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田んぼと稲の準備

はい、今回も稲作について出てきますがマジで難しい…調べながらやってますが理解が追いつきません

ご都合主義が結構出てしまうと思いますが、それでも見てくると嬉しいです。

畦塗りをしようと田んぼ(仮)に入ろうとした

時に気がつく。


あっ…道具がない…


説明しよう!畦塗りは基本機械でやるがない場合は

昔ながらの道具を使った方法になるぞ!


しまったのじゃ…鍬がないから大変じゃぞー…

なんか代わりになりそうなのないかのぅ…

またもダメ元でメロア君に聞いてみるかのう


「メロア君よ…鍬はないかのぅ?打ち鍬でも引き鍬

でも良いのじゃが…」


そのことを聞くとすごく困惑した顔でわしゃを見てくる。


「すみません魔王様、そのくわ…?とは何でしょうか、武器の一種でしょうか?」


えっ!メロア君鍬を知らないじゃと!?

農家が周りにいなかったのじゃろうか…


「えぇっとじゃな…じゃあ先端に平べったい板が

ついた棒とかはないじゃろうか?」


せめて代わりになる道具はないだろうか


「えぇっと…でしたら、武器倉庫に行けばあるかもしれません」


メロア君が提案してくれたことを頼りにする


「よし!では案内してくれぬか」


「はい、わかりました」


こうしてメロア君に言われた通り武器倉庫にきた

またもメロア君が移動させてくれた

本当に助かるのじゃ


武器倉庫と呼ばれる場所には、

様々な形をしたものがあたり一面にある。


おぉう…すごい量じゃのう…金属がたくさんじゃ…

一体鐘何個分くらいなんじゃろうな…


周りの武器を見て自然とそう考えてしまう


「うん?これは使えそうじゃのう」


ある鍬の代わりになりそうな物をみつけ捕獲する

鍬以外にも後で使えそうなものは取っておく。


必要そうなものを取ったらまた田んぼの

元へ戻る


「では!やるぞー!」


鍬の代わりの斧?を持って田んぼの中に入る

なんか斧にしては刃が黒いし、形が変な気がするがよいじゃろ


そんなことを思ってる中、見ていたメロア君の

顔色が少し悪くなっていた


「えぇ…魔王様…それはぁ…」


驚いてしまった。魔王様が持っているあの斧は

魔蝕深(ましょくしん)という中くらいの斧であり、

かつて魔族の血と魔力を喰らいつくし膨大な力を

司る武器である…

使える者は黒魔術が使える数少ない高魔族だけと

聞いたことがある…


そんなすごい斧を使っていると知らず

魔王様(おじいちゃん)畦塗りを始める


まず、畦塗りをするまえに土を掴んでみるのじゃ

この時、土が握って固まるくらいがよろしい

イメージは泥のおにぎりをつくる感じじゃ


握ってみるときれいに固まった

もし固まらなかったら水を少し混ぜると良い


よし、そしたら周りの土壁にこの土を塗る!

この時、鍬が役に立つのじゃ!

まあ今回はこの黒い斧を使うがの

斧の刃の平らな面に泥っぽい土を取り

土壁に塗る、この時力強くやらないといけない


ぺちゃ、ぺちゃ、


土壁に泥を塗る音が森に広がる。

その音に気づいたのか自然と周りに

様々な魔物が集まる

そんなことも気にせず畦塗りをする魔王様


「くぅ〜久々にやると疲れるわい

小さい大きさと思って油断したのう…」


この作業、思ったよりも力がいるのである。

水を含んだ土は重く、それを持ち上げ土壁に塗る

ソレを何度も繰り返すため体に響く


ぺちゃ、ぺちゃ…


なんとか終わらすことができるが

やはり疲れたのである


「ふぅ〜疲れたぁ〜!」


「お疲れ様です魔王様、すみませんなにもできず」


わしゃが畦塗りを終わり、地面に座ると

メロア君が寄ってきてくれた。


「なにを言うとる!メロア君は十分助けてくれとる

本当にありがとうな」


メロア君が申し訳な顔をしておる…

とても助かってるというのに…謙虚な子じゃのう…


よし、あとはこれを乾かすのじゃが…


「時間かかるのう…」


畦塗りとは泥が乾いて完成するのじゃ

つまり乾くまでは時間がかかるということじゃ…


どうしたもんかのう〜


そう考えていると、奥から地ならしがしてくる


ドンドンドン…!ダンッ!


「ほぇ…?」


森の奥から現れたのは、下半身は四足歩行姿の牛、

上半身は人間の体、頭は馬の巨大な人?である


なんじゃこりゃー!?


思わず口をあんぐり開けてしまう。


牛…?いや馬!?なんじゃ…?着ぐるみか!?

それとも妖怪か!


「おぉ、お久しぶりですな魔王様よ

我が支配する森にようこそいらっしゃいました」


馬顔からとても低く太い声が発せられる。

周りはさっきまで様々な魔物が集まっていたが

今はちってしまっている


「おぉ…久しぶりだな…?

土地を使わせてもらっています…?」


この土地は所有者がいたのか!

小作料払わないとまずいか?

