第4回放送『日帰りの研修旅行』
今回は、0泊1日の京都への研修旅行-いや、日帰りの旅の話です。
この話には、地名や学校名が出てきますがフィクションなので実在はしません。
では、本文へどうぞ...
→
前回の放送の次の日...
朝早くにレギュラーメンバー一同は、レギュラーテレビの玄関前に集まっていた。そういえば、今日は研修旅行だった。(まぁ、日帰りのね。)
点呼をとり終えると赤石さんは言った。
「あー、全員いるな。」
「赤石さん。」
「どした?不藤。」
そう発した雄一に対して赤石さんは、そう聞いた。雄一は答えた。
「ここにある、板と消火器と丸っこい人形は何なんですか?」
「...あー、それはだなぁー...知らん。」
「知らないんですか!?」
赤石さんのセリフを聞いた雄一は、そう言った。すると、赤石さんはこう言った。
「だって、俺が作ったものじゃないしさ。」
「じゃあ、一体誰が?」
そう雄一が言うと、上田さんが言った。
「あー、それは俺が作った奴らだ。」
「はい?」
雄一はそう言った。すると、上田さんはため息をついた後にこう言った。
「不藤、昨日のお前の言っていた事を忘れたのか?」
「...あー、ちょっと待って下さいね。」
雄一は少し黙り込んだ。そして、昨日言っていた事を思い出したのか、こう言った。
「新キャラですか?」
「ああ、そうさ。」
「−で、名前とかはあるんですか?」
上田さんの返事を聞き、赤石さんは彼にそう言った。すると、上田さんは答えた。
「えっと、この板に手足(四角い手足)がついているのは、『バチーン板』だ。そして、消火器に手足(丸い手足)がついているのは、『消火器ならぬ消化器』だ。最後に、この丸々とした人形のみぬいぐるみたいなものは、『人形作者』でいいや。」
上田さんは、軽く名前だけを紹介した。最後のアレは、作者をキャラクター化してみたものですが、性格などは作者とはかなり異なっている設定としています。
上田さんに自分たちを紹介してもらうと、そのキャラクター達は言った。
「よろしくお願いします。」
「は、はぁ。よろしく。」
レギュラーメンバー達はとりあえず返事をした。少し遅れて池谷が言った。
「っていうか、喋らなかった?」
すると、上田さんがなぜキャラクター達が喋れたかを説明しだした。
「あー、それは人間なみの人工知能や運動機能や感覚機能などを取り付けて人間と同じぐらいになっているからだよ。」
それは、凄いな。アナタ、何かの賞を受賞出来るんじゃないか?まぁ、いいか。
「よく作りましたね。」
「まぁ、今後のレギュラーメンバーの番組の放送で使うはずだから喋れる方が良いかと思ってな。」
「なるほどね。」
雄一が言うと、上田さんはそう言った。そして、雄一はそう返した。なるほど、今後の事を考えて作るとはいい人だな。
すると、五十嵐が言った。
「ってか、そんな呑気に話してるけどよ。電車の時間とか大丈夫なのかよ。」
確かにそうだ。今回の研修旅行(日帰りの旅)は最初に電車を使って京都まで行く予定だった。
本当に大丈夫なのだろうか。すると、赤石さんが言った。
「確かに、そうなんだが。東京の駅まで送ったくれる予定の送迎バスがもうすぐで来るみたいだ。」
「わざわざバスも頼んだんですか?」
「まぁな。」
池谷の言葉に赤石さんは、軽くそう返した。すると、坪井さんは言った。
「楽しみっすね、研修旅行ー。」
少年時代に戻った感じになっているな、この人は。その状態の坪井さんを見て、大原さんはこう言った。
「坪井、はしゃぐのも良いが迷子とかにはなるんじゃないぞ?」
「大丈夫ですよ、多分。」
「多分じゃ、駄目ですよ。坪井さん。」
坪井さんが言うと、東大はそう言った。すると、何かを見た歌川さんが言った。
「あっ、バスが来ましたよ。」
それを見てパチパチズは言った。
「すっげぇ、バスだぁー。」
まぁ、パチパチズに関してはバスを初めて見るのだろうからはしゃぐのを無理もないであろうな。
バスはレギュラーメンバー達の前に止まった。すると、バスの扉が開いた。
すると、赤石さんはバスに乗り運転手と何やら話して降りてきた。そして、言った。
「よし、乗り込め。」
すると、レギュラーメンバー一同と番組スタッフ達数名は全員バスに乗り込んだ。すると、バスの扉がしまりバスは東京の駅へと向かって走行して行った...
