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第16話 レベルアップ

 手紙が来た翌日、急遽ソマリ様と会う事となった。正確には今日いつお会いできるか予定を聞きに来たら今からでも会えると言われて今から合う事となった。

「ソマリ様本日はお忙しいのに」

「硬い挨拶はいいよ。それよりどうしたの?」

「あの手紙の事で……」


「あ~、あの子ずっと手放さずに何か持ってるから何かと思ったよ。昨日の場所から考えて魔石かな?」

「そうです。初討伐?した魔虫の魔石を誕生日が近いのでプレゼントしたのです」

「初めての記録に持っておかなくてもいいのか?」

「不要というわけではなく折角一緒に行ったのに何もできないのは可哀そうかと思いまして。初めての戦果ですが記憶の中に残しておけば問題ありません」

「そうか。ありがとう。記念になるものをあの子の為に。やはり婚約者として考えたのは間違ってなかったな」

「ありがとうございます」


「何か体で成長した部分はないか?」

「成長ですか?」

「これは男女関係なく、敵を倒すと少し敵の魔力を貰えるらしい。男の場合は格闘ならその魔力で体が少し強くなったり、魔女……ではなく魔法使いなら単純に魔力が上がったりが有るらしいのだが」

「そう言われると以前より少し魔力が増えた気がするのですが、気のせいではなかったのですね」

「一定以上強くなると”レベルが上がる”と言われている。これには個人差が有るから何とも言いにくくは有るが。一応各ギルドで能力の測定は出来るが……レオの場合測定すると魔法使いだと分かってしまうからな。今はまだ魔法を使える証拠はどこにもないが」


「もし魔法使いと分かったらどうなりますでしょうか?」

「よくて結婚だね」

「あ~、アウラみたいにですか?」

「求婚されてるの?」

「魔力高い同士で結婚したいみたいです」

「考える事は同じか。まあ他の大半の魔女も男の魔法使いが居るならその人と子供作りたくはなるだろうね。魔女って一応特権持ってるから。お湯が沸かせるだけでも魔女なら平民の出でも扱いは良くなる」

「魔法使い同士の結婚なら魔法使いが生まれるのかな?」


「現状魔女と結婚して魔女が生まれる確率は6分の1程度かな。これが2分の1とかになったら凄い事だよ。姪も魔法使いになれそうだし、初の魔法使い夫婦の座は我々が頂くことになるかな?」


「男が魔法使いで、悪い場合は何かあります?」

「最悪は死刑だね。異分子とみられる。これは確立低いがね。折角の戦力を性別だけでダメにするなんてよほどの国力がない限りしないと思う。でも宗教関係がどう出て来るかが不安だな」


 僕の人生は短く終わらないことを祈ろう

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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