日々のお仕事?
今日はこの後13:00にも投稿します。
Side 美樹
「相原さん」
「・・・・・」
「相原さ〜ん」
「・・・・・・・・」
「先輩 木村さんが呼んでますよ」
「ん?」
「早瀬さ〜ん」
「あ、はい私?」
「先週入籍したって聞いてたので相原さんって
呼んでみたんですけど早瀬さんとか美樹さんの方が良いですか?」
と木村さん。
そうなのですよ。私の苗字は"相原"になったのです。
昨日は午前休を取って銀行やカードなど名義変更を色々してきたけど、やっぱりすぐには慣れない。。。
でも"相原さんとか呼ばれちゃうのか〜"何だか照れるなぁ〜と顔を赤くして身悶えしてしまう私。
「んふふふふ」
「ど どうしました早瀬さん・・・」
「あ、多分色々妄想してるんだと思うんでスルーしていいですよ」
ドライだな西村。。。。まぁ合ってるけど。
「ごめんなさい。慣れなきゃ駄目だから"相原さん"か"美樹さん"でお願いします。
で、何か用事があったんですよね?」
「あ はい忘れてました。。。
相原先輩から新規案件の打ち合わせしたいから、11:00位に第3会議室に来てほしい
って伝言です。西村さんもお願いしたいとの事でした。」
「了解です。伝言ありがとね」
「ちなみに相原先輩は、呼び捨てか相原君、相原代理、相原先輩みたいな感じで
呼ばれる事になったみたいですよ。」
「そうなんだ。じゃ"さん付"だと私なのね。」
「はい という事で照れてる相原さん見てるのも面白いので、頻繁に呼ばせて頂きますね」
「はは・・・ あんまりからかわないでもらえると嬉しいな・・・」
広木さんの部下という事で、最近は木村さんと仕事をすることも多くなったけど、1年目の新人というのに話し方も考え方も凄くしっかりしている。
数か月前は"恋のライバルかも"とか思ってたけど、何やら想い人もいるみたいだし変な目で見てごめん!ってところだね。
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Side 西村
美樹先輩って仕事は出来るんだけど、相原さんの事が絡むとポンコツだよなぁ〜
あ、"さん"は駄目なんだった。
私が君とか先輩とか呼び捨てはおかしいから、相原代理とか呼んだ方がいいのかな?
でも私からすると相原先輩は美樹先輩で。。。あぁややこしい。
まぁ何にしても私がしっかりしないと!
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Side 木村
美樹さん可愛いなぁ〜
年上だけど、リアクションが凄く可愛いのよねぇ〜
だけど、幸せそうでちょっと羨ましいなぁ。
相原先輩も美樹さんと付き合うようになってから凄く楽しそうだし、柔らかくなった気がする。
#少しキャラも変わりつつあるけど。。。
あぁ〜私も素敵な彼氏欲しいなぁ〜
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Side 広木
「なぁ川原君。何だか美樹が可愛すぎて仕方ないんだがどうしたらいい?」
「相原代理。かなめも可愛すぎて困ってるのですが、どうしたらいいんでしょう?」
「おまえらなぁ、、独身彼女無しの俺の前で嫁さんやら彼女さんのノロケは勘弁してくれ
ついでにここは会社の会議室で今は普通に会議中だぞ・・・・」
と涙目で訴える及川。
俺と川原君、それに企画2部でサイト更改を担当していた及川の3人で新規案件の打ち合
わせをしている。ちなみに及川は俺の同期で、今回の新規案件を受け2部から1部に異動
し俺のチームに入ってくれる予定だ。
「まぁ彼女さん達の事は別として、相原お前雰囲気変ったよな。
2部に居た時は、何をするにしても余裕が無くて顔色も悪かったけど、
1部に異動してからは血色もいいし、早瀬さんと付き合うようになってからは性格も
丸くなったよな」
「そうか? まぁ血色は単純に仕事量が少なくなって好きなことが色々と出来る様になった
事が大きいかな。健康的な生活リズムも出来たし。
後は確かに美樹と付き合いだして何となく丸くなったのは認める。
一緒に居て幸せというか幸せにしてあげたいとか、そういうの考えだすと自然にね
まぁ今は美樹が好きすぎて困る位だし」
「なるほどなぁ〜 お熱いことでw
でもさぁ そういうの本人の前では言わない方がいいぞ。顔真っ赤にしてるし」
「ん?」
と後ろを見ると顔が真っ赤な美樹とニヤニヤした西村さんが居た。
「あ あのそういうことは二人の時に・・・私も同じですし」
「「・・・・何だか尊いなぁ〜」」
と思わず惚気に入ってしまった美樹と俺。
少しやられた感じでニヤニヤしている及川と西村さん。
「あっ俺もです!」と仲間入りを果たす川原君。
まぁ気持ちはわかる・・・
はい。その後会議はちゃんとやりましたよ。




