日々のお仕事4
6月最後の水曜日。
朝から雨模様。。。
でも、今日は早瀬さんに会える!
とりあえずそれだけで1日頑張れそうだ
と自然と顔もニヤケテしまう。
「相原さん 楽しそうですけど どうかしたんですか?」
と新人の木村さん
『ん そんなににやけてたのか? いかんいかん』
「い いやなんでもない。
あ、そうだ この間話した案件の説明会この後10:00から行うから 今村君にも声掛けといて」
「はい わかりました」
今日は前回商談してきたお客様のシステム更改に関する内部打合せ
予定通り今回の作業は新人二人を中心に動いてもらうつもりだ。
少し早いかもしれないけど、こういうのって経験積むのが一番だからね。
「じゃあ ○X開発さんのシステム更改の話するぞ
一旦概要の説明するから質問あったら随時してくれ」
~
という感じで1時間ほど案件の説明を実施
新人君たちもわからないなりに色々と質問してきたし役割も決めたから
後は適宜レビューしたりしながらスケジュール通り対応できるかだね
そんなこんなで、指導を終え、昼休みは駅前で豚骨ラーメン+替え玉1つを食べ
午後の仕事をまったりとこなしていた。
そして16:50。
「相原さん フローラの早瀬さんが受付に来ているそうですよ」
『をっ ついに来た!』
「了解 じゃ会議室3に案内してくれるかな」
「わかりました」
と木村さんに案内をお願いし、資料をまとめ自分も会議室へ・・・
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Side 早瀬さん
ライズの受付。
相原さんを呼び出してもらい待機中。
お客様先の打合せは、いつもこの待ってる時間が緊張してしまう。
『とりあえず、今日説明する資料はパワポにまとめてきた。
この間送った資料は見てくれたと言ってたから、今日は意見と要望を聞いて
方向性を詰めれば予定終了かな』
と今日の流れをイメージ。
この間は緊張して説明だけして終わっちゃったけど、今日は一緒にオフ会行く話もしなくちゃ。。
「あのーー フローラの早瀬様でしょうか?」
「はい 早瀬です? 『ん この娘確か!』」
「良かった 相原の部下の木村と申します。会議室にご案内させていただきます」
「はい よろしくお願いします」
部下って言ってたし、かなめの話しの通りなら この娘は相原さんの彼女とかじゃないんだよね。
でも、直接見ると普通に可愛いなぁ~
「ん どうかしましたか?」
「い いえなんでもないでしゅ」
「もうそろそろ相原も来ると思いますので、お座りになってお待ちください
それでは失礼いたします」
慌てて少し噛んでしまった。。
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「お待たせしました。遅くなってすみません」
急にお客様から電話が入り少々遅れてしまった。。。
それにしても、今日も早瀬さんはビシッと決まってるなぁ~
ステージの"美樹さん"も良かったけど、俺的にはこっちかなぁ~
「あ あの相原さん 定例会はじめても大丈夫ですか?」
おっどうも見惚れて固まってたみたいだ。。。
駄目だ。何だかキャラが変わってきてる気がする。
「あ、はい大丈夫です。すみませんぼーっとしてて」
「いえ それでは、資料を作成してまいりましたので、一旦説明をさせていただき
そのあと前回お渡しした資料についてコメントいただければと思います」
~
「承知いたしました。
それでは次回はデザイナーも1名連れてまいりますので、具体的な構成など
についても話しできればと思います」
「了解です。弊社側もアシスタントを1名連れてきます
それでは、本日はありがとうございました」
『あ、まずいこの流れはこのまま解散になっちゃうぞ
早瀬さんから誘ってくる気配はなさそうというか、多分言おうとして
言い出せなくなってるパターンだな うん。俺から言わなきゃ・・・』
「早瀬さん この後早瀬さんも香織さんのオフ会行くんですよね?」
「は はい。い 行きます!!(あれ、もしかして・・・)」
「じゃぁ 良かったら一緒に行きませんか?
いったん事務所に戻ってメールだけ見たら上がりますので」
「は はい。ご迷惑でなければご一緒させてください!!」
「こちらこそ。帰り支度してきますので、ここでもう少々お待ちください」
『よし!まずは声掛け成功!あとは何話しするかだな・・・』
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Side 早瀬さん
「かなめーーーー 相原さんから一緒に行きませんかって声掛けられたよーーー」
「そ そうなの良かったね(テンションやたら高いな、、、)」
「でも 新宿まで30分近く何話しすればいいかな、、、」
「う~ん カラオケ行くんだし、何歌んですかとかどんな曲が好きなんですかとか
でいいんじゃない?美樹もガボールネタなら延々話しできるでしょ」
「そだね。まずはそこから話してみるよ」
「じゃ、こっちも仕事片付けるから またあとでね」
「はぁ 会話のネタ位自分で考えられないとこの先きついぞ・・・」
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Side ???
「香澄 あの二人上手くいくかな?」
「二人とも真面目だし私はお似合いだと思うけどなぁ~」
「そだね広木さんも美樹ちゃんも大人だしね 今日は上手く応援してあげよな」
「うん」




