第5章:クロノスのサボり事件
佐藤太郎(25歳、無職、転生管理局臨時職員)は、転生管理局の事務室で、書類の山と格闘していた。目の前のモニターには「転生者データ処理遅延:残件数3982件」の赤い警告が点滅。空気はまるでブラック企業の地獄絵図。主任女神ルナリアは、6本目のエナドリを握り潰しながら、キーボードを叩く音が戦場のドラムロールのようだ。彼女の目のクマはもはや宇宙規模、髪は芸術の域を超えてカオスそのもの。
「太郎、ボーッとすんな! データ入力急げ! 締め切りは今夜23時59分59秒! クロノスはどこだよ!?」
ルナリアの叫び声が事務室に響く。太郎は、ステータス「運S」以外オールEの凡人なのに、転生管理局の過酷な業務に放り込まれ続けている。前回の書類処理でルナリアから「嫌いじゃない」と言われ、ちょっとだけ絆を感じたものの、事務室には子スライムサイズのスライム王が「同僚! 俺の粘液で効率化だ!」とヌルヌル動き回り、書類をさらにベトベトに。
「ルナリアさん、クロノスさんって…時間管理の女神ですよね? また寝坊?」
「寝坊どころか、3日サボってる! 時間軸管理が彼女の仕事なのに、異世界の時間がバグってるんだよ!」
ルナリアの説明によると、時間管理の女神クロノスはロリっ子風の古株だが、過労でサボり癖が爆発。最近、異世界SNSで「時間停止コスプレ」を投稿してフォロワー稼ぎに夢中らしい。そのせいで、農村ワールドの時間がバグり、「1日が5分」しか進まない異常事態。村人から「作物が育たねえ!」「祭りが5分で終わる!」とクレームが殺到中だ。
そこへ、ゴスロリ風のトラブル処理女神ベルフェゴールがドスドス入ってくる。「ルナリア、クロノスまたサボってるぞ。私のバグ処理も滞ってるんだ。てか、凡人、書類整理は進んだのか?」
「え、俺、がんばってるっすよ! でもスライム王が…」 太郎、ヌルヌル書類を指差す。
スライム王、得意げに。「同僚! 俺の粘液は結束の証だ!」 書類がさらにベトベトに。
ルナリア、頭を抱える。「もう無理…クロノス、どこだ! 太郎、お前、クロノス探して時間軸バグ直してこい!」
「俺!? 臨時職員なのに!? スローライフは!?」
ベルフェゴール、ニヤリ。「凡人、動けよ。クロノス見つけたら、私が締め上げてやる」
クロノス、発見!
太郎は、ルナリアから渡された「時間軸追跡デバイス」(見た目はボロいスマートウォッチ)を頼りに、クロノスを探す。デバイスが導く先は、天界の片隅にある「女神リフレッシュルーム」。そこには、ピンクの寝間着姿でハンモックに揺られるロリっ子女神クロノスが、スマホ片手に異世界SNSをチェック中。「ふふ、フォロワー10億突破! #時間停止コスプレ、トレンド1位!」
「クロノスさん! なんでサボってるんすか!? 異世界の時間、5分で止まってますよ!」
クロノス、ビクッと飛び起きる。「うわっ! 凡人!? てか、臨時職員が私に指図!? 時間管理は私の仕事、ほっとけ!」
「ほっとけないっすよ! 村人からクレーム殺到、ルナリアさん過労で限界っす!」
クロノス、ふてくされる。「過労? 私だって1000年働いてるんだぞ! ブラックすぎてサボりたくなるわ!」
太郎、なろう知識をフル動員。「なろうなら、サボりキャラもピンチで覚醒する展開っすよ! クロノスさん、時間軸直して、ルナリアさんたちを助けましょう!」
クロノス、目をキラキラさせる。「なろう? 覚醒? ふむ、悪くない響きだな! よし、凡人、一緒に時間軸直すぞ!」
時間軸バグの地獄
太郎とクロノスは、農村ワールドへ転送。そこは、時間が5分でループするカオスな世界。村人たちは「また朝だ!」「祭りが5分でリセット!」とパニック。空には、なぜかスライム王の分身(バグで増殖)が「同僚! 時間ループも俺の粘液で解決だ!」とヌルヌル浮遊。
クロノスが時間軸修復装置(見た目は古い時計)を起動するが、過労で集中力が切れ、「時間加速」の設定をミス。1日が5秒に短縮され、村人たちが「うわああ! 時間が早すぎる!」と高速で動き回る。太郎、慌てる。「クロノスさん! 逆効果っす!」
「うっ、ミスった! システムバグが私の時間操作を狂わせる!」 クロノス、珍しく焦る。
太郎、テキトーななろう知識を炸裂。「なろうなら、ピンチはシンプルな方法で解決! 時間軸って…リセットボタン押せばいいんじゃね?」 太郎の「運S」が発動し、修復装置の隠しボタンを誤って押す。すると、時間が正常に戻り、スライム王の分身も消滅。村人たちが「やっと普通の朝だ!」と歓喜。
クロノス、呆然。「凡人…お前、適当すぎるだろ。だが、結果オーライだ!」
クロノスの過去とやる気
管理局に戻ると、クロノスがポツリと語り出す。「実は私、転生システムの創設者なんだ。1000年前、魂を救う崇高な仕事だったのに…なろうブームでブラック企業化。もう疲れたよ…」
太郎、真剣に。「クロノスさん、疲れるのはめっちゃわかるっす。でも、なろうの主人公なら、仲間と一緒にピンチを乗り越える! 楽しく働ける管理局、作りましょうよ!」
クロノス、目を輝かせる。「楽しく…? ふむ、凡人のくせに、悪くないな! よし、私も本気出すぞ!」
ルナリアとベルフェゴールが戻ってきて、時間軸修復を称賛。「太郎、クロノス、よくやった! クレームも減ったぞ」 スライム王が「同僚! 俺もやる気だ!」とヌルっと乱入し、書類をまたベトベトに。ルナリアが「やめろー!」と叫び、事務室はいつものカオスに。
太郎、心の中で呟く。「スローライフは遠いけど…なんか、仲間って感じ、悪くねえな」




