社員旅行で浮気をしてきた彼女だが、オレにそっくりだったから許す‼︎
彼女がっ‼︎
オレの彼女がっ…
…
オレの彼女は今、社員旅行中だ。
たぶん…
いや、きっと…
ううん、絶対そうであってほしいっ‼︎
しかし…
疑うべく事件が起きてしまったのだ。
なにって…
携帯でオレは動画を楽しんでいたんです。
でも、ふとみなみとのやりとりを思い出して、何日帰宅かなって見なおしていたら…
そしたら、画面にこんな文字が送られてきたんです。
送り主 彼女のみなみ
文面は…
(ヤバいよ由華キチ‼︎運命的な出逢い果たす‼︎昨夜…一晩中、みつめあい愛つめつめしあいました‼︎)
ってきたんよ…
由華キチって、みなみの親友なんですよね。
あい愛つめつめとは…
…
とにかく…オレに誤送信したんでしょうね。
すぐさま削除されましたよ。
えぇ…
でも…みてしまいましたからねぇ。
…
問い詰めるべき?
それともみなかったことに…って思っていたら、ピコンと、みなみからなにやら送られてきた。
(みた?)
と。
(うん)
と返事を返すとみなみから着信がきた。
「もしもし…」
「あ、春希‼︎ごめんなさい‼︎誤送信で…」
「うん。」
…
少しの沈黙を経て、みなみが
「帰ったら…すべてをお話しして、その際…会っていただきたいお方がおります‼︎そっくりさんなの。ほんとはサプライズしたかったのにー」
ってさ‼︎いうんですわ‼︎
オレは…どの立場のどのポジションでいけば良いのでしょうかね…。
とりあえずは…
わかったよって返したんだけど…
そっくり…さん?とは⁇
ただでさえ、働かない脳みそなのに…これ以上…どう働かせて、どう頑張ったらいいのやら…。
いや…もうすでに負けているから、頑張りようがないような。
オレは、みなみが社員旅行から帰ったら…いま彼から、もと彼に変身するのだろう。
そんな変身したくなかった…
でも、しょうがないよなぁ…
選んだのは、みなみだし…
選ばれなかったのは、オレなんだし…
そして、旅行から帰ったみなみがオレの元へ現れた。
ひとりで…
運命的な出会いをした彼がいない。
…遅れてやってくるのだろうか?
「えと…」
「じゃーん‼︎」
テーブルには、可愛らしいキーフォルダーが置かれた。
⁉︎
「えっ⁉︎これって…」
「うん、そっくりでしょ?春希に」
…
「え…もしかして、運命的な出会いって…」
「そうだよ‼︎このキーフォルダーみたとき、ビビってなって、めっっっっちゃそっくりなんですけど‼︎ってなったよ〜。春希じゃ〜ん♡ってね」
…そういうことね。
「ごめん。オレ…疑ってた」
「え?そうなの?それは知らなかったけど、でも、もう疑いはれたん?ならそれでよくない?」
「…うん、みなみ…オレそっくりなキーフォルダーと、オレをみつけてくれてありがとうな」
「ううん、こちらこそわたしをみつけてくれてありがと♡」
彼女は、浮気していたんじゃなかったんです。
むしろ、オレを大好きでした♡
おしまい♡




