指輪とライブと
今日は通常運転で1:00のみです。
明日以降も継続して1:00で投稿します。
ホテルで零さんと別れ、伊○丹に向かった。
式までに指輪も用意する必要があるので、以前指輪を見た百貨店に来たのだ。
前回二人で来たあと、美樹も一人で色々と見に来ていたらしい。
「これがいいかなと思ってます」
と美樹。
シンプルなプラチナリングで男女とも、途中に捻じれのデザインが入っている。
女性用は捻じれの近辺にダイヤモンドがあしらわれアクセントとなっている。
「うん。シンプルだし飽きのこないデザインだね。いいんじゃないかな」
「はい!」
と満面の笑みで答える。
実際に指輪を出してもらい指に合わせてもシンプルデザインで指によく馴染んでいる。
「じゃこれにしようか」
と店員さんに話し指のサイズの確認など最終調整をおこなった。
また、文字を入れられるということだったので[MIKI & HIROKI]と入れてもうことにした。
何だか照れるけど、名前とか入れると当事者としての実感がわくよね。
そしてもう1つ。婚約指輪。
こっちは俺が美樹をイメージして選んでた。
プラチナリングに、小さなダイヤで作られた花を付けた一品。
ちょつと予算オーバー気味だったけど、デザインが気に入ったんだよね。
「美樹、ちょっとこっちの店にも付き合って」
「はい?」
「この指輪付けてみて」
「え? これは?」
「遅くなっちゃったけど婚約指輪。買うのは決めてたから今日はサイズ調整だけだけどね
気に入ってくれたかな?」
「・・・あ ありがとうございます。婚約指輪貰えると思ってなかったから。。。」
とちょっと涙ぐむ美樹
えっそうなの?普通に贈るものだと思って買ったんだけどな。。。
でもまぁ泣くほど喜んでくれるとは思わなったし良しとするかな。
どちらの指輪もサイズ合わせ等の調整で大体1か月位かかるとの事。
式は12月だし大丈夫でしょう。
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「さて、これで指輪も出来上がりを待つだけだし、次はウエディングドレスだな」
「はい!凄く楽しみなんですよね。
この間、零さんにカタログ貰ったんですけど、もう目移りしちゃってw」
「まぁ男の方はデザインも限られてるけど、女性の方は種類も豊富だからね。
こっちはまだ余裕あるし慌てずに気に入ったの選んでね。」
今日は式場を見て、指輪を買って、来月は入籍もする。
美樹と出会ってから何だか月日が過ぎるのが早く感じるなぁ。。。
「じゃ、例のところに行きますか!」
と今日の予定の最終ポイントである武道館へ向かった。
今日はガボール大室さんプロデュースの高室奈美恵さんのライブ千秋楽。
プラチナチケットだけど運よく抽選に当たり取れたんだよね。
高室さんは、美樹もファンみたいでカラオケでも歌うし、凄く楽しみにしてくれてる。
俺も初参加だし楽しみだ
新宿3丁目より九段下まで都営新宿線で移動。久々の武道館だ。
「大きな玉ねぎだねぇ~」
「たまねぎ?」
「知らない?
『屋根の上で~ 光るたまねーぎー♪』って曲
ほら武道館の屋根の上の飾りが玉ねぎっぽいでしょ」
「わからないです。。。」
結構有名な曲だと思ったけど世代が微妙に違うのかな。。。
ちょっとジェネレーションギャップを感じながら敷地内に入るとグッズ売り場や車体に高室さんのペイントを施した自動車などにたくさんのファンがあふれていた。
俺達もグッズ売り場にてツアータオルとパンフを購入し、いざ会場へ!!
「えーと あった! 広木さ~ん こっちです!」
「おぅ!」
思ったより良い席で、距離はあるけどステージ正面の場所だった。
美樹は、準備万端というか、双眼鏡も持ってきていた。
「ライブの時は双眼鏡持ち歩いてるの?」
「はい!前にガボールのライブ用に結構いいのを買ったんです。
香澄ちゃんや香織姉さんも同じようなの持ってますよ」
綺麗どころの3人が双眼鏡構えてる姿は中々シュールかな・・・
でも、俺も後で貸してもらおw
「私、高室さんのライブって初めてなんですよね」
「俺も。DVDとかは見たことあるけど、歌もダンスも凄く完成度が高いライブだったよ。」
「何だか楽しみです!」
と話をしていると会場に流れていた音楽が止まり暗転。
ダンサブルなリズムと鋭いシンセ音が流れ始めた。
大室さんが初期に提供したダンスナンバーだ!
1曲目から会場のテンションは最高潮!2曲目、3曲目と途切れることなくダンスナンバーが続く。
横を見ると美樹もリズムに合わせて踊りながら曲を口づさんでる。
『そういえば、この曲って前に見た美樹のライブで歌ってたなぁ~
俺と付き合うようになって、ライブ活動とかしてないけど遠慮してるのかなぁ』
と美樹を見つめていると
「どうしました?」
「いや、何でもない。ライブかっこいいね!」
「はい。思った以上です!」
その後もバラードやR&B的な楽曲など、様々な曲が演奏され、あっという間に2時間が経過
アンコールの拍手が鳴りやまなかったが、ライブ終了のアナウンスが流れる。
アンコール演奏はないみたいだ。
熱気冷めやらぬ中、会場から観客は帰宅の途に就きはじめる。
「俺達も帰ろうか」
「そうですね。でもカッコよかったなぁ~」
「ほんと 良かったよね。何だか少し歌いたい気分だよ♪」
「奇遇ですね。私も凄くカラオケ行きたいです♪」
「じゃちょっと寄ってこうか」
「はい!」
ということで急遽カラオケに行くことになった。
疲れたら帰れる様に調布駅前のコート○ジュールにて夜のフリータイムだ!




