表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/42

第9話 先生?

このさきいきのこるをこの先生きのこると読んだことが有ります。先生、きのこるってなんだ?

 「お、お前、魔男か……」

「もうそれやめましょうよ。ま・ほ・う・つ・か・い・です」

「魔法使い?」

「そうです。僕男の子。魔法使える。ここまで大丈夫?」

「馬鹿にするな。それは分かる」

「では魔法を使えるのは女性だけではない。魔女は間違い。ですから魔法使い」

「お前、実は女だろ。確認してやる、見せてみろ?」

「ナニを見せろと言うんですか?」

「少し服を脱ぐだけではないか」

「やめてお婿に行けなくなる……って冗談はここまでで貴族相手に嘘は言えませんよ」

「そうだな子爵からも男の子だと聞いてる。しかし私は男の体をよく知らないのだよ。だから確認の為少し服をだな……」

「や、やめて。誰か呼びますよ」

「冗談だよ。でも本当に男なら将来結婚してやってもいいぞ」

「残念ですがもう子爵の姪と婚約してます」

「こんな美少女だぞ良いのか?」

「自分で言わないで下さい。確かに整った見た目ですが、中身も大切でしょう」

「真面目に言うなよ。私男に免疫ないんだから」

「じゃあ脱がそうとしないで」

「いやだってな、昔から男には魔法は使えない。女の方が強いと教わって来たんだぞ。いくら地獄の業火の息子でも……」

「それ言っちゃだめ!その言葉は聞かれると命の危機」

「何が危ないのかな?」

「おかあさ……ママ!」

「ローザ様」

「もうあれは見せた?」

「魔法なら見せました」

「服は脱いでくれませんでした」

「そう、どの属性を?アウラさんは何言ってるの?」

「土だけです。アウラ先生は僕が男だと確認したいみたいです」

「土だけとは?」

「あ~、面倒なんで、右手の前に小さな火。その上に水でお湯にして風で飛ばす。で、温かい雨魔法とか名付けてみました」

「「複合魔法?」」

「はい。練習したらできました」

「あの、あなたは神の使徒様ですか?」

「違います。普通の名も無い3歳児です」

「「絶対違う」」

「あのね。分かってないから言うけど一人で複合とか普通に無理なんですけど。複数人でやってもタイミング難しいから、普通うまくいかないの。私も昔……」

「ママ、口調が少し変わってますよ」

「属性複数に複合魔法。親は美人。これって最強では?あの妾でいいので将来……」

「3歳相手に何を言ってる?まだ若いのが一時の感情でそう言う事を言うものではない」

「あなたが一番おかしな3歳よ」

「ママ。僕は普通の子供ですよ。少し考えなしの少女に常識を述べただけです」

「いや、あのね、それが非常識なの」

「では先生と呼ばせてください」

「逆ですよ。先生役が、先生って相手を呼んだら意味ないですよ。僕の偽装の為の先生なのに」


大丈夫かなこの先生。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

もしよろしければ評価、感想など頂けると嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