てか申し訳ないが誰じゃ!?


「魔王様、この方はこの森を支配する者

フーロル様でいらしゃいます」


「ほぇ…フーロルさん…?」


ひょえ…この森を持っているのか…

てかなぜ槍を片手に持っているのじゃ!?


メロア君目線

フーロル様…かつて人魔死滅大戦に参加していた

幹部の一人…最前線での活躍は伝説的で、

圧倒的力と魔法で人間軍を一人で壊滅状態に陥らせた凶暴者…手に持つ槍は、一振りで山を切断した伝説を持つ…


「魔王様よ、なぜここにいらっしゃったのでしょうか?」


「あぁ!稲作をするための

田んぼを作っているのじゃ!」


「稲作…?なるほど…」


「しかし困ったことに土壁を乾燥させないといけなくてじゃなぁ…どうするか悩んでいてのう〜」


う〜む早めに乾かしたいが自然乾燥以外思いつかないからなぁ


「ふむ、でしたら我の力を使いやってみましょう」


「フーロルさんが?

それは助かるのじゃ「サン・フレイム」ほぇ?」


ゴォォォオオオ!


フーロルが唱えた瞬間、目の前に小さな太陽が

現れ、視界が赤くなり熱風が生じる。


いや…!


「熱すぎるのじゃ!!!」


思わず叫んでしまう


田んぼを見てみると土壁が蒸発しかけ、ドロドロになりかけおる。なんでや!?


「フーロルさんよ!!一旦止めてくれ!!」


堪らずフーロルに言って止めるようにする。

声が聞こえたフーロルはすぐに小さな太陽を消す


「はぁぁぁ…!干からびると思ったのじゃ…!

フーロルさんよ…ありがたいのじゃが

一旦待ってくれ…」


わしゃの言葉にフーロルさんは申し訳無さそうにしている


一瞬であったが畦塗りしたところは乾いているが

少しまばらである…


「すまぬが太陽を直に置くのは予想外じゃ…

お天道様をよく出してくれるだけでよいのじゃが」


「お天道様…」


その言葉に反応したのはメロア君じゃった


「気候を操るウェザリストを呼んでみては

いかがでしょうか?魔王様よ」


うぇざりすと?誰じゃ、豊穣神の名か?


「そのうぇざりすとを呼ぶとよいのじゃか?」


「はい、きっと役に立つと思いますが」


「なるほど…あの低級を連れてくればよいのですな、少しお待ち下さい魔王様」


「ふぇ?低級…?ちょ…フーロルさん!?」


ドドドド…


メロア君の提案を聞いたら森の奥に行ってしまった

もうわからん…


色々なことが一気に起こりすぎて頭がパンクしているおじいちゃん


数分後、また奥から地ならしが聴こえてくる。

現れたのはフーロルさんとその背中に背負われている長い白髪の人


「遅くなってしまいすみません魔王様よ

かのものを連れてきました」


ぼと…


そう言ってわしゃの前に落としてきたのは

やはり長い白髪の白い布をまとった人である

性別は…すまぬがわからないのう…

ていうか…


「これ!人を落とすな!」


ついフーロルさんの行動に突っ込んでしまっていると白髪の人が立ち上がりわしゃを見てくる。


「ぁぁ…えっとぉ…ありがとうございます魔王様、

自分みたいな低級種族にどのようなご要件でしょうか…?」


話してみるとすごく声が小さく腰が低いと感じる


「そんなに怯えないでくれ〜!

実は土を乾燥させてもらいたくてな」


「乾燥…ですかぁ…?」


田んぼの土壁を見せ、どのようにしてほしいか頼む


「なるほど…でしたら天候を晴れにして…

サンワールド…!」


カッ!


ウェザリストがじゅもんを唱えた瞬間、

太陽の光が強くなる。

それと同時にウェザリストの髪色が赤色に変わる


「ほぇ!?髪色が変わった!」


「ウェザリストは操る天候によって髪色と瞳の色が変わるのです」


メロア君がまたも丁寧に説明してくれた


「えっとぉ…この調子でやればいいんですかぁ…」


気弱に赤い瞳をこちらに映して聞いてくる。


「あぁ!その調子でやってくれ!よし、畦塗りは

これでいいとして…今のうちに稲をみてくるか…」


乾燥は時間がかかるだろうから今のうちに料理長に頼んだ稲を見てこようと思う


「メロア君よ、何度もすまぬが料理長のところまで行かせてくれぬか?」


「わかりました魔王様。」


メロア君が杖を構え呪文を唱えようとする


あっ…そうじゃ…


「フーロルさんよ!周りに危険がないか見といてくれると嬉しいのじゃ!うぇざりすとさんよ!

無理はしなくていいからな!ゆっくりで大丈夫じゃ

二人とも熱中症には気おつけるのじゃよ!」


ピュン その言葉を残し移動してしまう


その言葉を聞いた二人は思わず顔を見合わせてしまう。初めて言われたことで…


「魔王様って変わってますね…」


ウェザリストはつい、思ったことを口にしてしまう


「……はっ…!すっ…!すみませんフーロル様!」


つい行ってしまった失言にすぐさま謝る

そうでもしないと…


「いや…お前の気持ちが我にもわかる…」


「えっ…」


初めて上下関係なく素で話した瞬間であった。


魔王城内

「お〜い!料理長さーん!どうじゃ〜!

