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第3章 絆の試練(中編)

この作品はAnthropic社の生成AIであるClaude3-Opus200kを使用して作成されたものです。

アルカディア村を救った余韻も束の間。

俺たちは再び、魔王討伐へと旅立つ決意を新たにしていた。

「よし、そろそろ出発といこうか」

「ええ、次なる戦いに備えないとね」

「おう。この平和も、長くは続かねえからな」

馬車に乗り込み、次なる目的地を目指す。

だがその行く手に、新たな強敵の影がちらつくのだった。


「ねえタクヤ。このまま東に進むと、ムーンライト峠って所があるんだけど…」

道中、エミリアが不安げに切り出した。

「ムーンライト峠? なんか、胡散臭い名前だな」

「そこは昔から、妖魔が跋扈する魔境として知られてるのよ」

「妖魔…だと?」

「ああ。中でも一際凶悪なのが、魔将軍ゾルダーク。数多の部下を率いて、峠の奥に城を構えてるらしい」

「はあ。…まさか、アイツも魔王の配下ってわけ?」

「その可能性は高いわね。となると、素通りは許してくれないでしょう」

渋い顔で頷くエミリア。

ここは敵地に近い。用心するに越したことはない。

「OK、わかった。俺たちも気を引き締めて行こう」

「おう。いつ襲われるかわかったモンじゃねえしな」

馬車を降り、徒歩で峠道を登っていく。

周囲には白骨死体のようなドクロ岩が点在し、不気味な霧が立ち込める。

まさに魔境と呼ぶにふさわしい光景だ。


そんな中、俺の鋭敏な勘がピリリと警告を発する。

「み、みんな、止まれ…!」

「えっ?」

「どうしたんだ、タクヤ」

キョトンとする二人に、俺は険しい表情で言い放つ。

「…気配がする。確か、この先の岩陰に」

「なっ…!」

「しまった、油断してたか…!」

二人も身構え、辺りを警戒する。

ザワザワと、異形の者の気配がびりびりと伝わってくる。

「おそらく、数は10。いや、20は下らないな…!」

「それだけの数を相手に、やれるもんかね…?」

「でも、やるしかないでしょ。準備はいい?」

「ああ。いつでも来い!」

「私も負けないわ。さあ、かかってらっしゃい!」

剣を抜き、臨戦態勢に入る三人。

その時、いよいよ敵の襲撃が始まった。


「ギャオオオーーッ!!」

岩陰から、おぞましい怪物の群れが飛び出してくる。

人の上半身に山羊の下半身が付いたような、キメラだ。

「う、ugly…!こいつらが妖魔ってわけ?」

「ええ、間違いないわ。気を付けて、毒を吐くはず!」

言葉と同時に、俺は鑑定のスキルを発動させる。

「おのれ愚かな人間め!我らが総帥・ゾルダーク様に逆らうとは、ご法度ーッ!」

「ヒヒヒ…生け捕りにして、晩餐会の料理にしてやるぜえ」

キメラたちの会話の内容まで聞き取れた。

どうやら、ゾルダークの命を受けて俺たちを捕らえる気らしい。

(ふん、なめられたもんだな…!)

