ラジエルー思慮
さぁ天使ちゃんが現れましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
可愛いぞ、綺麗ぞ、天使やぞ!
オッホン。
序章4話目です。よろしくお願いいたします。
ドーンッバンバンドカッバキッブシュッグシャッ
ピチャピチャピチャ
ガラガラガラドコッブシャッ
バ―――――――――――――――――――――――ンッ
建物が壊れ、銃声が鳴り、骨が折れ、脳が裂け、血の雨が降る。歩くたびに血が飛び跳ねて、また建物が倒れて、ナニかが潰れていく。そして大きく炎を巻き上げる。
「あーだる。ちょーだる。クッソだりー。」
「んん~ん、久々のー運動ーだー。」
「やったぁ終わったー!!!!!!!」
「流石に今回は多かったですかね~?」
「うわぁ血塗れだ~ん。もうぅやだぁ~ん。」
「・・・・・・・・・汚れ・・・ちゃった・・・よ・・・。」
「ふぅ、皆お疲れ様でした。」
「「「「「「お疲れ/~/様/様でした!/でっす!/お疲れ~」」」」」」
騒いでいる数名と気遣いの言葉をかける一人の女性。
この様な雰囲気には似つかない風を出していながらも、彼らの至る所には誰のものか分らない大量の赤いモノが付いている。七人誰一人違う服を纏っているが、手に付けている指輪は色は異なるが一緒だ。燃え盛る建物の敷地から出ていく彼らは、
「お・れ・が一番だっ!」「いいえ!わたくしが一番よ!」「違うー僕がー一番なんですー。」「ふむ。今回は私でしたかね?」「え~ん。あたしだよぉ~」「・・・・ ・・・だ・・よ・・。」「俺だ俺だ!」「わたくし!」「ぼーくー!」・・・・
誰が一番殺したor倒したかの全くもってしょーもない喧嘩をしていた。
「はぁ・・・どうしてこうも毎回争うんですかねぇ・・・。疲れますよ、全く。」
溜息を大きく吐く女性否、女性体のソレには羽が生えていた。頭には光輪が浮かび、軽く空中を浮かんでいる。露出の多い服を着、その姿通りの風格ならぬオーラを只漏れにしている。いや、抑えても出てくるのだ。
「ほらあなた達!そろそろ帰りるから。騒ぎを聞きつけたものらが集まるんで、それまでに、だからね!」
「「「「「「は~い!」」」」」」
女性体の天使・ラジエルは、残りの六人を諭し返らそうとよびかける。それに返した中の一人でメイド服を着ている女性・ミレアは
「ねぇ~ラジエル様~。結局誰が一番なんですか~?」
話を掘り返すなっ!
「知らんわっ!ていうか戦力的に考えたら私だからっ!それでいいね!」
「「「「「「Buuuuuuuuuuuu!」」」」」」
はぁ・・・全く懲りない奴らだ・・・いい加減にしてほしいですね・・・しょうがないここは私がガツンと言いましょうk〔ピカッ ゴォォォォ チカッ ヒュゥゥゥゥ ドォォォンンン〕
「な、何だ!?」「・・・何かが入ってきたのかしら?」「んーーどこに落ちたのかなー?」「・・・・・・・・・」「な~んか嫌な感じぃ~」「・・・こわ・・・・い・・・。」「ん?ラジエル様?」
(あの光の現象は、まさか・・・・・・・・・。いえ、流石にあり得わよね。ふむ、。)
突如光を放ち、落ちてきたのに何か心当たりがあるラジエル。しかしすぐに考えをやめた。
「何でもないわよ。さぁ、私たちの居場所に帰りましょう?」
「「「「「「いえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」」」」」」
とある施設を壊し潰した彼ら七人は、この世界ではこう呼ばれていた。
『異端児のコレクト』
そんな彼らが願っているのはただ一つ。それは・・・
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「あの、ラジエル様。」
「はい?何かしら、緊急?ルド。」
ルド、と呼ばれた老人は執事の格好をしている。ラジエルの右腕的存在だ。そんな彼が自ら声を掛けてくるのは緊急事態並みのことが起こるぐらいだ。
(はて?何か起こりましたか?そんな気はしませんが・・・?)
「あーいえ、その、言いづらいのですg「早くいいなさい。」あ、はい。」
「・・・先程の光が落ちてきましたよね。あれ、もしかしたらなんですけども、・・・我々のホームの方向ではありませんでしたか?」
「「「「「「あっ!」」」」」」
気づくのが遅い。が、一瞬にしてルド以外のものは全速力でホームに飛ぶ。
「皆さん早いですね。はっは流石に年を取りましたか。さて私も帰りますか、我がマイホームに。」
そういうとルドも猛烈は速さで家に帰る。いや、他の奴らと変わんねーよ。
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突如この世界に現れた光。天使が率いる異端児たち。その目的。願い。
そしてこの世界の在り方。
今その鍵を持つ者が現れた。さぁ、謎を解け。
絶望に満ちてしまった世界がどう変わるのか。願いが叶うことを期待しよう。
「ふはっ、星が動いたな~。どうなるんか楽しみやな~。その子らをどう使うんや?・・・なぁ、『大罪人:ラジエル』」
そして神々の塔・バベルの塔から見下ろすモノとは・・・
「うわっ寒ッ!」ブルッ
ありがとうございました。
亀更新ですが次回もお楽しみ下さい。よろしくお願いします