9027列車 プロローグ
今回はANAダイナミックパッケージによる国内ツアー予約で行ったモノです。
ANAはこれからも使うと思いますが、航空代の往復+ホテル+レンタカーで新幹線の往復代金を下回るって言うのは・・・良き(語彙力orz)
智暉サイド
播州「ここまで寒いともう寒いを超えて痛いですね。気温は氷点下19度。本日は2020年2月15日。ここは北海道上士幌町糠平です。」
7月から8月っていうのはユーチューバーにとっては書入れ時だ。主なターゲット層である子供達が夏休みでYouTubeを沢山再生してくれる。この時を待っていたといわんばかりにこの時期は長い動画・再生数が伸びそうな動画が多く投稿される。それは大物鉄道系ユーチューバーと言われる播州亜多琉も当てはまる。今見ているこの動画も40分クラスと長いものだ。
播州「ところで皆さん上士幌町と聞いて何を想像なさるでしょうか。私はやはり、これです。」
そう言いながら、播州さんはカメラを自分の方から真っ白な平原の方へと向けた。カメラをズームして遠くに写る橋を映し出す。
播州「これは士幌線タウシュベツ川橋梁です。」
智暉「・・・。」
播州「しかし、今上士幌町には鉄道は走っていません。この橋も廃線になった鉄道線の橋なのです。この辺りには帯広から十勝三股という所まで士幌線という路線が通っていました。あちらのタウシュベツ川橋梁も士幌線が十勝三股まで延びた時に建設された橋梁なんですね。しかし、鉄道線として使われたのは15年くらいでした。もう使われなくなった時間の方が長いですね。」
と解説が入る。
智暉「・・・そういえばこの辺りって行ったこと無かったなぁ・・・。」
萌「おっ・・・。これって確か。」
動画に集中していたから、いつの間にか隣に来ていた萌に気付かなかった。
智暉「ビックリさせるな・・・。」
萌「あっ・・・。ビックリしちゃった。ゴメンね、ゴメンね。」
智暉「・・・子供達は寝たの。」
萌「うん、寝たよ。もう寝かしつけるだけで疲れるわ。光はまだすんなり寝てくれるけど、智萌はねぇ・・・ナガシィに似たんじゃない。」
智暉「おーい、分かんないこと捏造するなぁ。」
萌「ところで・・・行ってきたいの。」
智暉「ヘッ・・・。」
萌「ボーナスでたら自由に使って良いよ。いつも手伝ってくれるし、仕事ばっかで旅行なんて行ってないでしょ。」
智暉「それは萌も同じでしょ。」
萌「私は良いから。それに私まで旅行に行っちゃったら子供達は誰が見るの。それとも連れてく。連れてったら思いっきり楽しめないわよ。」
まぁ、それは確かに・・・。でも、
萌「もう、鈍感だなぁ・・・。私達のことは気にせずに楽しんできなさいって言ってるの。旅行なんてやろうと思った時にやらないといつまでもやらないんでしょ。」
それもまた確かに・・・。
その後、ANAのサイトから旅行を申し込んだのだった。