そして、数分後...
バスが東京の駅へと到着した。バスの扉が開くと中からレギュラーメンバー達が降りてきた。全員が降りるとバスは扉を閉めると、またどこかに向かって走行して行った。
とりあえず、レギュラーメンバー達は東京の駅の中に入り京都行きの切符を買った。そして、一点に集まった。
どうやら、新幹線が来るまでまだ時間があるようだ。その暇な時間、レギュラーメンバー達の前に赤石さんが立ち結団式みたいなものが始まった...
「よし、今日の研修旅行は気合を入れていくぞ!」
「おー!!」
赤石さんの言葉の後に続けて、レギュラーメンバーは右手をあげてそう言った。すると、赤石さんは言った。
「以上っ!!」
...終わりかいっ!!っていうか、赤石さん。こういう事は研修旅行の前日にすべきはずでは?...あー、聞こえてないですね。
赤石さんの話(一言)が終わると、レギュラーメンバー達は電車が来るまでの時間、暇潰しを始めた。
売店で朝食を買ったり、お菓子を買ったり、飲み物を買ったり、本を買ったりして暇を潰していた。すると、
『まもなく、京都行きの電車が到着します。ご乗車されるお客様は、8番ホームへとお向かい下さい。』
そういうアナウンスが鳴った。すると、レギュラーメンバーを始め他の京都方面へ行く人達は8番ホームに向かって歩いて行った...
8番ホームは、かなりの人だかりだった。しかし、止まっている新幹線の1つの車両だけはがらがらだった。よくよく見てみると『レギュラーテレビの予約席となっています。』と、電子掲示板に出ていた。だから、誰も座っても並んでもいなかったのだ。
レギュラーメンバー達は、それを見てすかさずその車両に乗り込んだ。そして、数分後...
『8番ホーム、京都方面行き。まもなく出発します。』
そして、レギュラーメンバー達を乗せた新幹線は京都へと向かって行った...
その車内の中で、レギュラーメンバー達は何をしているのかというと、娯楽を楽しんでいた。まぁ、朝食を食べているメンバーが大半だがな。
すると、赤石さんがマイクを持って言った。
「えー、これより逆算しりとりを始めるぞ。」
メンバーの表情が「マジでやるんだ、それ。」みたいな感じになったが赤石さんは、それをスルーして話を続けた。
「逆算しりとりのルールは簡単。ルール、前の人が言った単語の頭文字で終わる単語を考えて言えばOK。ただし、同じ言葉を2回以上は使ってはいけない。そして、『しりとり』または『あがり』または『勝利』と言った人はゲームから抜ける事が出来る。分かったか?」
「は〜い。」
メンバー一同は言った。(新しく追加された3人も。)スタッフ達はカメラを回し始めた。...あ、これは収録されているんですね。すると、赤石さんは言った。
「順番を発表する。順番は...不藤→池谷→五十嵐→坪井→上田→大原→消化器→バチーン板→東大→歌川→人形作者→パチパチズ→赤石の順番でいく。」
さらに赤石さんは言った。
「まぁ、今日新しくレギュラーメンバーになった3人は前の人達のを参考にするようにな。」
「了解。」
人形作者、消化器、バチーン板はそう答えた。すると、赤石さんはお題を言った。
「今日の最初の言葉は...『京都』だ。じゃ、始めてくれ。」
そして、逆算しりとりが始まった...
