第1幕 1 追えない犯人
私たちが住むこの町ではとても狂気的な事件が起きている。
この月光町では最近夜中に殺人事件が起きて回っている。
殺人が起きる場所は特徴がなくまた被害者にも共通点はなかった。
探偵としてこの事件を解決できればどれほど名を上げることができるだろうか?
これだけを考え調査を進めていくのだった
「まただ。また例の殺人事件があった」
私は事務所で助手に向かってそう語りかけている
「そうっすね…犯人は何を考えているのやら」
どこか薄っぺらいような答え方をしている彼は山崎悠晴と言い私のもとに働きにきてくれた助手である
「今回も特徴と言われるほどの特徴はなかったな」
私はそう言うと彼はこう答える
「でも、事件はまた夜に起きたっす。」
そう、事件は毎回夜から深夜にかけて起きていることだけは一貫している。
そこまでわかっているのに捕まえられないのは犯人がとても賢いからなのだろうか
「全く、この事件のせいで警察は無能だ無能だ言われてるっすけど…そこらじゅうに仕掛けてある監視カメラにも映らないってなるとわりとお手上げ状態ではあるっすよね」
「そうだな。私たちも協力させてもらいできる限り仕掛けたつもりだがいつも映らない。」
警察だって猫の手でも借りたいくらいなのだろう。
こんな事務所にも協力を仰ぐなんて本当に世も末なのかもしれない
「犯人は監視カメラの位置すらも把握してるんすかね~」
「そう考えるよな…」
そう考えるのは普通の事である
ならばこちらも普通な事で対策をしてみよう
「警察に監視カメラのないところの夜間警備頼んでみよう。おそらく1番手っ取り早い。」
その後私たちは警察に連絡を取りその話しをした
「……私たちに犠牲になれとでも言うんですか?」
警察から返ってきた答えはこうだった。
それもまた普通の反応だろう
「今までその理由であなた達は警備をしてこなかったんですか?」
「いや、警備事態は少しくらいはしてましたが…」
「なら犯人は警察を狙わない可能性もありますよね?あるなら私たちの誰かはやらなくては」
「……とりあえず1日誰かを夜間に配属させましょう」
……恐らく配属された人が犠牲になるかならないかでまた犯人の行動がわかるかもしれない
その後私たちの事務所では夜9時くらいまでは監視カメラの確認と犯人の行動パターンなどがないか確認し、今日は警察に任せてゆっくり寝るとしよう
今回は少しミステリー物を書けたらなと思う書かせていただいています。
もしかしたら物語には主人公の名前が現時点でてない可能性もあります。
大丈夫です。そのうちわかります。
警察の人の名前もでてくるでしょう