第13話 婚約者と遊ぼう?
体調不良の為後日一部修正入るかもしれません。
3歳の婚約者(?)が目の前に居る。どうしよう?何を話せば?
そうだこういう時の魔法だ!
小さい火の玉をだしてふらふらと動かす。
全く意味はない。
でも初めて魔法を見たのか喜んでくれた。
「熱いから近付いたら駄目だよ」とは言ったが伝わってるか分からない。
1個……2個……3個……もう無理。火の玉3個を適当に動かした。
「そこの小屋は何?」ソマリ様に聞かれた。
「あ~その風呂なんですが」
「風呂?」
「魔法の練習で……」
「練習かそうか……練習でこれを作ったのか?」
「はい。入ってみます?」
「いいのか?」
「どうぞ。案内します。先生その間こちらの対応お願いします」
「えっ?私が風呂を……って駄目だね。子供の相手何て分からないよ~。はっ?もしかして将来私と子供が出来た時の練習?わかった。頑張るよ」
「ん?先生何か有りました?急にやる気になって。ではお願いしますね」
「了解」
「ソマリ様こちらです。ここで脱衣して入れますが今お湯入ってないのですが入れましょうか?」
「いやさすがにここで入浴はやめておくよ。中は窓がないんだね?」
「あ~。ここは外から見えますからね。見せたいならいいかもしれませんが」
「そうか、ここ庭だったな」
「そうですよ」
「普通庭に風呂はない」
「そう言われたら何でここに風呂を……」
「いや作ったの君だろ?」
「あっ。そうでした。地属性の魔法と水と火属性の魔法で風呂が出来たのでした」
「そうか。複数の属性ならできるのか。しかし、才能の無駄遣いに思うのは儂だけかな?」
「なかなか気持ちよかったので僕的には有りかと」
「後日は使っていい?出来たら仕事の後」
「いつでも。というよりソマリ様の所にも風呂は有りますよね?」
「仕事から逃避したいときも有るんだよ……」
「あっ。いつでもお待ちしております」
「案内ありがとう。姪も心配だし戻ろうか」
「はい」
戻るとそこには地面に魔法で何かを作ろうとしているアウラが居た
「ごめんなさい先生。お待たせしました」
「少し待ってくれ。もう少しで砂で城ができそうなんだ」
「あれ?先生の方がやる気になってる?」
「これで……城が私の城が……」
「見事に上が重すぎですね。それは潰れますよ」
そんなことも有ったが無事にソマリ様は帰っていった。
その後、簡単に魔法で砂の城をつくると、毎日城作りを手伝わされる事となった。
今では城壁までって……これの方が無駄な才能になってない?
この勉強が後日役に立つこと等考えもしてなかった。
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