じゃあ、始めましょう。(今回の最初のは言葉、『京都』です。)
its 逆算しりとり!!(書き方を逆算しりとり風に変えます。)
不藤「『炭火焼き』。」
池谷「『はす』?」
辞書にもありました、セーフですよ。
五十嵐「『木の葉』。」
坪井「『やっこ』。」
上田「『犬小屋』。」
大原「『回』。」
消化器「『イカ』。」
バチーン板「『サイ』。」
東大「『NASA』。」
歌川「『な』?...『かんな』。」
人形作者「『通貨』。」
パチパチズ「『津』。」
赤石さん「そうくるか。『松』。」
...2順目。
不藤「『ま』...『釜』。」
池谷「『丘』。」
五十嵐「『カカオ』〜。」
語尾を伸ばす意味は全くございません。
坪井「『鷹』。」
上田「『明日』。」
大原「『カナリア』。」
消化器「『サキイカ』。」
バチーン板「『調査』。」
東大「『郵貯』。」
歌川「『さ湯』。」
人形作者「『朝』。」
パチパチズ「『あ』ー!?...『ココア』。」
赤石さん「『ラッコ』。」
...3順目。
不藤「『コアラ』。」
池谷「返してきたか。...『刺し子』。」
五十嵐「『少佐』。」
坪井「『警察署』。」
上田「『あんかけ』。」
大原「『あ』きたか。...『エストニア』。」
消化器「『アトリエ』。」
バチーン板「『ナイジェリア』。」
東大「『サバンナ』。」
歌川「『傘』。」
人形作者「『鹿』。」
パチパチズ「『透視』。」
赤石さん「『的』。」
...4順目。
不藤「『トマト』。」
池谷「やり方が腹黒いなぁ...『鳩』。」
五十嵐「『歯』。」
坪井「そのまま来ましたか...『マッハ』!!」
語尾を強調する必要もありません。
上田「『島』。」
大原「『名無し』。」
消化器「『水菜』。」
バチーン板「『正味』。」
東大「『楷書』。」
歌川「『ろ過』。」
人形作者「『マシュマロ』。」
パチパチズ「『シマウマ』。」
赤石さん「『御曹子』。」
...5順目。
不藤「『塩』。」
池谷「『樫』。」
五十嵐「『引火』。」
坪井「『試合』。」
上田「『証』。」
大原「『タンザニア』。」
消化器「『なた』。」
バチーン板「『鼻』。」
東大「『那覇』。」
歌川「『品』。」
人形作者「『暇潰し』。」
パチパチズ「『麻痺』。」
赤石さん「『車』。」
そして、6順目に入ろうとすると...
『まもなく、京都に到着します。ご降りのお客様は準備をして下さい。』
という車内放送がかかった。それを聞くと、赤石さんは言った。
「よし、じゃあ降りる準備をしよう。」
すると、メンバー一同は荷物を持って降りる準備をした。
そして、数分後...
ある駅に新幹線が到着した。
『京都〜京都駅に到着しましたー。ご降りのお客様は運賃・切符を駅の窓口で支払い下さい。』
新幹線の扉が開くと、中から大量に人が降りてきた。もちろん、その中にもレギュラーメンバーの姿があった。
切符を改札口の駅員に渡すと、レギュラーメンバー達は近くの椅子に座った。すると、赤石さんは点呼をとり終えると言った。
「よし、全員いるな。これからの予定を説明するぞ。」
そして、赤石さんは今後の予定を発表しだした。
「まず、この駅で休憩をとる。その後、近くの焼き物屋で来ていない分のスタッフや局員達にお土産の焼き物(確定事項)を購入する。そして、バスで複智岾にある桜咲高校に行き前もって買っておいた(知らない間に買った)東京の品をクラスごとに配り授業を開始する。それが終われば、バスでこの駅に戻ってきて新幹線に乗り東京に戻る。以上だ!まぁ、何回か予定にかんしては確認するから、そのつもりで。...んじゃ、今から30分程度の自由時間を与えるから駅内で自由にしておくように、最低でも30分の9時には、ここに集まっているように。以上。」
赤石さんの話が終わると、レギュラーメンバー達は駅内に散っていった。まぁ、買い物をしたりトイレに行ったりだのやる事は人それぞれだった。
そして、数分後...
