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詩全集3

しょーもない

作者: 那須茄子

白い猫が軒先で

くしゃみをしたから

古いビルの窓が揺れて

誰かが咳をした


街の騒音が魚の骨みたいに

喉に刺さって眠れない


少し苛立つ虫を

知らない振りして

インスタントコーヒーを混ぜてみる


昔の約束がどこかのゴミ箱で

燃えている間に

僕の靴底はもうずいぶん前から

ベットだけと友達さ


寂しいもんだろ

意味なんてない時間ばかり

馬鹿馬鹿しくて死んじゃいたい


知らない誰かが乗り降りする物語は

ひどく退屈で

ラジオのチューニングがずれて

知らない国の歌が聴こえるような

情報の羅列だよ


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