表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

第2話 青のリボンに純白ぅぅぅぅう!

リハビリの2話目です。

今日もちゃんと書いてます。

確かに彼女は俺の記憶消すと宣言したが、余りにも理不尽すぎる。


俺だって決して、黒タイツ越しに見えるラブリーなクマさんを見たかったわけではない。 本来ならブラと同じく小さな青いリボンが見たかったのだ。



「あらぁ?あんた私が思念系異能の天才とわかってても、懲りずにそんな事を心の中で思ってるの?」


「悪いかよ、俺だってなぁーてめーのそんなお子様パンツ見たくねーんだよ!」



すると彼女は顔を真っ赤にしながら、言い訳をし始めた。



「お子様パンツって言うな! こっ、これは私のかわいい妹のパンツよ、妹のなの! 私のパンツは昨日の夜、妹が間違えて履いてるのよ!」



俺は鼻で笑って下卑た笑みを浮かべ、あごを上げながら嫌な上司を演じるように言った。



「ふーーーん、で? 妹が間違えてパンツを履いちゃいましたってぇ〜、嘘を隠す為に更に嘘を塗り固めるのかなぁー?よくないねーそう言うのは、本当によくないねー?っえ?悔しかったら何か言い返したらどうかね?」


「っ……………………………………………………」


「やっぱりずぼしなのかなぁー、そうなのかなぁ?」


「信じてよ!本当よ、本当なの!」



彼女はベビーブルーの瞳をウルウルとさせながら、必死に言い訳をしている姿はまるでダメな人間の様に見えるが、その姿も彼女の容姿が合わさるとかわいいとしか言いようがない。


仮に俺が【新人類擬人化(ワンダーランド)アカデミー大賞】の審査員だとしたら、問答無用で大賞にノミネートしてしまうほどの可愛さだ。


すると次の瞬間上空から、彼女と同じ制服を着た白タイツの顔面そっくりな、パウダーピンクのユルフワロングヘアーの女の子が空から降ってきながら何か言っている。



「ぉ姉ちゃんを〜〜いじめるなぁ!」



そう言いながら俺の天パが目立つ脳天に、かかと落としを食らわせ、たまらず俺は頭を抑え、よれながらその場にバタッと倒れると、次の瞬間驚きすぎたせいか、開いた口が塞がらずぱくぱくしながら小言で言った、



「あ、お、の、リボンに、純白ぅぅぅぅぅう!」



これはもう勝訴と言っても過言では無い、なんてったってかかと落としされたおかげで倒れこみ、彼女の妹の白タイツ越しに見える青いリボンの純白を脳裏に焼き付ける事ができたのだから。


だがしかし脳天へのかかと落としの影響なのか、俺の視界はブラックアウトし、次に目を覚ました時には何故かよくわからないベッドの上で、頭に包帯をグルグル巻かれた状態で横になり、真っ白な天井をボッーっと眺めていた。



「ここ、どこだ? まさかあの有名な異世界転生ですか?」



俺は体をゆっくりと起こして辺りを見渡すと、ベッド横に椅子置いてベッドに両手を置き突っ伏しているパウダーブルーでユルフワロングヘアーの少女、(すめらぎ)メリーがスヤスヤと寝息をたてながら眠っている。



「何だ、異世界転生なんて無いのか、まぁーいいやかわいい女の子の寝顔が見れただけでも儲けものだしな、てか頭いてぇ〜」



俺はそう言いながら、面白半分に彼女のほっぺをツンツンしてみたり、机の上に置いてある油性マジックで彼女の両頬に、三本の猫ヒゲをかき、鼻を黒く塗りつぶした。



「ふっ……笑、かっかわいい! 俺のセンス最強だわ」



そんな事をしても彼女は一向に起きる気配がなく、俺が目覚めのデコピンを準備していると、「ガラガラガラ」と横開きのドアが開き、パウダーピンクのユルフワロングヘアーがその光景を見ると、女の子らしい可愛い拳をプルプルと震わせながら、全力で叫びながら突っ込んできた。



「お姉ちゃんにイタズラするナァァァア!」



何だろう、デジャブなのか俺は咄嗟に頭をずらして回避した。



「青いリボン少女か……ふっ」



するとすかさず二撃目のフックが飛んでくる。

俺はそのフックを頭を後方に引き、軽く交わすとチェリーピンクの瞳で睨みつけてくる。



「避けるなよ、このクズ!」


「いやいや避けるだろ! 当たったらいてーじゃねーかよ!」


「黙れクズ!」



すると大きなアクビをし、両手を上に組んで気持ちよさそうにしながら、ベッドの横に座っている彼女が不機嫌そうに言った。



「ちょっとエリーうるさいわよ、保健室なんだからもうちょっと少し静かにしないさい、周りに迷惑よ」


「違うのお姉ちゃん、そいつがね、、、」


「私のかわいい顔に落書きしたって事ね? どう言うつもりなのかな君? 」



俺は口笛を吹きながらよそ見をしていたが、心を全て読めてしまう彼女にとっては、全く無意味だとわかっていた俺は、仕方なく渋々嫌々謝罪した。



「すいませんでした、ちょっとかわいかったからイタズラしちゃいました、ごめんね♡」


「あんた可愛く言ったからって許されると思ってるの?私のかわいい顔にこんな事したら、って……まぁーいいわ今回は許してあげる」



俺はニヤニヤとしながら、口に手を当て言った。



「お前内心気に入ってんだろそれ?」


「そんな訳ないじゃない、気まぐれよただの」



彼女はそう言いながらも、どこか幸せそうな雰囲気が伝わってき、俺もそれに合わせて答えた。



「まぁー気まぐれか」


「そうよ」


「そんな事よりさ、ここってどこな訳?」



すると彼女は椅子から立ち上がり、何故か俺の寝ているベッドに腰掛け、天井を見上げながら言った。


「あんたそれくらい察しなさいよ、ここはフェルト新擬者教育高等学校の保健室よ、あなたが私の妹のかかと落としで気絶したから仕方なく運んだのよ、てか助けてってあんたが急に呼んだせいで、私は足を滑られせて川に落ちて寒かったんですけど?」



俺は少し申し訳ない表情をしながらも、心の中では現在大爆笑である。


勿論そんな心も読まれているのだろうが、気にせずに爆笑し続けた。


すると彼女は背中に背負っている【思道開門字(しどうかいもんじ)】を下ろし、腰あたりに持ってきて深い青色の刃をチラつかせながら目で訴えかけるように俺の事をみている。


可愛らしい顔つきの割に、中々に物騒な少女だ。


それに俺はビクビクと震えながら、心の中で大爆笑し続けたのだった。


あと何日もつかな笑

たくさん見てもらうには投稿するしか無いよね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