「おっ、集まっているな。今は8時50分か、かなり余裕を持って集まるとは、いい心がけだな。」
そう言った後に赤石さんは続けて言った。
「よし、じゃあ外に出て焼き物屋を探すぞ。」
そして、赤石さんは京都駅から出ていくと焼き物屋を探しに行った。レギュラーメンバー達は彼の後について行った。...何か、一種の大名行列みたいになってそうだが、気にしないでおこう。
移動中、メンバー達は周りを見ながら何やら話していた。
「かなり店があるんですね。」
「まぁ、京都ですから。」
坪井さんの言葉に雄一は言った。
「焼き物屋、見当たりませんね。」
「そうですよね、こんなに店があるのに。」
東大と歌川さんが言うと、大原さんは言った。
「色んな店があるからこそだよ。」
「だな。まぁ、歩いていれば見つかるだろう。」
上田さんはそう言った。まぁ、こんな話をしている中その後方辺りでは、五十嵐とパチパチズがピョンピョンピョンピョンはしゃいでいるが、気にしないでおこう。
そして、数分後...
「あったあった。」
赤石さんが焼き物屋を見つけた。メンバー一同がその店の前に行くとある1つの看板がたてられているのに池谷が気づき言った。
「何か、看板がありますよ。」
「何て書いてある?」
五十嵐は言った。いや、お前が読めよ。すると、人形作者が看板に書いてある文を読んだ。
「えーと、『特別価格!!1つ5000円の焼き物を5つ1箱に収納し、定価25000円で販売しています。』だってさ。」
値段はテキトーに決めました。っていうか、値段そのままじゃない?
「本当だ、特別価格じゃん。」
「だねぇ。」
消化器とバチーン板は順番にそう言った。...だから、特別価格じゃなくて普通の金額のままだって。ただ、箱詰めになっているだけですよ。
すると、赤石さんは言った。
「よし、得だな。買った!!」
「赤石さん、何の得も無いですよ。」
池谷がごもっともな事を言うと、赤石さんは言った。
「箱詰めになってるっていう、得があるだろ。」
そして、箱詰めになっている焼き物を買いに行った。雄一は言った。
「箱詰めになっているだけなんだがな...。まぁ、いいか。」
そして、数分後...
「またせたな。」
赤石さんは帰ってくると、そう言った。両手にはかなりの大きさの袋を持っていた。それを見た歌川さんは言った。
「赤石さん。それ持ち歩くの大変じゃないですか?」
「だな...どうしようか。」
赤石さんは言った。すると、上田さんが
「心配するな、大丈夫だ。」
そう言って、ポケットから怪しげな装置を取り出してその場に置いた。
「これは?」
東大は言った。すると、上田さんは解説を始めた...。
「これはな、俺が作った物体転送機だ。」
「いつ作ったんですか。」
雄一が言うと、上田さんは即答した。
「昨日の放送終了後に帰ってからだ。」
「よく、短時間で作れたな。」
「まぁ、気にするな。」
池谷の言葉に上田さんはそう言って、再び説明を始めた。
「−で、使い方なんだがな。この装置の台の上に転送したい物を乗せて、転送場所を設定しボタンを押すと自動的に転送されるという事だ。」
「それは、凄いですね。」
「さっそく使ってみよう。」
上田さんの説明を聞いたら、そう坪井さんと大原さんが順番に言った。すると、上田さんは言った。
「だな。じゃあ、赤石さんそれをこの台の上に置いて下さい。」
赤石さんは、持っていた袋を全て台の上に置いた。すると、上田さんは転送場所をレギュラーテレビと設定した。そして、転送ボタンを押した。
すると、次の瞬間...
シュンッ!!
置いてあった袋が一瞬にして消えた。すると、パチパチズと五十嵐が順に言った。
「すげぇ、消えたー。」
「一体、どこに!?」
「レギュラーテレビに転送されたよ。」
上田さんはそう言った。すると、それを確認すべく赤石さんは携帯を取り出しレギュラーテレビに連絡をとった。その結果...
「無事に届いているらしい。」
電話を切った赤石さんは、言った。おぉ、それは凄い。
「へぇ。」
メンバー一同は軽く言った。すると、赤石さんは言った。
「まぁ、焼き物も買ったしそろそろ桜咲高校に行く時間になるから京都駅に戻るぞ。」
そして、赤石さんは駅に向かって行った。レギュラーメンバー達も赤石さんに続いて駅にへと向かった...
駅に着くと一台のバスが待機していた。
「これで、複智岾の桜咲高校に行くぞ。乗り込め。」
赤石さんは言った。レギュラーメンバー達はバスに乗り込んだ。全員がバスに乗り込むと、バスは複智岾へ向けて走行した...
