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閉鎖された世界ーディストピア

序章最後の話。

時々出てくる関西弁のひとは誰なんだろうな~


おねしゃす。


かなり歴史のありそうない家の廊下をトボトボ歩く少年。先程より顔が曇っているようだ。

「ったく・・・ほんっとに懲りない奴らだよなぁ~・・・。」

(これだからめんどくせぇんだよ・・・)

家の者に何か言われたようだが、日常茶飯事のようだ。

(早くこの家から出たい・・・つーか寝たい・・・どっか行きてぇ・・・。一人になりてぇ・・・。)


少年は自室の前にきて、嫌な予感を感じた。

(まーたややこしいことに巻き込まれそ・・・)

そう感じながらも鍵をいれ、開けると・・・・・・・・・

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


(えーと、今日の献立はカレーとサラダと冷ややっこでしょうか…)

郵便物を確認し、階段を上がる女性。手には無くなっていた灯油がある。

「うう、もう少し抑えてほしいです。強すぎませんか?(ヴェント)。」

冷たい突風が吹き、橙赤色(とうせきしょく)のマフラーを押さえながらそう言うと()()()()()()()()()。周りに人はいないようだが

誰かに話しかけるように、

「いつでも来ていいですよ?頑張りますので。」

と、それに応じるように動く。影だろうか?

「ふふ…。」


ドアを開けながら、そういえば兄さん、いつ頃帰るのでしょう?今日も遅いのでしょうか?、なんてことを考ええてしまう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「案の定怒られちゃったねー♪あはは~。」

「あはは~っじゃないからっ!(もーフウのせいで僕まで巻き込みじゃんっ)」

服を持ち出したこと、そして誰にも言わずに出て行ったこと。怒られるのは当然だ。

親族認証システムを通り、奥の衣装部屋に行く。

少し振り返り

「・・・相変わらずだね。」

「・・・うん。」

「・・・着替えよ。」

「・・・うん。」


少女は黄色のTシャツの上に黄緑のパーカーとジーンズ柄の短パン。耳には春らしい桜のイヤリング。少年は藍色のTシャツの上に上黒のパーカーと膝丈の半ズボン。首には星のチョーカー。かなり目立ちそうだが、いつも通りの服装だ。

「今日って確か新作ゲームの発売日だったよね?届いてるかも!」

「そだね。気晴らしにしようか。」

「うんっ!今回も余裕で勝つからね、セツ!」

「はいはい。(新しいステージも入ってたから、早々に罠入れとこ・・・)」

自室に戻るため長い長い廊下と階段を抜けたところで、

  「お二方~どこにいますか~、返事して下さ~い。」

侍女の二人を呼ぶ声が下の階からから聞こえてくる。かなり近いようだ。

「わっ!ヤバいヤバい、早く開けてっ!」

「わ、分かってるっ!ほらっ!」ガチャ


とここで目も開けられないほどの光が二人を、いや四人を襲う。

「!?!?!?!?っ!?は!?」「きゃぁぁぁぁっ!」「「う、うわぁぁぁ」」


目を開けると、

誰の声かは分からないが、「…ぁ。」と息を飲んだ。なぜならそこには



   見上げても上が見えない塔と圧倒的存在の周りから遮断された高い壁



彼らは

「・・・マジか。」    嫌な予感が的中してまった青年。

「・・・・・・ぁ。」   理解してしまった女性。

「「・・・なにこれ。」」 訳が分からない双子。

分からなくても、とてつもなくめんどくさい事に巻き込まれたと感じてしまった四人は、この現状について一言だけ言いたかった。それは、


  「「「「壁たっか!誰が作った、コレ!?」」」」((((お疲れ様ですっ!))))

全くである。お疲れ様である。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ふ、はは。あははははっ!あっはっはっはっはははははははは。

ようこそ閉鎖された世界(ディストピア)へ。

せいぜい抗えや、この世界を開く為に・・・


「さぁ、『戦争(ゲーム)』を始めようや。・・・あは、楽しみやで、君らが此処に来るの。





  ・・・・・・・・・・・・・・・・ずっと待っとったんやから。」

なぁ、俺の『    』さん♪。



ありがとうございました。

次から日常編やら戦争編やらいろいろあるのでお楽しみ下さい。

よろしくお願いします。

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