表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愚かなる人間共よ!!!  作者: 御神楽
2/2

第二話

・・・はぁ。


皆に言っておかねば成らぬ事がある。


それは・・・


「ちょっと、聞いてるの!?」


「!?・・・ん、ああ。聞いてる聞いてるー」


「本当に聞いていたの!?では私がどういう話をしていたか仰いなさい!?」


!


まさかそうくるとは・・・!


恐るべし希叉。


「えと・・・・だな。・・・」


「早く言って御覧なさいよ?どうしたの?まさか聞いていないとは言わせないわよ。」


「あっ!そうだ!!そういえばなんか給食の話してたような・・・?ねぇ、給食の話だったよね?」


「がはぁ!?」


俺の顔面に希叉の膝蹴りがお見舞いされた。


「い、てぇっ・・・・」


「あんた!!!?ブチ殺されたいの!?私の話を聞いていないなど不届き千万!!

そこになおりなさい!!私が自ら天誅を下してやるわ!!!!!」


「いや・・・、もう天誅下ったんスけど・・・」


「あれしきの事であんたが犯した罪を償えるとでも言うの!?

私のこの刀の錆にしてくれるわ!!有難く思いなさい!!」


「て言うか貴方・・・、刀装備していないじゃないスか・・・」


「五月蠅いわね!?お黙りなさい!!さぁ、早く謝罪しなさい!

さすれば、私も心が寛大だから許してやってもいいわよ。」


畜生この女、調子に乗りやがって・・・!


いや、でも今のは俺が悪いか。


「・・・話聞いてなくて悪かったな。ごめん。」


「・・・それだけ?」


「?それだけって何が?」


「だから!!跪いて許しを請えと言っているの!!!そう、例えば『僕みたいな人類の塵、糞蟲如きが、貴方様のような神を超越した素晴らしい存在に向かってしかとをかましてしまった事を深くお詫び申し上げます。何でもしますから、許してください。この罪深き♂豚を許してやって下さいませ。』とか」


・・・はぁ。


俺は言われるがままに土下座し、許しを請うた。


「僕みたいな人類の塵、糞蟲如きが、貴方様のような神を超越した素晴らしい存在に向かってしかとをかましてしまった事を深くお詫び申し上げます。え~と・・・なんでしたっけ?」


「はぁ・・・。もういいわ。貴方に構っていたら

いくら時間があったって足りないわ。兎に角今日、私の家に来なさい。分かったわね?」


「・・・行きゃあいいんだろ、行きゃあ。・・・はぁ。」


なんだか嫌な予感がするのは何故だろうか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