目的地に向かっているバスの車内では、赤石さんがある話をされていた。
「えー、バスで軽く揺られると複智岾の桜咲高校に到着する。そこでする事はいつも通りみたいな感じで授業をし、生徒達から質問があればそれに答える事を具体的にはやるらしい。−で、今日新しく追加された人形作者・消化器・バチーン板は池谷達のグループに入るように。」
その3人は頷いた。すると、赤石さんは言った。
「それでだ。もう一度だけ確認しておくが、大原・上田・坪井・東大の4人は3組に、池谷・五十嵐・パチパチズ・人形作者・消化器・バチーン板の10人は2組に、残りの不藤・赤石・歌川の3人は1組に行く。...分かったな?」
「はい。」
レギュラーメンバーが威勢よくそう言うと、赤石さんは言った。
「よし、それでいい。...−と、そろそろ着くな。みんな、降りる準備を始めろ。」
「了解。」
レギュラーメンバー達は、バスから降りる準備を始めた。そして、数分後...
バスが複智岾の桜咲高校に到着した。直ちに、レギュラーメンバー達はバスから下車をした。そして、全員がバスから降りるとバスはどこかに走って行った...
レギュラーメンバー達はバスがどこかに行くと高校の門の前に立ち、桜咲高校の校舎を眺めた。
「良い学校ですな。」
「何か、歴史をも感じられますね。」
そう大原さんと東大が順番に言った。すると、雄一は言った。
「まぁ、中は他の学校と対して変わりませんけどね。」
「そういえば、不藤さんはここの生徒でしたよね。」
坪井さんが言うと、
「まぁ、あまり良い思い出がないけどね。」
雄一は言った。すると、上田さんが言った。
「本来なら、今も2年生としてこの学校にいるはずだったのか?」
「いえ、多分...東京に戻っていたと思いますよ。」
雄一はそう返した。そして、歌川さんは言った。
「そうだったんですか。」
すると、赤石さんは言った。
「まぁ、この話はここまでにしておこう。」
「そうですよ、時間も押して来ているでしょうしね。」
「だな。早く入ろうぜ。」
続けて池谷、そして五十嵐がこう言った。メンバーは、「そうですね。」みたいな感じの言葉を同時に言った。すると、赤石さんは校舎の中に入って行った。それに続いて、残りのレギュラーメンバー達も校舎に入って行った...
中に入ると、1人の先生と思われる人が彼らを待っていた。彼らを見ると、一礼して言った。
「これはこれは、東京都レギュラーテレビ局局員の方々ですか。本日は、遠い所からわざわざありがとうございます。」
「いえいえ、こちらこそ。本日は、よろしくお願いいたします。」
先生と赤石さんは互いに挨拶をした。続けて、レギュラーメンバー達も
「よろしくお願いします。」
そう挨拶をした。すると、その先生は言った。
「では、授業の準備も出来ておりますのでこちらへ。」
そして、先生はレギュラーメンバーを案内し始めた。レギュラーメンバー全員は彼について行った。
教室へ向かう最中、人形作者は言った。
「不藤よ、あの先生は知っているのか?」
「知らないな。多分、俺が居なくなってから入って来た先生だろ。」
雄一はそう答えた。すると、赤石さんが言った。
「静かにしていろ、もうすぐで教室に着くからな。」
続けてさらに言った。
「教室に着いたら、3グループとも一斉に入るんだ。合図は無いからな、臨機応変に対応するように。」
「はい。」
メンバー一同は、そう返事をした。そして、しばらく廊下を歩いてくと授業をする教室の前に着いた。
「えー、でわ。各担当の教室の前に立って下さい。」
レギュラーメンバー達は、自分たちの担当する教室の前に立った。すると、案内をしていた先生は言った。
「じゃあ、私はこれで。入るタイミングはご自由に。」
そして、彼は去って行った。すると、赤石さんは扉に手をかけた。他のクラス担当も誰か1人が同じ動作をした。
そして、一斉に扉を開けて各自が担当している教室の中に入って行った...。(この教室の講演の話については、1組の内容のみ書きます。まぁ、3クラスともしている事は同じです。)
「失礼します。」
1組に入った。3人は一斉に言った。そして、最後尾にいた歌川さんは教室の扉を閉めた。そして、彼らは教壇へと上り生徒達の方を見た。そして、一礼をした。
