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カラオケで繋がる恋もある  作者: ひろきちさん
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顔合わせ① -春香さん-

今日2本目です。

8月のとある土曜日。

俺と美樹は小田急ロマンスカーの車内にいた。

中々休みのタイミングが合わなかったが、何とか都合がついたので、うちの両親への顔合わせもかねて箱根旅行というわけだ。


「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。」

「は はい で でも 緊張しますよ。。。初めて会う方ですし、、、」

今更ながらだけど、美樹って結構人見知りするんだよな。


「まぁ 俺とは初対面でも比較的話しできたし、

  うちの家族ともすぐ打ち解けられるんじゃないかな

  接客業してるから話しやすい方だとは思うよ」

「・・・今日 会うのってご両親とお兄様?」

「そだね。後は兄貴の嫁さんの春香さんかな」

「春香さん お義姉さまになる方ですね」

「明るくて優しい人だよ。兄貴の高校の同級生で家の近所の土産物屋の娘さん」

「へぇご近所で同い年だと幼馴染というやつですか?」

「そうだね。小さいころは俺も交じってよく遊んでたよ。

  でも付き合ってるとかそういう感じじゃなかったから

  結婚の話聞いたときは正直驚いたけどね」


その後、遅い朝食として弁当を食べながら、うちの家族や旅館周辺の観光スポット、美味しい地元料理など話す。少しは美樹の緊張もほぐれたかな?


1時間半程度で箱根に到着。

停車駅も少ないし車両もきれいだし中々快適な道中だった。


「う~ん 空気が綺麗な気がする!」

「そうですねぇ。本当都心からも近いのに温泉街に来た!って

  雰囲気しますもんね。ここからはバスとかで移動ですか?」

「いや、誰か迎えに来てくれるって聞いたんだけど・・・」


「広木く~ん」

「ん?」

見ると駅横の観光案内所に旅館の仲居さんの恰好をした見慣れた女性が居た。


「あ、春香さんが迎えに来てくださったんですね」

「えぇ 本当久しぶりね。広木君 中々帰ってこないか みんな心配してるんだよ

  今日も本当はお義父様が自分で行きたかったみたいなんだけど、

  団体客が入って忙しくなっちゃったんで、私が代わりに来たんだよ。

  ・・・

  それで、え~と そちらが美樹さん?」

「あ、ごめん 紹介するよ。お付き合いさせてもらってる早瀬美樹さん」

「は 初めまして早瀬美樹と申します。広木さんには色々とお世話になってます」


予想より早いタイミングで身内が登場したので、ちょっと慌ててるみたいだw

でも、そんなところも可愛いんだよなぁ~

とつい美樹を見つめてしまう。


「はじめまして。広木君の義姉の春香と申します。

  今は旅館で女将見習いをやってます。今日は広木君が結婚したい人を連れて

  くるって聞いてたから凄く楽しみにしてたの。

  思った以上に可愛い子でビックリしたけど、広木君のことよろしくね」

「は はいこちらこそよろしくお願いします」

「あんまり 緊張しなくて大丈夫だよ。歳も近いし本当の姉だと思ってお気軽にね!

  それにしても、三河君に聞いてたけど広木君も美樹ちゃんにベタぼれだよね。

  さっきから凄く優しそうな目で美樹ちゃん見つめてるしw」

「うっ・・・(健司め。。。何を)」


しかし、俺そんな顔してたのか?って美樹もそこで顔真っ赤になるなって。。。

昔からだけど春香姉には口で勝てたことないしなぁ~


「さ 車止めてあるから旅館行こ! 身内だけど今日は二人には客室用意してあるから

  料理に温泉に当旅館のサービスを堪能してってね!」


ということで春香さんの運転で山道を登り両親の待つ旅館(実家)に向かった。

続きは明日予定

区切りの良い10万文字位を目標で完結目指してるのですが、少し足らずに終わっちゃうかも。

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