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プロローグ
光と闇は表裏一体。
光あるところに闇あり。
闇あるところに光あり。
黒い闇。
白い光。
黒と白。
光と闇。
黒あるところに白あり。
白あるところに黒あり。
黒い光。
白い闇。
それは本当に闇なのだろうか?
それは本当に光なのだろうか?
それは本当に黒いのだろうか?
それは本当に白いのだろうか?
これは黒い光じゃないか?
これは白い闇じゃないか?
どれが黒だ?
どれが白だ?
混沌の侵蝕。
黒と白――闇と光。
全てが混ざり合い、全てが曖昧になりゆく。
真実は終焉で暴かれる――