「えー、皆さん。おはようございます。」
赤石さんが言うと
「おはようございます。」
生徒達も挨拶をした。まぁ、当たり前である。すると、赤石さんはこう言った。
「えー、皆さん。大変、元気があって良いですね。あっ、我々の紹介がまだでしたね。でわ、紹介させていただきます。」
赤石さんは、雄一の方手を出して言った。
「俺の右横にいるのは、不藤雄一。レギュラーメンバーのリーダーであり、1年生の時にこの高校にいた生徒だ。」
「本日は、よろしくお願いします。」
雄一は紹介されると、そう言って一礼をした。名前を聞いて何人かは「えっ!?」という表情をしたが、まぁ拍手を生徒達はした。
すると、赤石さんは歌川さんの方に手を出して言った。
「えー、右側にいるのは歌川等心だ。彼は、まぁ穏やかな性格をしています。」
「本日は、レギュラーメンバーをよろしくお願いします。」
歌川さんも、そういうと一礼した。生徒達は拍手をした。
すると、赤石さんは言った。
「−で、最後になりましたが俺は赤石雄二と言います。えー、本日限りですが、どうか楽しい時間になる事を期待しております。以上です。」
そして、赤石さんは一礼をした。すると、その近くにいた先生(担任)が言った。
「だそうです。ちなみに、俺は担任の東島悟と言います。」
東島先生はそう言って一礼した。3人は礼をして返した。
「じゃあ、ここから先はお三方にお任せします。」
そう言うと、東島先生は近くにある椅子に座った。すると、赤石さんは話を始めた。
「えー、今から講義みたいな事を始めます。まず、資料を配るので少し待って下さい。」
すると、赤石さんは資料をクラス分だけ出し雄一と赤石さんに渡した。2人は、資料を配り始めた。
資料がクラス全員に行き渡ると赤石さんは言った。(ここからの赤石さんが言う話は全て小説のレギュラーテレビの事、つまりは架空の事を話していますので本気にしないでください。)
「えー、では講義を始めます。まずは、レギュラーテレビの特色ですが、レギュラーテレビで働いている人は24時間までならいくらでも営業しても良いという事ですね。なぜ、そのような決まりになったかということは、未だに誰にも分からないようです。」
生徒達は、資料を見ながら熱心に話を聞いていた。すると、赤石さんは次の話を始めた。
「次は、給料の話をしようかと思います。まぁ、この中にも給料について気になっている人達がいると思いますが、レギュラーテレビの給料は基本的には、日収制で賄っています。給料は、まぁ最初は誰でも固定金額となっています。給料の上げ下げについては次に2回程度行われる定期考査の両方で規定された条件を達成、そして互いの考査の平均点などが一定に達していると次の月から給料が上がります。まぁ、逆に規定された条件などが1つでも満たされていなければ、次の月からの給料は減るという仕組みになっています。給料に関しては以上です。まぁ、その決め方はレギュラーテレビだけだと思います。」
ここまで言い終えると赤石さんは言った。
「えー、ここまでは大丈夫ですか?」
生徒達は何も言わなかった。という事は、大丈夫なのだろう。すると、赤石さんは話を続けた。
「じゃあ、これが俺からの最後の話になるからしっかり聞いて下さいね。まぁ、これもレギュラーテレビの特色になりますね。っていうか全部、特色になると思いますがね。−で、最後に話す事はレギュラーテレビでの教育機関の事です。えー、この中にも高校を出て就職をする進学をするという人達がいるでしょうが、まぁレギュラーテレビには高校や大学を卒業して入った人はもちろん、中学卒業や学校に通いながら働いている人達が何人もいます。まぁ、このテレビ局の凄い(?)所はそこではなくて、先程も言いましたように教育機関があります。この教育機関は、必ずしもみんなが通う必要はなくて自分が行きたい学科を年の始めたの定期考査の時にアンケートに学科を記入すると、参加する事が可能です。まぁ、もちろん受けていない方もいます。-で、1年目は3つまでしか選べないのですが、2年目以降は自由にいくつでも学科を選択し、講義を受ける事が可能になります。しかし、さっきも言ったように選択したからといって、必ずしも参加という訳でなく、自由な時間に行きたい学科の講義に参加し、入退出は自由に出来るようになっています。講義の時間は、朝の9時~夜の7時までとなっています。以上で赤石からの話を終わります。」
