ひいじいちゃん、魔王?とやらになったそうじゃ
これは初心者が書いた小説です
間違えてる部分が多く見にくいと思います
温かい目で見てくれると嬉しいです
とある世界。何世紀にも及ぶ魔物と人間の争いが続いた世界。
争いは人も魔物も物のように大量に消費されていった。
決着がついた時には世界の半数は壊滅状態であった。
そんな争いの結果、勝者は魔物 人間を倒し世界の大多数を支配することに成功する。
そして、そんな世界を支配し牛耳る者「魔王」
しかし、大戦後の魔力消費と勇者の戦いにより魂が消滅してしまう。
そのため魔王の亡骸だけが魔界に残り続ける。
そして数百年後…
「我らが魔王様が目を覚まされたぞ!!」
時がたち新たな魂が魔王として目を覚ます。
「魔王様万歳!魔王様万歳!」
魔物たちの喝采、最悪の再来…
「ほぇ…?魔王様…?」
いやぁ、魔王様ってなんぞや?
目を覚ませば多くの人?が跪いている。
どうゆう状況じゃ?
魔王様…?なんじゃそりゃ…どこじゃここ…
まて、目を覚ます前は何をしていた…確かわしゃは…
数日前
「おばあちゃん!ひいじいちゃんがまた空見上げて
止まってるよ」
「あぁ、そっとしてあげて。おじいちゃん疲れてるみたいだから」
「えぇ~いつもじゃん!」
古い和室の部屋。今年で100歳になるわしゃは
成長した我が子と孫に囲まれながら障子の隙間から空を眺める。
ここは令和6年の日本
機械や情報が発展した平和な国だ
「おぉ…亜紀君…すまんなぁ…じいちゃん
疲れていてなぁ…ちょいと昼寝をしてくるよ…」
「ちょっとおじいちゃん!一人で大丈夫?」
「いやぁ大丈夫じゃよ…」
ゆっくりな足取りで和室を出て自分の個室に向かう。
若い頃は、この廊下を走り回ったもんじゃ…
そんな古い記憶を懐かしんでいると部屋に着く。
「ふぅ…もう年じゃのう…」
なんせ100歳だ、大正から令和まで生きた生きる歴史人物と言っても過言ではない。
ゆっくりと敷布団の中に入る。
「ふわぁ…もう眠いのぅ…」
瞼が重くなる。しかし、いつもの眠気とはまた違う。
きっとお迎えが来たのじゃろう…大変な人生じゃったが…
楽しかったのぅ…
ゆっくりと昼寝をするように目をつぶり意識を落とす。
天国には行けるだろうか…
回想終わり
そうじゃ!わしゃは確か眠って…!
「あのぅ…魔王様?どうかなさいましたか?」
大きなローブを羽織った青年が話しかけてくる。
「魔王様…?なんじゃそりゃ?わしゃは確かに死んだはずじゃが!?
とゆうかわしゃは魔王様という名ではないぞ!秀雄という立派な名が…ほぇ?」
話している時、視界に自分の手が写る。
普段、手なんか見ても何の疑問も持たないだろうがこれは疑問を持ってしまう
わしゃの手がすべすべになっとる!!
「ほわぁ…!わしゃの手が青年だったころと同じくらい若々しい手になっとる!」
よく見ると体も痛くない!声を出すのも簡単になっとる。
「どうなっとる…?わしゃは若くなったのか…?
てゆうかお主は誰じゃ!?」
自分の体に驚いておったが周りもおかしい。
どうも日本とは思えない洋風のつくり。
教会の中といったらわかりやすいだろう。
昔旅行で見たヨーロッパのお城の中みたいじゃ
さらには目の前にいる青年は耳が尖っている。
「あぁすみません魔王様。名を名乗らぬというご無礼をどうかお許しください。
私は魔王軍幹部の一人、メロアと申します。」
メロアと名乗る子はローブを羽織り、長髪の青髪に紫色の瞳を持つ男である。
手には長い杖を持っている。身長は…話者より一回り小さいな…
歳は見た目的に15歳といったところかのぅ?
「メロア…君?すまぬが今の状況を教えてくれぬかっ…て…」
なんじゃ…凄まじい数の目線を感じる。
目線のする先を見てみれば人ではない異形の生物が後ろで鎮座している。
どのくらいいるのか正確な数はわからないが、多くいることだけは分かる。
「ひょぇ…まるで軍隊ではないか…」
一旦一人になってこのおかしな状況を整理したい
「メロア君よ、わしゃは一旦一人になりたいのじゃが…
どこでもよいから一つ部屋を使わせてくれぬか?」
ダメもとでメロア君に聞いてみる。
「わかりました魔王様。少し混乱しているようですし
場所を変えましょう」
「おぉ…!それは助かる。すまないなメロア君よ「テレポート」ふぇ?」
ピュン!
何が起きたのか全く分からなかった。
メロア君が何か言った瞬間場所が変わった。
「ひょぇ!?場所が変わった!?どうなっとるんじゃ!」
ここはからくり屋敷なのか!?
周りを見ればさっきとは違い、椅子やテーブルといった家具が置かれておる。
じゃがどれもヨーロッパのお屋敷にありそうな高価なものばかり並んでおる…
「ここは魔王様専用部屋1でございます。ここならば
お邪魔な生物は来ませんので、ではお夕食の時間になったらお呼びします」
「ふぇ?専用部屋1?あっ…待ってくれメロア君よ!」
少し周りを見ていた内にメロア君は杖を振ったらいつの間にかいなくなっていた。
「どうなっとるんじゃ…ほんとうに…」
広い部屋の中に一つの声だけが響いた。
「ふぁっ!そうだ鏡!わしゃはどうなっとるんじゃ!」
部屋の中に置かれた高級そうな鏡で自分の顔を見る。
「ふぇ…?なんじゃこりゃー!!」
鏡に映るのは生前の姿ではなく、長い銀髪に緋色の目をし
さらに頭に大きな角をはやした姿であった。
「どうなっとる…黒い髪も瞳も無くなっとる…」
さらには服装も昔ながらの畑仕事服ではなく
大きなマントに洋風のスーツを身に着けた姿である。
「それになんじゃこの角!まるで鬼ではないか!はっ…!」
この瞬間、孫の子供である亜紀君の話を思い出した。
「ひいじいちゃん見てみて!これがね勇者なんだよ!かっこいいよね!」
亜紀君と一緒に物語の絵本を見ている。
「おぉう…そうじゃのう、にしてもこっちにいる人は変わった見た目をしておるな」
「これはねぇ魔王って言ってね、悪い奴なの」
「悪い奴なのか?」
「うん」
亜紀君が言う悪い奴には角が生え、耳が尖っていた。
「鬼と一緒かのぅ…?」
まだいまいち魔王というものがわからなかった。
「そういえば亜紀君がそんな話をしてくれ取った!!!」
生きていた時、亜紀君が話してくれた話。
魔王と勇者がいる別世界。
魔法というものが使え、様々なものがあるところ
そしてその世界を異世界というと亜紀君が説明してくれた…
つまりここは…
「異世界というやつなのかぁ!?」
じいさん、ここ数年間での渾身の叫び声