第1話
飛月未来の物語にお越しいただき、誠にありがとうございます!
トミー尾杉です!
2年近く音沙汰ない状態でしたが、いろんなものに踏ん切りがついたので再スタートです。
飛月未来が創り出す『未来』と共に、私も励んでいく所存です。
序盤は鬱鬱としているかもしれませんが、中盤あたりで少し解消していきますので、
どうぞ、よろしくお願いします!
ブックマークや反応、感想を送っていただけると嬉しいです!
ワタシは飛月未来。中学2年生。
桜田市にある桜田中学校に通っている。
母親から、明るい未来を生きてほしいという想いを込められて『未来』という名を受けた。
未来だからみーちゃん。
みーちゃん、みーちゃんって可愛がられて、母から育てられてきたものだ。
ワタシに明るい未来を生きてほしいから、女手一つでワタシの事を育ててくれている。
そんなワタシは今――――猛烈に消えたい。
そう、この世を生きるにはあまりにもワタシの性格はミスマッチなのだ。
なんで、今生きているのだろう?
そう思うことが、去年から増えてきたのだ。
こんな時代に生まれてくることこそ間違っていた。
生きている理由が判らないし、生まれ落とされた理由が判らない。
出来ればこんな命よりも、もっと生かすべき命があるのではないだろうか。
命が譲渡できるマシンでもあればいいのに。
「飛月!なんでさっきの変化球が打てねぇんだよ!こっち来い!」
怒号が、グラウンドに響く。
今日は久しぶりに試合に出ることができた。
試合といっても練習試合。それもBチームと呼ばれる2軍のような扱いを受けるのだ。
それに代打で出たワタシはなんとかヒットこそ打てたものの、鼻ほどの高さから鳩尾程度の高さまで落ちてくるカーブを見逃してしまったのだ。
それが気に食わない監督から、次の回から投げろと言われたがすぐさま却下されてしまった。
ごん、と頭から顎先にかけて伝わる衝撃。
ヘルメットをかぶったままのワタシの頭を、監督がバットで殴ったのだ。
流石に本気ではないだろう。彼は体罰ギリギリの線をわきまえているのだ。
「・・・・・・ったく、使えねぇな!走れ!」
グラウンドの外。広がる河川敷を指さし、
「・・・・・・はい」
ワタシは帽子を脱ぎ、頭を下げてから河川敷に向けて走り出した。
犬を散歩する老夫婦。家族団らんの休日。川を眺めながらキスをするカップル。
みんな幸せそうで。見るものすべてが私よりも輝いて見えて。
ワタシなんかよりも、凄く楽しそうで、
――――ああ。
なんで、生きてるんだっけ?
そうだった、あけましておめでとうございます!
今年も皆様が健やかに過ごせますように!
1月2日に第2話を公開するかも・・・・・・?




