることになっていると先週の金曜日に知った。
そんな犬が怒ってネズミを樽に閉じ込め、お菓子の形の剣で突き刺すことにしたのではないか。
それも一突きで仕留めるのではなく、じわじわと…
改めて黒ひ〇危機一髪の対象年齢を調べてみた。
希望小売価格、対象年齢は…
4歳以上となっている。
4歳の子供にそのような物語背景まで考察しろということこそ間違った発想だったのだ。
ちなみに、同シリーズのワルひ〇危機一髪の対象年齢は15歳以上だった。
そちらのゲームは通常にプラスして王様ゲームの様相も呈しているらしく、なるほど15歳以上でなければ難しかろうといったところ、しかし中の海賊を刺した英雄とも呼べる人物が、何が悲しくて『今まで告白した人数』を観衆に述べなければならないのか…
詳しくは検索してみてほしい。