赤石さんの話が終わると、東島先生が言った。
「えー、立派な講義をありがとうございました。次は何を?」
「質疑応答ですね。まぁ、応答に関しては不藤と歌川が中心に答えるので。」
赤石さんは言った。雄一と歌川さんは「は?」という表情になった。すると、東島先生は言った。
「そうですか。じゃあ、質問がある人は手をあげるようにな。」
まぁ、大抵の場合は質疑応答の時にすぐに手をあげる生徒はあまりいないのだが、このクラスはどうなのだろうか。
東島先生が言って少しすると、1人の男子生徒が手をあげた。
「はい。そこの男子生徒。」
赤石さんがあてると、男子生徒は言った。
「レギュラーメンバー全員の持っている番組を足すといくつになりますか?」
すると、歌川さんは答えた。
「えー、現在は4つです。」
「もうすぐで、5つになります。」
雄一はそう続けて言った。その質問に関する答えは以上だった。すると、赤石さんは言った。
「他にある人。」
バッ!!
「じゃあ、そこの女子生徒。」
赤石さんは、ある1人の女子生徒を当てた。すると、彼女は質問を言い始めた。
「レギュラーテレビの人達は、自宅から来るんですか?」
歌川さんは
「レギュラーメンバーは、ホテルを使わせてもらっていますが...どうなのでしょうね、不藤さん。」
と言った。すると、雄一はこう答えた。
「確かに、レギュラーメンバーはホテルを使わせていただいていますが、それ以外の局員の人達もホテルを使用されている方々が大半のようです。まぁ、もちろん自宅から来られている方々も何人かはおられます。」
この質問に対する答えは以上だった。すると、赤石さんは言った。
「他にある人は?」
生徒達は誰も手をあげていなかった。これで終わりだと思っていると、東島先生が手をあげた。
それを見た赤石さんは
「はい。東島先生、どうぞ。」
東島先生を当てた。東島先生は、当てられると質問を言った。
「先程、定期考査と学科選択みたいな話をされたんですが。学科選択をした人の場合は通常の定期考査はもちろん、学科でも定期考査をする事はないんですか?例えば、国語を選択した人は給料の量を左右する月2回の定期考査と学科選択をした国語の方でも別の試験があったりするんでしょうか?」
これは、まぁ...長々と。雄一と歌川さんは言った。
「これに関しては赤石さんしか知らないはずなので...赤石さん、お願いします。」
「了解だ。」
赤石さんは、そう言うと先程の質問に対する答えを言い始めた。
「えー、今回の質問の内容は『学科を選択している人は、月2回行われる定期考査と余分に学科での定期考査が実施されるか。』という事でしょうね。...単刀直入に言いますと、ありません。試験は基本的には、月2回の給料を決める基準となる定期考査のみです。しかし、授業に行くのは無駄な事ではありません。」
「その定期考査のテスト勉強にもなるからですか?」
東島先生は言った。赤石さんは言った。
「その通りです。」
そして、さっきの解説の続きを言い始めた。
「つまり、学科選択というのは給料の額を落とさないためにも参加している人もおられるんです。そして、自分の知らない事や苦手を克服、得意を磨く為にも活用されている人達が多くいます。まぁ、高校で言いますと、進学講習と言った感じになりますね。」
以上が、質問に対する答えだった。これまた、長々とお疲れ様です。
言い終えると、赤石さんは言った。
「えー、他には?」
無し。東島先生も手をあげてはいなかった。すると、赤石さんはこう言った。
「えー、では授業を終わりましょう。起立...」
教室内の人達は全員、その場に立った。
「気をつけ、礼っ!!」
赤石さんはそう言うと、一礼をした。同じように雄一と歌川さんも一礼をした。それに続いて1組の先生並びに生徒一同は礼をし、
「ありがとうございました。」
と言った。すると...
キーンコーンカーンコーン×3回?
