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西暦3000年の最強ロボットが異世界転生~未来の演算能力を持つ美少女オートマタは、レトロな魔法世界を無自覚に無双するようです~  作者: 無呼吸三昧
プロローグ

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00-001「西暦三千年の世界から」

西暦もようやく3000年を迎えて新たなる世紀に入り、長年噂されてきた人類滅亡説や地球消滅説なども、今や笑い話としてすら話題に上ることはなくなった頃のことである。


これまであらゆるメディアで致命的と言われ続けてきた、各種機器のファームウェアにおける「3000年問題」。


これも実際に蓋を開けてみれば、その多くはパッチの適用で回避できる程度のものであり、大げさにニュースで騒いでいたような深刻なトラブルも起こることはなかった。


そして今日も俺を取り巻く世界では、今まで通りの何ら変わりない日常が流れている。


そんな何事もない平和な世界で、まさか俺があんな事件に巻き込まれるなんて……。



(な~んてことは無いよな~……至って普通の日ってなもんだ)



心地よい朝日を浴びながら自動走行する全天候型モーターチェア、通称「ベビーカー」にボケーっと座り、目的地に着くまでの自由な時間をくだらない妄想で潰す。


俺の名は、齢15歳の「犬童 白虎インドウ・ビャッコ」。


イヌ科なのかネコ科なのかが良くわからない名前だが、父親が俺を白虎(ビャッコ)と名付けたのには、その髪の色に理由があった。


俺には先天的な髪の色素異常があり、生まれながらの白髪だったのだ。


しかも所々に正常な黒髪が混ざり、まるで白い虎のような模様の頭をしていた。

それを見た親父が「白虎」と名付けたことは、周囲からも妙に納得され、自然と受け入れられてしまったのであった。


幼い頃にはこの髪や名前のことで虐められる時もあった。


だが、持ち前の周囲を気にしない図太い神経と、意外にも真面目な性格が功を奏し、虐めてきた子供たちからは「反応が薄くて虐め甲斐がない」と思われ、今では誰もちょっかいを掛けてこなくなっている。



(あ~、あと30分もしたら目的地か……。受験勉強はしっかりやったから大丈夫だろ。着くまでの間に少し寝るか!)



今日、俺は志望高校の入学試験を受けるため、朝早くに家を出て遥か遠く、2つの県を跨ぐ田舎からモーターチェアに乗って移動していた。


世間一般では高校や大学も義務化されており、エスカレーター式に上がって行く分には入学試験を自ら受けに行く必要はない。

しかし、俺には特別に入学試験を受けに行く理由があった。


それは「日本宇宙開発局立 宇宙開発高等学校」への入学を希望していたからである。


将来の夢は、国際宇宙開発局で宇宙に関わる仕事をすること。宇宙開発高等学校で学ぶことは、その第一歩とも言える。



(本当に勉強だけは必死にやったし、模試の結果も上々で問題はない。後は本番を頑張るだけだし気楽にいこう)



そう考えることにして心を落ち着けた俺は、目的地へ向けて淡々と走り続けるモーターチェアの上で目を閉じた。



◇◇◇◇◇



(あ~良く寝たな……そろそろ目的地の学校に着いてても良いはずなのに、モーターチェアのアラームが鳴らないな……)



いつもは目的地に着くと同時に鳴り響く到着アラームを目覚まし代わりにしていた俺は、随分と眠ったはずなのに静寂のままであることを不思議に思い、急いで体を起こそうとする。



(なんだ? 目が開かない。真っ暗だし、体の感覚もない……こんなことはVRMMOのログアウトをし忘れた時以来かも……)



『あ~あ~、犬童君。犬童 白虎君、聞こえているかな?』



頭の中に、知らない中年男性の声が直接響いてくる。


声を発しようと思ったのだが、喉も舌も、動かせる物が無い感覚に焦りを覚える。

なんとか思考の中で、声として発声しようと試行錯誤した。



『おーい! おーい!! こっちの声は聞こえますか!?』


『おお、聞こえているよ~。良かった良かった。脳は生きているようだね』


『え?』



(今、「脳は」って言ったか?)



『いいかい? 白虎君、落ち着いて聞いて欲しい。私は高天原医療財団 天照総合病院 脳神経外科長の大谷といいます』


『あ、大谷さんって……テレビで見たことあります。「脳死をこの世から無くした医師」って番組に出てましたよね?』


『おお、あれを見てくれてたのか。私も有名になったのはいいんだが、脳死治療に関してはスタッフ皆の力だよ。それよりも、犬童君は今の状況が分かっているかな?』



正直、真っ暗闇の中で声を掛けられただけで状況は理解できていない。

なぜ目も開けられないのかを知りたいし、ハッキリ言ってすごく心細い。



(話しかけて来た人が人だけに、嫌な予感しかしないけどな……)



『すみません……良くわからないので状況を教えて欲しいです。俺……いや自分はどうなってしまったんですか?』


『時間もないので手短に言うけれど、君の体は事故で失われたんだよ。生体維持活動が出来ないレベルでね。今は病院の機器を介して、直接君の脳幹に接続している状態だ』



(やっぱりそんな状態か……寝ている間に一体何があったんだろう?)



