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エヴァと長い1日 爆ぜる

KAKOGAWA通りからモランゲーラ通りへと合流すると、片側3車線の大きな幹線道路になる

その中央分離帯に沿った1車線はバス専用レーンで、一般の車両の通行は禁止されているレーンだ

環状交差点では、ロータリーを周回しながら一般車両が迂回していくところをバス専用レーンは

直進することが出来る

その環状交差点を猛スピードで直進し、2つ先の交差点の先頭、赤信号で停車している2台のHONDA CBXに向けぐんぐんと加速していく 青いフースカ

最初の赤信号を横断してくる車両をリアを滑らせながら間一髪で回避すると、何事もなかったかのように体勢を立て直し、再びバス専用レーンを疾走する 


「エリカさん 兄に伝えて下さい フースカを傷つけるけど、ごめんなさいと」


ー「あの車を傷つけるって言っています!!」ー


赤信号の待ち時間が残り5秒ほどを告げている交差点にギアを2速に落とし、急激な制動に車体を軋ませながら ステアリングを右に切りアクセルを軽く抜くと、RR車(リアエンジン·リアドライブ)のフースカは回頭性が上がり内側に切り込みながら、停車している車両のギリギリを通過しながら 後輪を滑らせ先頭に停車している2台のHONDA CBXを巻き込みながら 交差点脇のガソリンポストへと横滑りしていく


ー「やめろ〜〜!!」ー


“キッキキィィィィッーーーーーードッシャン!!”


運転席のドアを開け、飛び出す エヴァ

「ハービーシリーズ 見ておいてよかったです 今度ゼッケン“53”をつけてあげましょう」

そう言いながらフースカの屋根に赤色灯を載せ、労わるように撫でる


助手席のドアを開け、這いつくばるように出てくる エリカ


周囲の通行人が、驚き 遠巻きに見ている中を、フースカから降りたエヴァがバイクへと歩く

折り重なるように倒れたHONDA CBXの下敷きになっている4人の男たち

ようやく片足を引き抜いた男が、立ち上がる 「Me escapo!」(俺は逃げる!)

「¡Esperar! ¡Ayúdame! !」(待て!助けてくれ!!)

立ち上がり駆け出そうとした男のあごに、右脚の膝を高く上げ、狙いをすませた足の甲が射抜く

「アプチャギ!」(前蹴り)

男の後頭部が跳ね上がり バイクから抜け出そうともがいている男の上に倒れ込む

エヴァの動きを見た3人が胸元から拳銃を取り出すが、すでに空中で腰を捻っている エヴァの

右脚が旋風のように回転すると3人の拳銃を、その手から弾き飛ばす

「ドルリョチャギ!」(回し蹴り)

上体を起こし、飛ばされた拳銃に手を伸ばそうとした男の脳天にエヴァの踵が落ちる

「ネリョチャギ!」(踵落とし)


バイクの上に飛び乗ると、両拳を固め構えを取る エヴァ

「やってて良かった テコンドー」

「Ay, ay, apártate!」(痛い痛いどいてくれ!)


「お~~!!」 “パチッパチッパチッパチッパチッ!!” 「おお~~凄いお嬢ちゃんだ!!」

遠巻きに見守っていた通行人や、ポストの従業員や客たちから拍手喝采を浴びる エヴァ

それに遠慮がちに片手を上げ応えると「ジーンズを履いてきて正解でしたね」と独り言ちる


“パンッパパパッパパンッー パンッパパッパパアンパンッー”

単気筒特有の排気音が聞こえ、ガソリンポストに入ってくる1台のYAMAHA DT180

 

青いフースカにすぐさま駆け寄り、車の周囲を確認する

「あああああっぁぁぁぁっ〜〜!!! エヴァ〜やってくれたなっ!!!!」


「はい 4人とも確保しました、応援を呼んで連行してください」

いまだバイクの上から4人を指さす 


「そっちじゃなくてフースカだよ! ああ可哀想に、見ろ右側のドアがベッコリッ!!」

腰を落とし、傷ついたドアを労わるように撫でる ブルーノ


「もう しょうがないですね エリカさん携帯電話をお願いします」

フラフラッとした足取りで エヴァに近づき携帯電話を差し出す エリカ

 「エヴァ……あなた凄いのね 死ぬかと思ったわ」


「これからが本番ですから エリカさんの出番ですよ」



いま いいね!をして下さるといいね!第一号になれますwwww これまでいいね!が無い(T_T)

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