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エヴァと長い1日 暗躍

ー『いったい 何が起こっているのだ? あの魔術師の女はなぜ生きているのだ?

ファビオたちが失敗したということか……あるいは、怖気づいて逃げたのか?

いや奴らに逃げる場所など無いはずだ タリータもここに居るしな

なぜ連絡がないのだ? まさか警察に捕まったのか? それならば警察から連絡があるはずだ

それにしても、あの魔術師の女が言っていた 凶器が白日のもとに晒されるだと?

アレを知っているのは、自分とファビオだけだ まさかファビオが喋ったのか?

あるいは俺を脅迫するために密かに所持するつもりなのか? そんな事は絶対に許さんがな

俺にとって最悪なシナリオは、ファビオが俺を裏切り、あれを脅しの道具にされることだな


それにしても、あの魔術師の女……ロウソクを灯してみたり、水をワインに変えるだと?

あの女には本当に魔術を使えると言うのか?あの離れの地下室、あれを知る人間は限られている

それをあの女が言い当てたというのは、あの女がファビオと通じているか、本物の魔術師ということ……それならばアレが白日のもとに晒される可能性は高いということか?

面倒だが、手を打たねばならんな』ー



        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



エヴァたちが帰った後のファべレイラ家の居間

先程までの幻想的な雰囲気から、かすかに残ったお香の残り香以外は、いつもの風景へと戻る


「初めて見たけど、あのブードゥの祈祷というのは、凄いものだな 本当に明日には犯人が捕まりそうな気がするよ」

アドリアーノの従兄弟で、サンパウロの医大に通うエディーが感嘆の声を上げる


「エディーあれはブードゥではなく、カンドンブレだとエヴァに言われただろう それにしても

彼女、可愛かったな~ サンパウロにもあれだけ可愛くて、知的な女の子ってなかなか居ないよ なんとか帰るまでに連絡先くらい聞いておかないとな」

エディーと同じ大学に通う アドリアーノの従兄弟で自称プレイボーイのエルビスがニヤける


「彼女は、アドリアーノの家庭教師なんだろう? アドリアーノに聞けば良いじゃないか 

連絡先くらい知っているんだろう?」

エディーに話を振られたアドリアーノが、慌てて首を振る


「絶対に教えない! そもそも知らないし」


「はっ!? お前もエヴァが好きなのか?」


“ドンッ”とテーブルを叩く音に“はっ”とする3人

「お前たち、エルトンを殺した犯人もまだ捕まっていないのに、ちょっと不謹慎じゃないか?」

ジョージが顔を紅潮させて、噛み締めるように怒鳴る


「ごめん そんなつもりじゃないんだ、少しでも空気が和めばと思ったんだけど ジェシカ伯母さんもごめんよ」

エディーの謝罪に、大丈夫と首を振る ジェシカ



ジョージの弟でメトロポリタン病院の副理事長を務めるセルジオが、立ち上がり 

ジョージの横に腰を下ろす 


「あの魔術師の女が言っていた離れの地下って、例の隠し部屋のことだよな? なぜ埋めちまわなかったんだ?」

ジョージの耳元に顔を寄せ 誰にも聞こえないように囁やく セルジオ


「ここを作る時、親父はまだ元気だったからな また使う気でいたのかもしれないな……」

同じように小声で答える ジョージ


「今は下手に動けないが、ほとぼりが冷めたころに埋めちまってくれよ どうにも気持ちが悪いだろう 今になったら父さんの死に方もあれの呪いじゃないかと思えてくるよ」


「馬鹿な事を言うな まぁわかった、いずれ埋めることにしよう」


           〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ンザンガ·シノに居るブルーノの携帯電話が鳴る


[車が1台、ファべレイラ家を出たぞ 尾行した方がいいな?]


[はい お願いします ファべレイラ家の張り込みには、自分がすぐに向いますので、後で連絡してください]


「動きがあったようだな、俺たちはファべレイラ家の見張りに行くぞ 急げ!」

エリカに礼を言い、フースカに乗り込む エヴァとブルーノとクレイトン


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