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1,この報告ができる日を待ったんです




 難病エッセイ第三弾でございます。

 このご報告が出来る事をひたすら願いながら頑張ってまいりました。



 先日、主治医の方から復帰許可の診断書を頂いてまいりました!



 嬉しい――――!!



 もう、踊れそうな程に嬉しいです!




 と言う訳で、前回の続きから報告して行きたいと思います。




 外来で月一回の受診をしながら、トライアンドエラーをしていた時です。

 炎症を抑えるバイオ新薬にも色々系統があって、入院時から使っていたTNFαモノクローナル抗体製剤(皮下注射のお高い薬)と言う系統から、JAK(Janus Kinase:ヤヌスキナーゼ)阻害剤(飲み薬のお高い薬)に変わったのです。


 この薬がよく効きました!


 服用後、三週間くらいで効果が見られると言うことだったのですが、私は一週間ほどで痛みが引いてきたのです。

 これはちょっとびっくりでした。


 これはいける!

 と思ったので、早速リハビリの強化兼嫌がらせ(番外編参照/笑)のためにウォーキングを始めました。


 そして、次の受診時に検査データで改善を確認。

 

 それでもまだこの時は一日中動いていることは出来ず、数時間動けばきつくなりベットに逆戻りです。

 まだ復帰はおろか、心配を掛けている親戚にも会い行けません。

 親戚宅は隣県で、車で二時間ちょっとなのですが、この時の私にはとてもたどり着けないような遠方に思えていたのです。


 

 この時です。

 

 これだけ底上げしていれば、湯治に行ったら良くなるんじゃないか?

 と、ふと思ったのです。


 即断即決、即実行。


 その日のうちに前回のお宿に連絡。

 女将さんは、前回の衝撃的なシーンを憶えていて下さって快く予約を受けて下さいました。

 これが六月中旬の頃です。


 今回は、怪我をしない・転ばない事、安全第一で行ってまいりました(苦笑)

 

 そしたら、一週間くらいで鏡の中の自分の顔色が違うのが分かりました。

 一時期、自分で鏡を見て幽霊かと思う位、酷い顔色をしていたのです。(注:顔色です。顔ではありません。……多分)

 それがどんどん良くなる。

 食べられるようになり、買い物にも車じゃなくて歩いて行ける。


 温泉すげー。


  

 結局、次の大学の受診日の前日まで粘り、約三週間湯治にいそしみました。

 一日に三回から四回温泉につかる。

 結構これがつかれるのですが、なんだか私の中から悪いものが溶け出していく感じとでもいうのでしょうか。体調もすごく楽になりました。


 もし、筋・関節系の病気などにお困りで、病院では何とかならなかった場合湯治をまじめにお薦めします。

 私がお世話になったのは別府、鉄輪の「ふたば荘」様。

 一泊素泊まり四千円ほどです。食事は出ないですが「地獄蒸し」という温泉の蒸気で蒸せる窯がありますので食事の時間に籠に材料を入れて、温泉につかって帰りに回収するといい感じに蒸しあがっています。

 結構何を蒸しても美味しいですv

 地獄蒸し卵、絶品。



 そして、湯治から帰った後の受診では大学の先生が「どうしたの?」と言うほどに顔色が良かったです。

 データも改善してて、そのまま職場に「元気です」アピールをしに参りました。

 職場の上司は、復帰に慎重で「復帰後、やっぱり悪いですと言うのが一番悪い。ゆっくり直しなさい」と常々言われていました。

 なのでちょこちょこ顔を出して「元気になりましたよ―」と経過報告をしていたのです。

 ただ、これ以前はあまり「元気」判定はされていなかったので無駄足かとも思っていたのですが、幽霊の様な顔色も見せていたので、改善っぷりが分かっていただけたようで「随分良くなったわねー」とのお言葉を頂きました。


 ここまでくれば後一歩!


 近所のスポーツジムに行って速攻契約。

 その日からプールを歩く所からリハビリ開始。

 

 ここで出資を惜しんじゃダメだ。

 専属トレーナーさんについてもらってリハビリのプログラムを組んでもらう。

 肩など上肢の筋トレはするなとのトレーナーさんの助言に従い、足と体幹の筋トレと有酸素運動。

 肩が悪いのでプールは歩くだけ。

 

 そうしていると、何だかどんどん元気になってったのです。

 ジムに行って疲れ果ててベットに直行。


 まだ体力的に余裕はないかな―とも思ったのですが、この時点であれほど遠く感じていた隣県の親戚の家に行けるような気がしたのです。

 で、自分で車を運転して姪っ子を連れて親戚宅へ旅行を決行。


 それと一緒に神社巡りです。

 宇佐神宮へ一緒に行った歴女の姪っ子、大喜び。


 でも、具合が悪くなったらいつでも帰れるように近隣の県に限ったゆとりのある旅行プランだったのですが、四泊五日楽しく廻ってまいりました。


 中には拝殿まで三百五十段以上の階段を登らなければいけない神社もあったのですが、根性で踏破。

 この拝殿の奥には大きな一枚岩に不思議な感じで大きな穴のあいている神域があるのですが、これは神話の中の神様が射った矢が当たってできた穴だと言うことで、「困難を打ち破る」と言う御利益があるとか。

 もう、行くしかないと思ったのですよね(笑)


 五日間で九カ所の神社をまわり、御朱印帳をしっかり書いてもらいつつ楽しく旅行してまいりました。



 ……もう、これ。

 復帰で良いんじゃね?



 という報告をう主治医にした所「もう良さそうだね」とのお言葉が――!!



 

 二年半、長かった……(涙)



 まだちょっと、メインの薬だけじゃ抑えきれない分の補助的な薬の調整をしていますが、このままでも痛み止めを飲みながらなら大丈夫そうです。

 





 旅行前、映画「コードブルー」を見に行ったんです。


 大学に入院中は全然反応しなかったドクターヘリだったのに、スクリーンに映るドクヘリに無駄にアドレナリンが出ているのが分かりました(笑) 

 一時は、持って歩くことも忘れていたポケットマスク(緊急用の人口呼吸用マスク、携帯用。元気な時はいつも必ずバックに入っていた)も、今はしっかり忘れることなく持ち歩いています。



 救急に帰るぞ――!!











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