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冒険者『斬る』の非日常  作者: 注文の多い灰猫
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0章 O話


田舎とゆう程、田舎でもなく都内とゆう程、都内でももちろんない。

コンビニは自転車で20分ほどかけてやっとあり


そこまで畑もそんなに有るわけでもなくあるとすれば海水浴場があるくらい


要するになんの変哲もない普通過ぎるどこにでもありそうな片田舎


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


現代に生まれ生きている生粋の鈍りきった戦争なんて体験などしたこともない現代人

主人公

の彼は絶賛引き籠り満喫中

緩み切った生活を謳歌している

中学3年の14歳


名前を内峰うちみね 巧芽こうが



性格はひねくれていて気まぐれであまのじゃく、

親の〈飼い猫〉を自称し

もしかしたら

まだ中二病を患っていて

身体を大人に成って来ているというのに

子供気分が

抜けていないのかもしれない。

(事実、外界→現実の学校生活からドロップアウトしてしまった今、同い年の同級生達とも会話等をしていないので考えや人生の事も甘く・軽く考えている節がある)



かれこれ2年とちょっと引きこもっていて出かけるのは映画を見に行ったりやマンガなどを買いにいく時だけ


肌も白くなり

元々、白かったのに拍車が、かかってきて身体付きも太ってはいない

が長年の引きこもりがたたり痩せて来ている

体力も落ち全盛期(小6~中1の頃)からは考えられない程である(睡眠にも体力はいると言うが寝ることだけは得意?で

なぜか1日とぷらす半日まったく起きずに次の日に目覚め昼寝から数えての夕方だと思いリモコンのチャンネルをひねり流れる番組に首を傾げ番組表に変えて困惑、目覚まし時計を見やり携帯に手を移し全てを悟り

:絶望:

見たかったバラエティー、録画してないアニメ

そのくやしさに夕日に絶叫!部屋のなかで布団の上で

という悲しい事件があったほどに

そうあったぐらいには体力がある?ないの?どっちなの教えて欲しい⤵️)


そして

彼の体質なのか筋肉が勝手にあり服を着ていても

少しわかるくらいにはちょっとは体格は良い方だろう


身長は成長期に深夜起きているのと運動をしていないので平均的に見て低いかもしれない


まぁ学校の整列をする時も前から

2・3番目が恒例になっていたので気にはしているだろう

引きこもり中の

彼にとってはそんな事

今、頭によぎりはしないだろうし


どうでもいいだろうが大人に成って後悔はするだろう。

簡単言えば160cmとちょっとあるかぐらいだろうか







巧芽は毎日いつものように

昼過ぎに起きてテレビやゲームをしだす

太陽は燦々と輝いているがカーテンが年中閉められているので

外の様子や今の時間帯も

時計を見なければ分からない



カーテンのすぐ前にある木色のカラーボックスの上に置かれているフィギアはすこし色が落ちそのまま動かされず放置されていることがわかる


その時カラーボックスの棚の一番上の階、マンガが並び置かれている

のだが昨夜読んだのだろうか普段なら巻数順にあったそれらバラバラになり

なんなら縦に読んだ後から積み重ねまるで●ェンガの様になっていた

その奥

マンガとマンガの間、雑に並べられお互いに支えあってくるかのような状態カラーボックスの壁が見えるか見えないかの所、マンガの影のなか

二つの緑色の怪しい動く光

巧芽は気づかなかった。


(もちろん気づくわけがない)







昼の1時50分を過ぎたのに気が付き


彼は思う



それは保健室登校についてだ、

そしてすこし微笑してしまう

なぜかというとカウンセリングの先生に会えるからだ


週一でやってくる男性で話がよく合い、

アニメの事やドラマの事等を話すのだ、



又たまにクラスメイトのことが気になったりで

その事を聞いたりでちゃんとカウンセリングとしての事も、

ちゃんとするのだが


やはり遊びよりになってしまい

夏には自分の家に放課後やって来て

テレビゲームを一緒にした程の仲だからだ



巧芽的には先生とゆうより

友達や親戚のお兄さんのような感覚に近くなっているのかもしれない(本当ほんとはダメ)



話相手が居らず

引きこもりの原因などで

廃れていた心や悪夢も今では和らぎ

ここまで穏やかな気持ちに成ったのも彼の存在が大きいだろう



カウンセリング室では最近、

将来の事も話すし

自分自身でも進学の事は自身なりに考えている

つもりなのだが

どうしたらいいいのかも分からない自分もいた




結局、教室には戻れず、

どうしたらいいのかわからない


不登校になった初期はみんなが授業中なのに自分はゲールをしたり昼寝、お昼のバラエティー?(お昼に毎日やってる番組)を見たり出来て優越感に浸っていたがそれが続くと退屈で暇になって来る

のだがこのままでもいいかな~ある時ふと思ってしまう

自分が出てくる、いや、それは良くないぞっと今は良くても将来が不安過ぎる!!親に迷惑が掛かる今でも掛かっているのにっ!


