ミーファ
ミーファは鉄砲玉のように家から出て行って冒険者になってしまう
ミーファは魔女サラマンドラとアランの子供である
サラは子供ができる適齢期と騒いでいたのにあれから七人も子を授かり
大家族のビックママである。
サラとアランは子供の前でいつもイチャイチャしています。子供の教育上
非常によろしくないのだが、そこはド田舎であり周囲に家らしきものも
ないので許されている事からかもしれません。
サラこの十年媚薬やら何やらアランを逃がさない研究を徹底的に行っており
それを娘のミーファにも伝授しています。
娘は娘で今年14歳になりこんな事を見せ続けられるのだから彼氏の
一人も欲しくなります。ですが周囲は広がるばかりの大自然しかない
アランはアランでミーファにこれからの女性は強さも大事との教育方針で
徹底的に剣やら槍やら武術を教えて。ビーストテーマーの杖やらを与えて
しまう様な親バカっぷりを発揮しています。
その副産物でミーファの身長は178cmあり、腹筋は割れ細身だが筋肉質な
体になりすぎている。脂肪率がほぼ0に近い。超筋肉質な身体となります
筋肉質になりすぎると女性ホルモンの分泌がされなくなります。
女性ホルモンが分泌されないとそうまるで少年の様な姿に育ってしまう訳です
ミーファが「私も彼氏がほしい」というのでアランは色々悩んだ挙句
コネを使って王宮の舞踏会に無理を言ってミーファを参加させてもらいます。
スラット身長が高いドレスを似合う少女がそこにいた
ところがミーファはすぐにそこを飽きてしまっていた「つまらない」だそうだ。
その上50歳過ぎのアルバ王子に婚姻を申しこまれたのです
嫌になりますよね
それでも、女性との会話は楽しかったらしく、ここで海上都市バルハラの
アイリさんと仲良くなります。
「今度は家に遊びにおいで貴方なら大歓迎よ」と言われた
自分の子供と同い位という事で親しみをもたれたようです。
舞踏会を飽きたミーファが王都で熱中したのがピルムです。
あの破壊力あの動きアラン様付きピルム職のユキ姉と仲良しになって
教えてもらう事になりました。
実家にはピルムの技を覚えてから帰ると手紙を出します。
ユキ姉はやさしく手取り足取り教えてくれて、ミーファは驚くほど
あっという間に上達しました。
3か月もするとユキ姉について馬にのり魔物狩りまで出来る様になっていた。
馬上から魔物目掛けて槍を投げるのである。
特に大型種で移動の早い魔物を馬で追いたて狩って行く様は快感で
彼女にとって充実した日々となった。
ユキ姉は魔物に囲まれると馬の手綱を口に咥え両手に槍をもって左右の
魔物を倒して手綱を持ち直すとか高等テクを披露しミーファを驚かせる
ひとしき教えてもらうと流石に山のアランから「母さんがうるさいから
帰ってこい」との連絡があった。
しかしミーファは次ボンペイ街へ行く約束をリザイアさんともしていた
リザイアさんの旦那さんが革の鎧を作ってくれた。
彼女を少年と勘違いしたのか紺色の鎧である。
どうも「カら~テ」なる武術用に作られた防具らしく
リザイアさんは憤慨している。「女の子らしく造れなかったの」とか
「ここに彼女は双剣を習いに来てるんですけど」とか
双剣は風の刃まで覚えた所で免許皆伝をいただいた。
「この防具の本領である手刀は岩を裂き、拳は地面を破壊して、蹴りは岩をも
穿つとか言ってたなそれが出来りゃいいんだよ」とか何とかテキトウな
説明をうけ一年かけて習得させられた。習得したが不格好だと笑われる
「カッコよくするにはアイリのとこの旦那に教わりな」と言われたので
海上都市へ向かう事とした。
実家に次は海上都市に行くと手紙を出すと「勝手にしな」と何処か
怒りの籠った手紙が帰ってきた。お前の様な鉄砲玉の様に出てった
らかえってこない様な奴はしらん「連絡だけは欠かさずよこせ」
という事の様である
ここでミーファは15歳になっていた。
投稿します宜しくお願い致します。
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