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エピローグ
白の親衛士。
少年に取っては、さましくそうだった。
だが、それは偽りの色。
黒の親衛士。
それこそが、真の色だった。
終焉で暴かれた色は、少年の信じた全てを破壊するに十分だった。
全てが混ざり合い、全てが曖昧になりゆく。
白と黒――光と闇。
混沌の侵蝕。
どれが白だ?
どれが黒だ?
これは白い闇じゃないか?
これは黒い光じゃないか?
それは本当に白いのだろうか?
それは本当に黒いのだろうか?
それは本当に光なのだろうか?
それは本当に闇なのだろうか?
白い闇。
黒い光。
白あるところに黒あり。
黒あるところに白あり。
光と闇。
黒と白。
白い光。
黒い闇。
闇あるところに光あり。
光あるところに闇あり。
光と闇は表裏一体――




