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カラオケで繋がる恋もある  作者: ひろきちさん
47/64

下見に行こう

本日2話目です。

皆さま台風大丈夫でしょうか?

週末。

今日は零さんと式場の下見の日だ。

式場は、新宿にある某ホテルの結婚式場。

ということで駅で零さんと待ち合わせした後、

今は美樹と3人で式場に向けて歩いてるところだ


「えーと、今日の予定ですが、

まず式を挙げるチャペルと披露宴を行う会場の下見をしてもらいます。

  その後は、披露宴で出す食事の試食をしてもらいます。

  いくつか料理を選べるものもあるので、そのあたりの通知合わせもかねてですね。 

  後は、全体の流れなどの説明と軽い打合せをして解散となります。」

「・・・・」

「・・・・」

「ん?どうかしました?」

「いやぁ~ 当たり前といえば当たり前だけど、零さんがちゃんと仕事してるなぁ~と思って。

  俺の中ではガボール語って飲んでるイメージしかなかったんでw

  言葉使いとかもいつもと少し違うし」

「私もガボールネタで香織姉と盛り上がってる姿しか知らなかったので。

  何だか出来る女性!って感じでカッコいいですね」

「・・・カ カッコいいかな?

  というか一応私もこの業界長いし東京地区のエリアマネージャ任されてるから、

  会社でも そこそこ偉いんだよ。あ、飲んだくれじゃないぞ!」

「そうだよね。本当ありがたいですよ。やっぱり知ってる人が担当してくれた方が話しやすいしね」

「まぁかわいい後輩たちのためだしね!

  その代わりカッコいい人いたら今度紹介しなさいよ!」


最後のところは置いとくとして、零さんは仕事も早いし説明もわかりやすく凄く頼りになる。

エリアマネージャを任されるというのも納得だ。

などと色々話をしながら地下道を歩いているうちにホテルに到着した。

さて、まずは屋上庭園にあるチャペルだ。


「このホテルなら、駅から近いし雨が降っても濡れずに行けるね」

「そうですね でもウエディングドレス着るんだし晴れて欲しいなぁ~」


そうなんだよね。

基本は屋上庭園にあるチャペルで式を挙げるけど、雨が降ると室内チャペルに変更になっちゃうんだよね。俺もどうせなら屋上庭園で式を挙げたい。


「わぁ 実際に見ると写真より広く感じますね」

「そうね。結構解放感あるし、広く感じるようにグリーンの配置も考えられてるのよね」

「へぇ~ 色々考えられてるんですね。

  ところで、式は親族中心でしたっけ?」

「そうね。まぁ決まりはないけど親族と親しい友人というのが多いかな」


「ん? どうした美樹?」

「・・・・・あっ何でもないです!大丈夫です!」

美樹が、何だかぼーってした感じでチャペルの祭壇を眺めていた。


「はは~ん 式の事考えて妄想してたなw」

と零さん

赤くなって俯く美樹 って大当たりなのか!

本当可愛いなぁ~ と思わず頭をポンポンと撫でてしまった。

ますます赤くなる美樹。。。


「リア充ども 次披露宴会場行くぞ!」

イチャつく俺らを見て イラっとした口調の零さん

『いやそれ思っても口に出しちゃいけないやつ・・・』

大変だよね。こういう仕事の人も。。。

しかしなぁ~ 零さん普通に美人さんなんだけど理想が高いのかな・・・


1つフロアを降り、次は披露宴会場だ。

同じような部屋がいくつも並ぶ中、俺らが使うのは一番奥の部屋らしい。


「会場は、会に応じて仕切りを付けるけど当日はちょうど今と同じサイズかな」

「結構広いんですね。」

「今は、椅子やテーブルがどけられてるからね。

  テーブルとか入るとちょうどいいくらいになりますよ

  新郎新婦があちら側に座って、当日はプロジェクタの映像が反対側の壁に

  投影されますよ」

「あ!お約束の子供の頃の映像とか二人の馴れ初め的なやつですねw」

「そ。細かいことは後で説明するよ」


ここはまぁ普通の部屋だし、チャペルからの導線も悪くない。

とりあえずチャペル同様にデジカメで写真を撮りつつ位置関係を把握した。


「じゃぁお腹も空いたでしょうし、いよいよ試食会ね。

  高層階のレストランの料理が当日も出てくるので、

  今日はレストランの個室を借りて食事してもらいます」

「わぁ楽しみ~」


ということで高層階のレストランに移動し個室に入る。

窓から新宿のビル群を眺めることが出来る素敵な部屋だ。

コース料理ということで席に着くと前菜から様々な料理が運ばれてきた。


「「う~ん 美味しい」」


和洋中折衷ということで、綺麗に彩られたお刺身や、フォアグラがトッピングされたハンバーグなど見るだけでも楽しめる料理が次々と出てくる。

メインは肉料理か魚料理を選択するということだったので、フォアグラの味に魅せられ肉料理を選んだ。俺や美樹は式の最中はお色直しとか色々あるのであまり食事は出来ないということなので、今日はゆっくりと味を楽しませてもらった。


一通りの料理を食したところで、食後のコーヒーを飲みながら零さんと打合せ。

今後必要な部材や書類、手続き、支払いスケジュールなどの説明を受けた。

とりあえず、急ぎ必要と追われていた出席者リストは昨日メールで一覧を送ったので、現状はウエディングドレス決めや結婚指輪の調達などが主に俺と美樹がやらなきゃならないことらしい。

ドレスは予約が必要だし、指輪も準備に時間が掛かるので急いだほうが良いらしい。

ほんと零さんは歩くゼ○シィだ。


「じゃ今日のところはこんなところかな。

  席次や披露宴の台本は火曜日くらいまでにメールで送るから確認よろしくね」

「どうもありがとうございました。説明もわかりやすくて零さんが担当してくれてよかったです」

「本当お世辞抜きで助かりました。流石エリアマネージャですね!」

「ふふ 煽てても何も出ないわよ

  とにかく、一緒に一度の大切な式なんだから、後で後悔しないよう

  準備もしっかりね!」

「「はい」」


次は通常通り明日の1:00更新で

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