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みーちゃんは生きたい!  作者: トミー尾杉
27/32

第27話

・お詫び

『みーちゃんは生きたい!』の概要、あらすじの欄にて31話+後日談1話での構成と紹介させていただきましたが、作者が話数を振り間違えたため、30話+後日談1話で公開させていただくかたちとなりました。

間違った情報を流してしまい、申し訳ございませんでした。

今後、数え間違いをしないように気をつけます。とほほ・・・・・・

学校は相変わらず騒がしい・・・・・・ことは今日はなく。

どことなく大人しめな印象。

ギャンギャンと耳障りな声はなく、その代わりすすり泣く一人の女子の声とそれを囲い慰めるように声をかける女子たちの声が中心だ。

空気を察してか、男子も今日は静かだ。


「・・・・・・だって、好きだったんだもん。あの人、仕事ばっかりでうちのこと愛してくれてなかったから、ついデキ心で・・・・・・こんなにされるとは思わなかった」

指輪を輝かせていた少女の指にはそれがなく、打撲の跡が痛々しく頬や腕にできていた。

様子から察するに・・・・・・そういうことだろう。


「こ、高校進学はどうなるの?」

「・・・・・・もうできなさそう。金銭的な支援はないし、賠償金を払う羽目になっちゃった。家も追い出されたし、彼にも逃げられちゃって・・・・・・」

「だ、大丈夫だよ。まだ若いじゃん!なんとかなるって!」

「こんな歳から働きたくないし、バツ1の価値は・・・・・・」

「そ、そんなことないんじゃないかな・・・・・・これから滅茶苦茶稼いでいい男ひっかけなよ!」


・・・・・・励ましの声が浅く感じられる。

励まし方も励まし方であるが、あれは励ます必要のないクズだ。

自分の為に金持ちと結婚した癖に自分に不都合だったら弱さを訴え同情を誘おうとする輩だ。


何がバツ1の価値だ。

利用する愛の行く末はどのみち破滅だ。

ざまあみろ。

それが人生の苦痛というものだ。たんと味わうがいい。


「・・・・・・くだらな」


・・・・・・人の不幸を楽しんで、一体何になる?

ああいうのは見てるだけで不愉快なのに、自分の思考にも醜さを感じてしまう。

いい事なんか一つたりともありはしないのに。


・・・・・・無償に、人の不幸せに惹かれてしまう。


――――ワタシはどれだけ醜くなるのだろうか?

こんなことしたって、自分が幸せになりたいわけじゃないのに。


ワタシは、ワタシの同族を望んでいるのだろうか?


馬鹿馬鹿しい。


どうせ、この感情も嫉妬だ。

自分が幸せだと思えないから、なることを諦めてしまったから。

せめて道連れにしたいとか、言語化させるとそんな感じだろうか。


「・・・・・・はぁ」

魚の目、蟻の目、鷹の目とはよく言ったものだ。

社会的問題の解決の視点を持つこれらだけれど、こんなものも社会にでるまでは無用の長物。

企業にアピールするために自分の強みを研究したけれど、ワタシが持っているのは多分自分のいる環境を俯瞰して行動を起こす能力だ。

まぁ、もう行動に移す気力なんてさらさらないのだが。


鷹の目・・・・・・観察力や俯瞰なんて、こんな年齢から持つものじゃない。

知る必要のないことも、知りたくないことも何もかも分かってしまうような気がするのだ。

社会的に言うメリットで自分の不細工さに気づいて心を削っているなんて、意味がない。


何が価値だ。

何が多角的視点だ。


ワタシたちは自分たちの能力を何故社会に繁栄させることばかり考えさせられてしまうのだろうか。

容姿も学力も潜在的な力も。

そんなもの、ない方が生きやすいや。


「やっぱ、無理。向いてないわ」


今日も今日とて、

ワタシは机に腕を畳んで顔を伏せて退屈凌ぎ。

勉強をする気も起きやしない。


・・・・・・なんで、いきているのだろうか。

早く、踏み切ってしまえ。

いきている意味なんてないのだから。





物事が深く、様々な視点から見つめられるのはかなりの利点です。

しかしながら、現状や課題が判る目があろうと、力がなければ変えることができない。

だから我々は学を積み知識を蓄え、人徳を得ることができる内面を養う必要がある。総ての経験がその人その人の力になってくるはずです。私はそう、信じています。


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