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秋の夜長の歌会

ホタル族

作者: 日下部良介

『秋の夜長の歌会』三作目

最近は愛煙家にとっては過ごし辛い。

駅やオフィスでも狭い喫煙所に追いやられる。

我が家でも、タバコを吸うのはボクだけで、タバコを吸うのは決まってベランダだ。


撮り貯めたテレビドラマを見終えると、家族はもう寝静まっていた。

テレビを消すと静まり返った部屋に鈴虫の音色が微かに聞こえた。

その音色に誘われるようにベランダに出ると、夜の澄んだ空気が身体の中に染み込んできた。

ボクは無意識のうちに胸ポケットからタバコを取り出して火を付けた。

吐き出された煙が夜の闇に吸い込まれていく…。


鈴虫の

音色に誘われ

火を付ける

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― 新着の感想 ―
[一言] こらこら、喫煙を蛍のせいにしてはいけませんよ(笑) でも、愛煙家の方たちには蛍の光さえ、誘っているように感じてしまうのでしょうねえ。 実はうちの父、肺炎で入院。退院した途端にタバコを吸って、…
[良い点] 愛煙家の方の癒しのひと時と秋の風情が、いい雰囲気で合わさった句だと思いました。 [一言] 『秋の夜長の歌会』、近々参加させていただきたいです。
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