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遅すぎた青春  作者: 東武瑛
1/6

始まり

40歳の時だったと思う。

私は20代の社員が後輩の彼女に適してると思い、居酒屋で後輩と彼女の出会いをセッティングした。

だが後輩は「自分、いいですよ」と彼女との付き合いを遠回しに拒んだ。

「じゃあ、俺の彼女になって貰うよ」と私が言うと「ハイ、解りました」と後輩は言った。

それから、居酒屋を出て後輩は行方をくらました。彼女と一緒に後輩を探したが見付からなかった。

私達は後輩を探すのを諦め、彼女の家に電車で向かった。

腹が減ったので途中下車して、一緒にラーメンを食べた。

それから、彼女を家の最寄りの駅まで送り別れた。

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