あとがき
どうも、作者のM—maoです。
まずはここまで読み進めていただき、本当にありがとうございます。この短編を最後までお付き合いいただけたこと、作者として大きな励みになります。
■本作のインスピレーションについて 実は私自身、本編『復讐の英雄』のグランディ編の結末はとても気に入っています。 ではなぜ、この番外編があのような形になったのか。 それは恐らく、私が過去に触れ、原点ともなったある作品――KIDの『Never7 -the end of infinity-』の影響を強く受けているからだと思います。
今となっては「古典」と言われる作品かもしれません。ですが、当時あまり余裕がなく、学業にも迷いを感じていた時期に、私はこの作品と出会いました。 正直、受けた衝撃は計り知れません。最初に攻略したのは【優夏】だったのですが、初めてループに突入した時のあの戦慄は、今思い出しても鳥肌が立つほどです。
なぜここでこの話をするのか。それは本作の根底にあるものが同じだからです。 あのゲームで、私は「鈴」こそが打開策だと信じ、良さそうな選択肢を選び続けました。しかし結果は繰り返される輪廻。最後には耐えきれなくなり、「こんな物が苦しみを生むなら壊してしまえ」と鈴を壊す選択をしました。 すると……意外なことに、それがハッピーエンドへの道だったのです。朝日の下で【優夏】と口づけを交わす、あの結末へ。
あの時、私は無上の喜びを感じました。ですが同時に、作中の名曲『Once more』が、まだ他のヒロインがいることを私に思い出させたのです。
そして触れた『Cure』の物語。 ……正直、腰を抜かしました。こんなに狂気じみた展開があるのかと、数晩寝付けないほどの恐怖を味わいました。
もちろん、この番外編とCureに直接の関係はありません。ただ、エドの最後の結末は、当時【沙紀】ルートをクリアした時の記憶を頼りに書きました。彼女が最後に身を投げる時のあの瞳――あの一枚のCGが忘れられず、だからこそ、エドがあのような決絶を持って「彼ら(怪物)」と向き合うことができたのです。
■『沙耶の唄』とホラー演出について もし本作が『沙耶の唄』に似ていると言われたら、私は否定します。私の精神性はまだあそこまでの深淵には達していません(笑)。 ただ、沙耶のタイトルBGMは名曲ですね。第5話を執筆中は確かにあれを聴いていました。ですが、最終話(第6話)の結末は『Once more』を聴きながら、初心に帰るような気持ちで書き上げました。
ちなみに、作中のダークで不快な描写について。 正直に言うと、ここが執筆で一番苦労した部分です。ホラーはあまり得意ではなく、やりすぎではないかと不安でした。 恐怖演出のインスピレーションに悩んだ末、映画『死霊館のシスター(The Nun)』を参考にしました。地下室でヒロインが鏡を見た瞬間、シスターが現れるあのシーン……あそこから着想を得て、自分なりの幻想を膨らませました。
もし既視感のある展開になってしまっていたら申し訳ありません。ホラー下手なりに全力を尽くしました。もし「もっとこうすれば怖い」「良いアイデアがある」というご意見があれば、ぜひ感想欄で教えてください。今後の参考にさせていただきます。
■最後に 怪物の正体については、本編の第三章で明かされる予定です。明かさないわけにはいきませんしね。エドをずっと眠らせたままにするわけにはいきませんから(笑)。
後書きで自分語りが多くなってしまいましたが、どうしても創作の経緯をお伝えしたかったのです。 もしこの短編を気に入っていただけたなら、幸いです。
感想、ブックマーク、そして下にある【★★★★★】評価ポイントをいただけると、作者にとって最強のガソリンになります。本当に、とてつもない励みになります。
皆さんの感想を心待ちにしています。 それでは、また本編で。エドのこれからの物語にご期待ください。