『事故……みたいなんですが、何故事故が起きたのか先生は分かりますか?』


『簡単にだが聞いているよ。君の乗ったモーターチェアがあるだろう? あの車種の特定機種のファームウェアにバグがあったらしくて、3000年問題の対応に不備が残っていたようなんだ。


 偶然そのバグが発生したことで制御を失った君のモーターチェアは、予定していたルートを外れて壁に激突。君の体の方は……まあ全損に近いかな?


 とにかく酷い状態だったんだけど、運よく頭は損傷がなくて、脳もこの通り会話可能なレベルで無事だったという訳だね。


 先程モーターチェアの製造元である「恵比須チェア&テック社」の社長がこちらに来てね、ご両親に事情を説明すると共に謝罪を行っているはずだ。


 君の医療費は同社が全額負担するので、最新鋭の「義体」を使って欲しいとのことだったよ。先方からは既に義体の提供を受けているから、すぐにでもそちらへの移植に入る予定で今は準備を進めている所さ』



恵比須チェア&テック社は、西暦2800年頃に台頭した自動制御乗用車の会社である。

西暦3000年時点において、民間向け自動制御乗用車のシェアは世界一だ。


同社は本社で経営する自動制御乗用車部門以外にも多くのグループ会社を持っており、VRMMOを始めとする仮想空間提供型アミューズメント機器や医療機器の製造等も行っている。

障害のある人に向けた義手、義足、そして先程話に出てきた「義体」なんかも製造している。


義体というのは、脳以外の生体部品を持たないサイボーグのようなもので、先程まで話していた大谷先生達と恵比須チェア&テック社の技術部門が共同で開発したものである。



『最新の義体ですか?』


『そうだね。提供された義体は昨日ロールアウトしたばかりの本当に最新機だよ。国際宇宙開発局に納品する予定だった、極限環境でも行動可能な特別義体。それの予備機になるね。


 性能は折り紙つきだし、安定度もこれまでとは一線を画す出来だ。世界一の義体だということは、監修した私が保証してあげるよ』



(国際宇宙開発局か……俺はそこに入りたくて試験を受けに行く所だったし、もしかしたら夢が繋がる可能性もあるかもな)



『すみませんが宜しくお願いします。早くこの真っ暗な状況から抜け出したいので……』


『そうだね。義体への移植に関しては君が目覚める前にご両親から承諾を貰っているよ。意識が戻ったらすぐに取り掛かって欲しいそうだから、ご両親は呼ばないで始めるが良いかな? それとも事前にご両親と何か話をしたいかい?』


『いえ、大丈夫です。両親もさぞかし心配していると思うので、次に目が覚めて元気になってから話したいと思います』


『そうだね、それがいい。手術時間は君にとっては一瞬だよ。じゃあ一旦君の意識を切り離さないとならないから、これで会話は終わりにするね。では良い夢を』


『はい。おやすみなさい』



大谷先生の方で何か操作を行ったのだろう。

俺は目を閉じるでもなく、真っ暗な世界の中で自然と思考する意識を閉じた。



◇◇◇◇◇


――新型NY(ニンフ)、起動シーケンスを開始します。


> 制御系接続開始... OK

> 第1から第12までの制御系マナバッテリー経路の接続を確認

> 3番、6番経路の伝導率15%以下 [WARNING]

> 伝導ミスリルワイヤーの交換を実施... [Done]

> 伝導率99%維持を確認


> エンジン制御システムの稼働... 安定


――これよりSTE(スーパー・タキオン・エンジン)の起動に入ります。


> 制御システムによるエネルギーラインへのマナ供給を開始

> 主動力エネルギーライン、正・副ともに異常なし

> 冗長化切り替え、正常稼働

> マナ自動変換システム:想定変換率を超過 [NOTE]

> 現在、変換効率180%で安定。制御システムの許容範囲内のため処理を続行


> 動力エネルギー供給開始... STE起動

> マナによるタキオンの制御... 想定通り

> 粒子反復運動の維持を確認

> アイドリングパルス62で安定


> ゲイン調整... 常用上限値での稼働を開始

> STE稼働率上昇を確認、100%での稼働に問題なし

> 各動力部へのエネルギー供給正常

> 制御系マナバッテリーへの補充を開始

> アイドリングへの復帰も正常


> Result: STE起動成功


――引き続き、FA(フレキシブル・アーマー)制御に入ります。


> STE連動マナ生成モジュールに異常 [ERROR]

