表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

2

昼休み直前、社内のシステムが突然クラッシュした。


オフィスからは悲鳴のような声が響いている。


「うわ…本当に?さっきまで入力してた在庫データ全部消えたの……」


 後輩の神楽アオイが、呆れたように声を上げた。


「あ、朝倉さん。在庫のデータ、確認お願いできます?」


「……俺が?」


 神楽アオイは端末を差し出すと、肩をすくめる。

「ええ。だって、在庫まわりって基本、朝倉さんの担当じゃないですか」


 別に責任を押しつけるつもりじゃない――と言いたげな口調。でも、実際押しつけられてる。


 俺は無言で彼女から画面が真っ暗になったノートPCを受け取ると、

作業室の隅で端末にログインした。


 ──そこで、“異常”に気づいた。


 画面の端に、普段は出てこないウィンドウが浮かんでいたのだ。


《スキルログ:エラーを解除しますか?》


「……は?」


 クラッシュしたからか?こんな画面普段なら絶対に出てこない。

 変なエラーが出たのかとショックを受けつつ、再度画面を見ると


《スキルID: 『在庫』 / 状態:構造不一致》


 まるで、スキルに“構造”があって、それがエラーを起こしているみたいな。


(まさか……これ、俺にしか見えてないのか…?)


「神楽さん、この画面って見えてるかな」

 確認をしてみたが

 

「え?この画面って真っ暗の画面のことですか?」

と、呆れた顔で俺を見てきた。


 再度画面を見ると


《構造修復モードを起動しますか?》と表示が出てきた。


 ──はい

 ──いいえ


「……はい?」


 わけも分からないまま、俺は『はい』をクリックした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