チャイムが鳴り、授業が終わった。すると、生徒達は廊下に出るなり何なりと自由な感じになった。赤石さんは雄一に言った。
「不藤。俺と歌川さんは、あっちに行っているから生徒達と話したかったら話して来い。時間になったら、呼びに来るからな。」
そして、赤石さんは歌川さんはどこかに行った...
雄一が、ボーとしていると生徒達が何人かよって来た。それに気づいた雄一は言った。
「...何か?」
「久しぶりだな、俺達を覚えているか?」
そう聞かれ、雄一は答えた。
「覚えているよ。山田慎一と鈴原理菜と山本美穂の3人だろ。」
「おー、覚えていたか不藤。」
「忘れる訳がないだろ。」
慎一にそう言われると、雄一はそう返した。すると、理菜は言った。
「まさか、テレビ局員になって学校にまた来てくれるなんてね。」
「その言い方、予想外だった?」
「そりゃそうだよ。同じ年齢でテレビ局員になってるなんて凄いじゃん。」
雄一の言葉に美穂はそう言った。すると、雄一はこう言った。
「まぁ、赤石さんに誘われて行ったら局員になっていたんだけどね。」
「へぇ〜、そうなんだ。」
美穂はそう言った。すると、雄一は言った。
「まぁ、いつでも見学可能みたいだから来たいときにレギュラーテレビに来てくれたら良いみたいだけど?」
「そうなの?」
「みたい。」
理菜の言葉に雄一はそう言った。すると、後ろの方から赤石さんが雄一に言った。
「不藤、そろそろ帰るぞ。」
「了解です。」
雄一はそう返事した。その後に話していた3人にこう言った。
「じゃあ、帰るわ。またな...」
「ああ、元気でな。」
「そっちもな。」
慎一の言葉に雄一はそう返して赤石さんのもとに行き、学校の外に出て行った...
「話してきたか?」
「少しだけでしたけどね。」
「そうか。」
赤石さんが言った言葉に答えた雄一に対して赤石さんはそう言った。
すると、赤石さんはレギュラーメンバーの点呼をとった。
「よし、全員いるな。帰るぞ。」
赤石さんはそう言った。すると、レギュラーメンバー全員はバスに乗り込んだ。
全員がバスに乗り込むと、バスは京都駅に向けて出発した。
そして、京都駅に到着するとすぐさまレギュラーメンバー達は東京行きの新幹線(貸し切り車両)に乗り込んだ。
車両内では、赤石さんがレギュラーメンバーにこう言った。
「今日はお疲れ様。まぁ、いい経験が出来ただろう。これからレギュラーテレビに帰る。まぁ、帰ると現地解散となるからそのつもりでな。」
「了解です。」
レギュラーメンバー一同は、そう答えた。そして、新幹線で揺られる事、数時間後...
『終点東京、東京でございます。』
レギュラーメンバー達は東京駅に着くと、待機していたバスに乗り、レギュラーテレビの正面玄関の前へと帰ってきた。
バスから降りると、赤石さんは言った。
「じゃあ、ここで解散だ。これからは自分達の自由にしてくれ。んじゃ、解散。」
言い終えると、赤石さんはレギュラーテレビの中に姿を消して行った。
その後、レギュラーメンバー達も1人1人バラバラにその場を去って行った。
こうして、レギュラーメンバー達の初の研修旅行という名目の旅は幕を閉じたのであった...
なんだろね。
今回、異常に長いセリフが多かった。
何回、コピーミスをした事か...
まぁ、気にするな!
えー、焼き物の値段...特別でも何でもなかったですね。
そして、上田さん。凄い物を作っていましたしね。まぁ、近未来か遠未来かは分かりませんが、とにかく凄かったですね。何でも座標をセットすると、そこに転送されるのですから。(正直な気持ち、作者は欲しいと思っている。)
それは、さておき...
レギュラーメンバーは、旅が終わり帰ってきましたね。
そろそろ定期考査の点数が知りたくなってくる頃。
さて、間接的には誰が落ちているのでしょうね。(まぁ、こう書いてますが多分、次回はそれについてはしません。)←おいっ!!
まぁ、何はともあれ次回作をお楽しみに。
でわでわ...