> エネルギー供給ルート接続と共に、モジュール内のマナ生成コアが消失

> STE側に吸収された可能性アリ

> コアを失った該当モジュールを除去... [Done]


> FA制御及びFAへのエネルギーライン、バックアップ案へ移行

> マナ自動変換システムからのバイパスルートに切り替え... [Success]


> 制御不能部位検出: 頭髪パーツ

> バイパスルートでの影響は軽微と判断し起動を続行

> 頭髪パーツはデフォルトの黒髪を維持

> FAによる頭髪関連の変更制御機能... 未搭載

> 起動続行


> FAへのマナエネルギー供給を開始... バイパス異常なし

> エネルギー供給を確認 100%

> 外殻形状安定。形状A、形状B、形状Cへの遷移に問題なし

> 形状: Aで固定

> カラーリング: ブラックアンドホワイト

> 変更確認、デフォルトとして固定... [Fixed]

> Result: FA起動成功


――最終工程、大脳型主制御システムへの接続を開始します。


> 延髄、脊髄モジュールの仮想神経節... OK

> 小脳型制御システム先行稼働... 動作正常

> 末端神経までのPing反応速度... 想定内

> 大脳制御システムへのエネルギー供給開始... OK


> エネルギー供給ライン正常

> 小脳型制御システムからの大脳型制御システム監視に異常なし

> 大脳型主制御システムの正常稼働を確認


> STE(スーパー・タキオン・エンジン) 搭載

> FA(フレキシブル・アーマー) 搭載

> 新型NY(ニンフ) [STE&FA-NY(ステファニー)] 起動


……



ビーーーーッ! ビーーーーッ! ビーーーーッ!



静寂に包まれていた施設内に、けたたましいブザー音が鳴り響いた。



「NY監視システムに異常! ステファニーのモニタリングが切断されました!!」


「変です! ステファニーの頭髪部品が白く変色しています!」


「不味いな……マナ供給を今すぐ止めろ! 急いで制御術式のスクロールを張って、停止ワードの詠唱を始めるんだ!」


「マナの生成は既に自立モードに移行しています! 魔獣素材の表皮も変化!? そんな……継ぎ目が……継ぎ目が消えています!!」


「制御スクロール、停止ワード共に効果なし! 他に手がありません!!」


「――クソ……なんてことだ!!」


「マスター! ステファニーが目覚めます!!」



◇◇◇◇◇



瞼を開く感覚と共に、俺の視界に光の粒子が流れ込んでくる。


一瞬のボヤケもなく、新たな俺の体は即時に周囲の景色を認識した。

担当のスタッフ達と思われる、美人な外国人女性が2名ほどと、奥に主任のような外国人男性がいるのが見える。


彼等の服装は白い服ではあるが、白衣ではなく、フードがついたポンチョというかカッパというか……ローブ? みたいな物を羽織っていた。


ビービーと煩いブザーの他にも、細々とした周囲のざわめきが驚くほどクリアに聞こえ、なぜか恐れおののくスタッフ達の声も聴き分けることができた。

室内は独特の臭いが立ち込めているが、病院らしい消毒液の臭いではなく、どこか植物的な香りが漂う不思議な空間だ。



(視覚、聴覚、嗅覚はなかなか高性能だな。流石は最新鋭の義体だ。でもスタッフの人達はなんで俺を見てガタブルしてるんだろう? まあいいか……)



白虎は元の体との違いを確かめるべく、周囲に鏡のような物がないか見回したが、残念ながら近くに鏡はない。

仕方がないので肩から腕へと手で揉んでみて、その感触を確かめてみることにした。



(肩も腕も細いな……力はすごくあるのが分かるんだけど、指も白くて細いから女の子みたいだ)



色々と違和感を感じた白虎は、続けて胴体の検分に入った。



ムニムニ。



(おお? なんだこの新感覚! ちょっと良いな)



ムニムニ、ムニムニムニ……。



(お、お、おっぱいがある!?)



急いで股間をまさぐる白虎。



(こっちは無いな……うん。付いてない)



「何で女の子の体になってんだよ!!」



◇◇◇◇◇



私はグレイブル・マクダクル。


これまでに数十のオートマタを世に送り出し、天才の名を欲しいままにした新進気鋭のオートマタ技師だ。


今いる部屋は私の屋敷にあるオートマタの製造工房であり、私はそこのマスターである。

私の作るオートマタは圧倒的な外見の完成度と、人のごとき完璧な所作により、まるで精霊が降臨したようだと比喩され「ニンフ(NYmph)」と呼ばれるようになった。



本日は構想に2年、制作に3年を掛けた最新型ニンフ『STE&FA-NY:ステファニー』起動実験の日である。


このニンフは予てより設計を進めていた2つの新たな技術を盛り込んでいる。



1つは「STEスーパー・タキオン・エンジン」。


これは反物質タキオンを、マナを介した制御魔法陣でコントロールすることで、膨大なエネルギーを出力し続ける永久機関である。


細かな説明は省くが、その他周辺機関の稼働によりSTEからマナが利用されると同時にタキオンのエネルギーが減衰する。だが、内部のタキオンはエネルギーを失ったことで加速し、その加速運動を利用してマナが増殖すると共に、マナによりエネルギーが回復したタキオンが減速するということを繰り返す。

