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とある女性の一生  作者: 美香


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とある女性視点の一人語りです。勢いだけで中身ありません。あらすじを書くまでもないくらいです。細かなとこはスルー願います。

 私は病弱だ。熱はしょっちゅうだし、風邪をひけば肺炎まっしぐらで、入院だ。


 外で遊ぶなんてしなくて、必然的に家で過ごすのが当たり前になってた。本を読んだり、ゲームをしたり。

 ゲームはアクションやシューティングが苦手で、何時まで経っても上手くならなかった。RPGやシュミレーションが好きだった。サウンドノベルも好きになった。

 

 一人遊びが好きだった。友達は中々出来なかったし、出来ても、私が倒れたりするから、直ぐ離れていくから余計に。

 そんな中で離れていかなかったのは近所の幼馴染みだ。男の子だった。親同士が仲良かった事もあって、家族ぐるみで付き合ってた。体調が悪くなると、幼馴染みが何時も助けてくれた。


 そんな幼馴染みの両親が亡くなった。交通事故だった。どういうやり取りがあったかは解らないけど、幼馴染みはウチで引き取られた。


 中学、高校と成長して行くと、私は幼馴染みに持つ感情が段々変化していくのが分かった。

 幼馴染みがクラスの女の子や、バイト先で知り合った女の子と仲良さそうにしていると、モヤモヤした。嫉妬だと直ぐに解った。勇気を出して告白すると、幼馴染みはO.K.してくれた。


 同じ大学に入り、同じ学部に入った。この頃になると、活動時間は増え、でも長時間は歩けない私は、車椅子を使う事も多かった。


 卒業前に私達は籍を入れた。就職先は別だし、寂しく感じた私を想ってくれた。両親も乗り気だった。

 ウキウキとフワフワが一杯だった。式は二人で働いて、お金が貯まったら挙げようと話をした。


 そしてドキドキの入社式。初めての社会人生活…。バイトさえして来なかった私には、キラキラな憧れだったけど、現実は甘くない。パワハラやセクハラ、女子社員同士の苛め。

 私は病弱な体質の為、一般の社員とは違う枠で雇われてたんだけど、それが気に食わなかったのか、集中的にやられた。

 しかも怖いのは、一見、味方だと思ってた人が、手を回していたと言う事実。気付いた時にはどうにもならなくて、私は辞めるしかなかった。

 旦那になった幼馴染みと両親に泣いて、喚いて、散々心配掛けてしまった。皆、憤怒してくれたけど、どうにもならなかった。

 私は社会に出るのが怖くなった。そんな私の心を癒してくれたのは、学生時代好きだった小説だった。だからだろう、こう言われた。


 「小説、書いてみたら?」


 って。


 それが私の小説家デビューの始まり。私はたっぷり出来た時間を使って、書き上げた小説を出版社に送り、見事、連載をゲットしたんだ。


 そして数年後。私達は式を挙げた。結婚式はほんと心から満足出来た。幸せ一杯で、勿論、それは続いた。子供も出来て、大変だったけど、両親の助けもあったし、何とかやって来た。反抗期も乗り切って、子供は無事社会に出た。


 更に数年経ったある時だった。両親が事故にあった。車を運転していて、トラックと衝突したのだ。知らせを聞いた私は旦那に連絡を取ったけど、丁度出張中の旦那は飛行機の距離。取れたチケットは翌日の昼過ぎで、どれだけ急いでも、帰って来るのは翌日の夕方だ。その間は1人。

 パニクりながら、病院に向かう私はタクシーを使った。入院に必要な物を一式持って。


 …両親は助かった。だけど、要介護になるだろうと説明された。これからどうなるか不安だ。早く旦那に来て欲しかった。でも、夕方を越えて、夜になっても旦那は来なかった。

 不安なまま、一旦、家に帰った、その更に翌朝。リビングには置き手紙があった。


 「離婚届、出してきた。貯金は半額貰っていく。」


 意味が分からない。


 出された離婚届の私のサインは偽造なのに、認められなかった。証人は息子夫婦。でも息子夫婦の電話には繋がらない。住所も言うに及ばず。

 

 …どうしてこうなったんだらろう。


 両親の医療費はかなり高く、原稿料が追い付かない程。貯金はどんどん崩れていく。隣近所は面白可笑しく話をするだけ。誰も助けてくれないんだ。

 私自身、投薬が必要な体で、無理は出来ない。自宅介護なんて無理だ。でも退院後、入所出来る施設に宛もなく、お金も怪しい。


 …どうしたら良いの? 




 約二年後、とある一家心中の事件が報じられた。

裏に続きます。

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