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いきなりプリズン  作者: Tom
1/1

ハジマリ

初めて小説書いています。このお話辞めるべきか続けるべきかの評価してください。

アレがまさかこんなことになるなんて誰も思っていなかった

キーンコーンカーンコーン、その音は解放の音でもある。午後4時学校が終わるとすぐに俺は駆け出した。いつものように自転車にまたがりイヤホンを付けて10メートルほどの橋を渡る。「ちょっと止まってもらえるかなー?」見慣れた制服に帽子をかぶり腰には警棒をさしている。「なんでとめられたかわかるかな?」幼児を相手にしているかのような警官の喋り方に少し腹が立った。「イヤホンですよね、すみません、次からは気をつけます」「次とかないから、君これで8回目だよね?なんで僕たちがこういうの取り締まってるかわかる?君らのためだよ?なのに君ときたら反省する気ゼロ、だから特別指導ね」俺の返答に間髪入れず嫌味ったらしく言ってくる警官に苛立ちが抑えきれず思わず舌打ちをしてしまった。ゴツっっという鈍い音が後頭部から聞こえたがそれからのことは覚えていない。ズキッという痛みとともに目がさめると、周囲には囚人服のようなものを着た老若男女さまざまな人がいた。ハッとして自分の姿を見ると自分も囚人服のようなものを着せられていることに気づいた。意味のわからない状況に戸惑ったが情報を集めようと思い隣で神経衰弱をしている見る限りニューハーフの男達に状況を聞いた。ニューハーフの男達以外にも訪ねたが皆一様に警官に止められたことまでは覚えているがそれ以降のことが思い出せないらしい。この牢屋のような部屋には15人ほどが投獄されており、同じような牢屋が横一列に数個確認できた。そして奇妙なことにどの牢屋の者もなんの緊張感もなく神経衰弱をするニューハーフもいれば三点倒立に挑戦するデブもいた。今何時なのだろうか、ふとそう思ったとき初めて荷物が全てないことに気づいた。数人の中1人焦る俺になんの気も止めることなく刻々と時間が過ぎて行く。すると突然牢屋の外に絢爛な装いの女とその女に群がる数え切れないほどのダニが現れた。なぜ俺が1ミリにも満たないダニを遠方から視認することができたかって?ダニが群れになって「ダニ」という文字を表現していたからだ。俺は唖然としていた。警官に殴られて目が覚めると周りには神経衰弱をするニューハーフや、明らかにできなさそうなのに三点倒立に挑戦するデブがいて、牢の外にいる女はなぜかダニを従えていてそのダニは最上の自己アピールをしている。まさにカオスとしか言いようがない。よく見たら囚人服のボーダーだと思っていた縞模様の線は「カオス」という文字の羅列だった。しかしこんな状況でも周囲の奴らは神経衰弱や三点倒立に勤しんでいる。すると先ほどの女とダニたちが俺のいる牢屋の方へと歩み寄ってきた。「んン?お前正気か?」そう女が言葉を掛けてきたが訳がわからなすぎて言葉が出なかった。正気ではないと判断したのか女は後ろを向き歩いていったと思うとその姿が崩れるように見えなくなっていった。起こった事象が頭の中で整理しきれないでいると牢屋の隅からか細い声が聞こえ、その声の先に目をやった。そこには苦しそうに腹部を抱えた老人がうずくまっていたがやはり俺以外誰も気付いていなかった。すぐさま駆け寄り「誰かッ!助けてくれ、じぃさんが死にかけてるッ」というシミュレーションを頭で3回通りやってから行動に移した。「誰かッ!た....」途中まで言いかけて何者かに口を塞がれた。「デケェ声出すんじゃねェ、このクソガキッ」眼球を極限まで右に動かすとさっきまでうずくまっていたじぃさんがいた。まだ息はできたが俺の持てる最大の演技力で「息ができない人」を演じるとすぐさまじぃさんは手を離してくれた。「じぃさん体なんともねェのか?」と息を切らしながら問いかけると腹が減って死にそうだっただけだと言った。ちなみに「息ができない人」の演技はまだ終わっていない。じぃさんにいろいろ話を聞くと怪訝そうな顔をしながらも教えてくれた。ここはさっきの女の土地で住所は不明、捕らえられた詳細は不明だがあの女に関わるものが連れてこられているとだけわかっているらしい。なぜこんなに情報を知っているのかと尋ねると定年間近の刑事らしく、失踪者の調査をしている時に交番の前できれいな女の人にビンタされて気づけばここにいたらしい。しかし全て計算通りで潜入捜査をしており、かれこれ4日目で腹が減っていたみたいだ。ついでに周りの奴らがおかしい理由も尋ねると「クスリだ。ここへ運び込まれると2種類注射を打たれる。俺が正気なのは事前にワクチンを注射していたからだ。が、お前さんが正気な理由はわからねェな。ちなみにお前さんなんて名前だ?」「..思い出せない」そう答えると顎髭をいじりながら刑事ドラマっぽく答えた。「やはりな。あの女に関する記憶が消されてるか思い出せなくなっている。周りの奴らもそうだ。ちょっとおかしくなるクスリと記憶を操作するクスリの2種類打たれて片方しか抗体を持ってなかったみたいだな」だんだん状況を理解し始めた俺は先ほどまでやめそうになっていた考えるという行為を再び始めた。俺の持つ抗体とじぃさんが打ったワクチンの共通点がわかれば何かわかるかもしれないと思った俺はすぐさまじぃさんにワクチンの内容を聞いたが答えるのを渋るので「知りたい人」を演じると言いたくなさそうに答えてくれた。「ワクチンって言ったら聞こえが良いと思ってそう言ったが、実はネルネルネールネルだよ。」このジジイ頭おかしいのかと思い「今ボケとかいらないから、ボケにしてはレベル低いよ?」責めるように返答すると「アホ!60近いジジイがこんなわけのわからんボケすると思うかッ!!こちとら好きでネルネルネールネル♪とか言いながら混ぜてるわけやないんや!」

どうです?いまのところ、、、

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