つまり、マナを使えば新たにマナが発生するのである。その時に増殖したマナを外部へ供給する仕組みを持った機関が、タキオン・エンジンである。


尚、STEがただのタキオン・エンジンではなく「スーパー」と付くことにも理由がある。


単体でもこれまでのニンフの主動力源である魔石稼働エンジンを凌ぐ性能を持つタキオン・エンジン――魔石稼働エンジンの凡そ8倍の出力性能――を超小型化。

プロトタイプのタキオン・エンジンの約80%のサイズでありながら、内部に16個の超小型タキオン・エンジンを並列稼働させ、それを新型のマナ制御システムでコントロールすることで、魔石稼働エンジンの100倍にもあたる高出力を可能にしたものがSTEスーパー・タキオン・エンジンだ。



そしてもう1つは「FAフレキシブル・アーマー」。


これはニンフの外殻部をマナにより自由に変化させることが可能となる機能である。


魔獣素材の外皮を使い、内側に特殊な魔法陣と古代語のルーンを組み合わせたものを記述することで、マナのコントロールによって色や形、硬さ等を自由に変えることが出来る。だが、形状変更等で使用されるマナの消費量が膨大であり、これまでの動力炉では安定した稼働が難しく搭載が見送られていた。

しかし、STEが実装される今回の新型ニンフではマナの生成量が膨大なため、FAを稼働させることも可能であると判断し実装に至った。


STEとFAを搭載したNY、それがステファニー(STE&FA-NY)なのである。



そして――そのステファニーの起動に、トラブルが発生した。



ステファニーは数多くの起動シーケンスをパスし、起動直前まで大きな問題なく最終工程を迎えたはずだった。

しかし、大脳型制御システムへの接続を完了し、最終起動に入った時にそれは起きた。


自律起動に入ったステファニーは監視システムのモニタリングを遮断。

起動段階でFAの制御下を外れた漆黒の髪は白髪化し、今は白黒斑な虎模様となっている。

外殻部も各部に見え隠れしていた魔獣素材の成型で発生するパーティングラインや接合部の切れ目が消えて、まるで人の肌のようになっているのだ。


目の前では自律起動を完了したステファニーが体を起こし、首を回して辺りを視認していた。

視認による確認を終えたのか、ステファニーは自らの体を触り始める。


肩から腕、そして胸を揉みしだいたかと思うと停止し、再稼働して股間を弄った所で奇声を上げた。



「〇△◇□〇△◇□〇△◇□〇!!」


「……っ!」


「きゃー!!」

「いやっ!」



私の助手である二人の女性――カレンとセリカ――がステファニーの突然の奇声に驚き、頭を庇うようにしゃがみ込んだ。


このままでは不味い。

なんとかステファニーを止めなくてはならない。



「私が行く。二人は後ろに下がるんだ」


「マスター! 危険です。制御スクロールも停止ワードも効果がないのにどうするんですか!?」

「そうですよ! ここは封鎖して逃げましょう!」


「駄目だ!!」



今、グレイブル・マクダクルは初めて助手に大声を出す所を見せた。

大きな声を出したマクダクルを見た助手の二人は、あまりの驚きに思考を停止してしまっている。



「す、すまない……大きな声をだしてしまった。二人は逃げてくれて構わない。ここは私に任せてくれないか? 一介のオートマタ技師として、彼女をこのまま放置することは出来ないんだ」



マクダクルの覚悟を感じたのか、助手の二人は互いに向き合い頷きあった。



「マスター、私もここに残ります。お供させてください」

「カレンも残るなら私も残ります。ステファニーのこと、宜しくお願いします」


「カレン、セリカ、ありがとう。任せてくれ」



マクダクルはステファニーを刺激しないよう、ゆっくりと彼女に近づいて行く。

距離を詰めていることに気が付いたのか、彼女はじっとマクダクルを見つめていた。

人同士が会話できる距離に到達した所で、マクダクルは彼女に話しかけることにした。



「あの~聞こえますか~?」



非常に気弱に話しかけるマクダクルに、ステファニーが反応する。



「〇△□〇△◇……あ~あ~、こうか? わかるかな?」


「は、はい。わかります……」



こうしてマクダクルとステファニーのファーストコンタクトが始まったのである。

感想ください。

いや、本当に心底ほしいです。

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