そんなもどかしい甘い考えの感情に支配されながれも

ソレを受け入れそうで、でもソレは良くなくて

そう思うと緩んでいた口は次第に元に戻り


学校に行く、

その行為自体で

足取りが重くなる


行くかどうかを思考してしまう


一方

腕は勝手に動き、パーカー(服)の裾に腕を伸ばし、ズボンに脚を入れ

昼ご飯を買いに行くため

軽装(私服)に着替えていた。


癖というものは怖く身体がいつもやっていた事をかってにしてしまっていた


〔まぁ、いっか➰〕



独り言を呟くと部屋の電気とテレビの電源を切ろうと立ち上がり


  動こうとした時!!!!!!!!!!!!!



突然、部屋の床が激しく光りだす、





あまりの勢いに目を開けていられない程に

光りは部屋を覆い尽くすいきおいで


煜くと部屋にいる巧芽と部屋にある物の影を飲み込まんと

ばかりに蒼白くより強く

よりもっと強く

もっと光り出して勢いを増していく


部屋?家はその本流ほんりゅうに耐えきれず

少しキシキシと木と木がぶつかり擦れあう音を発てている悲鳴を上げている


気が付くと

テレビや部屋の電気はなぜか

消えていて



次の瞬間


その光りは巧芽を

中心に色を虹に変えて1本1本が束のように集まり

やがて渦になり始め

部屋には

けたたましい音が鳴り響き

有るはずの

影を消し殺し

巧芽を囲むためなのか

光りは光の竜巻に成り巧芽を包む


「なんだコレ」



状況についていけず思考が追いつかない

出来ない

する暇も無い


身を守るため咄嗟に反射的に手を頭に覆い

背を低くし、

しゃがもうとするも


「なんだぁぁぁぁぁぁコレェェェェェェェェェェェェェェェ」




  巧芽は光に呑まれ、この・・・から消えていた。








部屋には絶叫する巧芽の声と光の竜巻の音


音だけを残して

響き

それもやがてかき消えると

影が戻りだす


もう微弱な光の竜巻は完全に力、

勢いを失くし

見えなくなるとその姿を無くす



床には色とりどりの魔法陣が申し訳ないという程度にちょこんっとあり

それさえも

徐々に薄くなっていき元から何もなかったように………………




残ったのは荒れつくされた物と散乱とした部屋だけ。





 













彼、巧芽が去った家

雲1つない晴天の空、屋根の頭上に小さな翼を持った小さな生き物が

ニコッとその丸いエメラルドの瞳を輝かせ笑うと

                 サッっ!と空へと翔んでいき遊ぶ様に回転して遊んだ後にフッっと不意に消えるのだった

                                            そんな気がした。












DEエンディングが流れ始める

注※主要メインヒロイン達が歌うキャラソンをイメージして下さい




























 



エンドロール後のおまけ



※※※※※※※※※※※※※※※※※※

そのへやの惨状を見た母親がびっくりして悲鳴をあげる













のは又、別のお話



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
















































時折


流れ星と淡く点滅する星々の光で照らされる


暗闇のなか









巧芽が魔法陣により転送されたのを確認する人影じんぶつ







その人物は

ピンクの口紅グロスをした口角を上げると頷き




顔を

目線を

夜空、耀く

謎の

その空間の半透明の天井に優しい動作で向けた後


視線を戻すと喜びのため息をすると




机にあったパソコンのような物をパタッンっと閉めると


少し離れた場所にあった巨大なスクリーン画面から

光が消えてスクリーン事態も消える




部屋事態が夜空の中にあるこのの空間に

星の柔らかい瞬きが戻る




静寂の中




彼女はイスに座っている


その体勢を自分好みに正すため

モゾモゾと座り直す。


イスにはキャスターが付いていて

そのまま身を任せて

後ろに向き直ると

力まかせに真っ直ぐ進ませ

その直線上にある

別の机、

画面スクリーンの前で止めると


この中(画面)でバカ面下げて困惑している男を見やると

一瞬

微笑んだ後


しゃべるための呼吸をして口を開けるのだった。




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