たねもみ、稲はあったか〜!!」


「魔王様、こちらであっているでしょうか…?」


見せてきたのは箱で、そこには小さな稲の苗が

生えていた。大きさは10cm程度である。


「おぉ!これじゃこれ、良く見つけられたな!」


「はい、第四倉庫の中を探した所人間どもから

強奪した中にあったよです。

種しかなかったため研究科の魔物達に成長してもらいました」


「そうかそうか〜」


…うん?強奪?今強奪と言ったか…?

ちょっと待てどうゆうことじゃ!?


「ではこれを成長させれば魔王様が作ろうとしているものは完成するのですね」


困惑してる中、メロア君の言葉に戻される


「あ〜そうじゃのう、もう少しこの苗が大きく

なったら田んぼに植えるとしよう」


本当は種を塩水で選別して、苗床や育苗箱を使い育てる。てか消毒などもできておらぬ…

まあ今回はしかたない…ばか苗病…発症しないと いいのじゃが…


「そうじゃのう…その苗の場所は…」

室内栽培でも良いのじゃが…環境が整ってなさすぎる…本当は保温折衷苗代(ほおんせっちゅうなわしろ)などを使いたいのじゃが…今は無理じゃろうし…


「あっ、それなら心配ありませぬ魔王様よ」


「ほぇ?どうゆうことじゃ?」


どうやって育てるか考えていたら、料理長に声をかけられる。


「育たせるのは研究科にやらせます

あやつらは魔法植物などに詳しいですから」


「なるほど…だがしかし…」


植物に詳しくとも稲とはまた別な気がしてしまう


「魔王様、ここは研究科を使ったほうが良いと思います」


「ほぇ!まさかメロア君まで…!」


わしゃが悩んでいるのに気がついて、助言とその理由について説明してくれた


「多分なのですが、その魔王様が言っている苗と今ここにある苗は少し違うかもしれません」


「?どうゆうことじゃ?」


「この苗はどうやら長い間倉庫の中にいたせいか、

魔力を帯びています。そのため普通の植物よりも成長や頑丈さが違うと考えられます」


「なんと!ならば今回はその研究科?とやらに

任させてもらおうかのう…」


まさか苗がわしゃの知ってる苗ではないなんて…

とほほ…


「とは言っても、今回のが例外なだけだと思いますよ!」


魔王様の落ち込みに慌ててフォローを入れるメロア君


そんなこんなあり、苗は料理長と研究科が担当することになったため、また田んぼに戻る。


ピュン


「ただいまなのじゃ〜ってうわぁ!?」


目の前の光景に体が止まってしまう…

田んぼの土壁が上手にできておるのじゃ!

普通、自然乾燥なら数ヶ月必要なこともあるためこの短時間でできるのは快挙なのじゃ!


「あっ…魔王様…これでよろしかったのでしょうか…?なにか不出来な所があれば…「すごいのだ!

うぇざりすとさん!!」ふぇっ!」


歓喜あまってウェザリストの手を掴んで

褒めてしまう。


突然の褒め言葉にウェザリストは顔から湯気が出るんじゃないかと思うくらい顔を真っ赤にする。

それを横目に見ているフーロル


「よし!あとは水を流れるようにして

一旦は完成じゃあ!って大丈夫かうぇざりすとさん!顔真っ赤だぞ!」


ウェザリストの顔を見て熱中症になったと思い慌てだす。


「いえ…大丈夫でございますぅ…!」


すごく小さな声で言い、魔王様から距離を取る


「そうなのか…?無理するでないぞ?」


魔王様はそう言った後、田んぼの方へ向かう。


今、田んぼは水を入れることはできるが

水を流しだすことができない状況である。


本当は水路を作ったり水車を使ったりして水を流すのじゃが、わしゃは思いついてしまったのじゃ!


数日前、魔法解読してる時に発見した

転移魔法!内容は物を移動させれるらしい

メロア君がよく使ってくれてるのもこれらしい


この転移魔法、実は配置できるらしい

なので、水を入れる所とは斜め反対方向の所に

これをおいてみる。


「メロア君よ、水を入れてみてはくれないか〜!」


「あっ!はい!」


わしゃの声がけに応じてメロア君は水止めていた

魔法を解く。


解いた瞬間、田んぼに水か入ってくる。

水が膜のように溜まったらまた水を止めてもらう


そしてここで…「可動せい!」


ジャバ〜


田んぼの水が設置した転移魔法に吸われていく

吸われた水はため池の方に戻る仕組みじゃ

止めるのも魔法で行う。


まあ…改善は本当に色々あるがとりあえず…


「田んぼの完成じゃ!」

いや〜あのですね…どうでもいい話なんですが

一回消えました…文章…はい…

マジで台パンしてしまった、ふざけんなぁぁぁ!

フーロルの所が消えました…なのであれ書き直したやつです


保温折衷苗代などについてはいつか説明します…

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