「エミリア、ケイト!キメラの弱点は、胴体の真ん中だ。そこを狙うぞ!」

「OK!任せて!」

「よし、俺も行くぜ!」

鑑定の情報を共有し、反撃の狼煙が上がる。


果敢に斬りかかるエミリアの剣戟。

豪快にぶった斬るケイトの怪力。

そして、俺の指揮のもと繰り出される連携プレー。

三人一丸となった攻撃の前に、キメラたちは次々と斃れていく。

「ぎゃあーっ!強い、人間め…!」

「た、助けてくれ、ゾルダーク様ーっ!」

わずか数分で、キメラの群れは全滅した。

「はあ、はあ…や、やったか…!」

「ふう。小手調べって所だったわね」

「ったく、こんなザコに手間取ってらんねえな。先を急ぐぜ」

息を切らしながらも、勝利に喜ぶ俺たち。

だがこれは、本当の戦いの始まりに過ぎなかった。


峠道を進んでいくと、やがて視界が開けてきた。

切り立つ崖の頂上に、巨大な黒い城が聳え立っている。

「あ、あれが…!」

「ゾルダークの砦ね、間違いない…!」

「チッ…見上げるだけで、物凄え威圧感だぜ」

あまりの威容に、俺たちは息を呑む。

並大抵の覚悟では、到底叶わない相手だと直感できた。


城門前に辿り着くなり、中から一団の影が現れた。

黒ずくめの鎧に身を固めた、数十の騎士だ。

「ほう、勇者と噂の人間どもが来たか」

「我らが主、ゾルダーク様がお待ちかねでな」

「さあ参れ。貴様らの――命を捧げよ」

不敵に笑みを浮かべ、騎士たちが道を開く。

「…行くしかないみたいだな」

「うん。どうなるかは、神のみぞ知るって所ね」

「なあに、俺たちは強くなった。ゾルダークだろうと、ぶっ飛ばしてやるさ」

気丈に振る舞い合いながら、俺たちは城内へと足を踏み入れた。


長く続く廊下の奥。

そこには、異様な気配を放つ玉座が鎮座していた。

「ようこそ、勇者よ。私があなた方を、どれほど待ち焦がれていたことか」

「ゾ、ゾルダーク…!」

玉座に腰掛けているのは、見るからに強そうな屈強の男だ。

全身を漆黒の鎧で覆い、禍々しいオーラを纏っている。

「私はこの地に古くから住まう、妖魔の長・ゾルダーク。かの魔王様の、忠実なる臣下」

「やはり、お前は魔王の手先だったのか…!」

「フッ、手先だと?言葉が悪いな。私は魔王軍四天王随一の戦士。その力、思い知らせてくれるわ」

「四天王だって…!?」

衝撃の事実に、俺たちは愕然とする。

伝説の魔王軍で、屈指の実力者。ゾルダークは、そんな化け物だったのだ。

(く、くそ…!こいつ、尋常じゃない強さだ…!)

鑑定スキルを発動させ、ゾルダークのステータスを読み取る。


ゾルダーク

HP:20000

攻撃力:4000

防御力:3000

素早さ:2500


およそ人間の域を遥かに超えた、モンスタークラスの強さだ。

このレベルでは、普通に戦ったところで勝ち目はない。

(…いや、待てよ。そうだ、俺にはアレがある…!)

追い詰められた俺の脳裏に、一縷の光明が差した。

「エミリア、ケイト。作戦変更だ。俺が奴の注意を引きつける。その隙に、トドメを刺してくれ」

「え…で、でもそんな危険な真似…!」

「タクヤ、お前本気なのか…!?」

動揺を隠せない二人に、俺は静かに言い放つ。

「…平気だ。俺を信じろ。必ず、ゾルダークを倒して魔王への橋頭堡を築く」

「…わかったわ。私は、タクヤさんについていく」

「…ああ、俺も同じだ。死ぬなよ、絶対にな」

覚悟を決めた面持ちで頷く、頼もしい仲間たち。

この絆さえあれば、どんな強敵だって乗り越えられる。

俺はそう信じて、ゾルダークに向き直った。


「さあ、勝負だゾルダーク。俺が相手になってやる!」

「ほう、口の利き方は立派だ。だが所詮は人間、私の敵ではないわ」

「そうかな?俺にだって、伊達に戦ってきたわけじゃない」

挑発するように、俺はゾルダークを睨みつける。

その視線に、ゾルダークも興味を引かれたようだ。

「フン、面白い…ならば存分に、その力を見せてもらおうか」

不敵に笑みを浮かべ、ゾルダークが立ち上がる。

「受けて立つがいい、我が必殺の妖魔剣!」

「そっちこそ、俺の底力を思い知れ!」

互いに剣を構え、火花を散らしながら斬り結ぶ。

強烈な刃と刃のぶつかり合いに、大気が震動する。

(くっ、やっぱり強い…!このままじゃ、持たねえ…!)

渾身の力で踏ん張る俺。

だが、決定的な威力の差は覆せない。

「ぬうっ!」

激しい剣戟の末、俺の剣が砕け散った。

「な、なんだと…!」

信じられない光景に、俺は茫然と立ち尽くす。

「カハハハハ!見えすいた戦法だな、勇者よ」

「そんな程度の力で、私に挑もうなどお笑い種よ」

嘲笑しながら、ゾルダークが剣を振りかざす。

これでは致命傷は免れない。万事休す、か…。


その瞬間、「タクヤさん!」「タクヤ!」

仲間の声が、俺の意識を呼び覚ました。

「み、みんな…!」

「まだ諦めるな、タクヤさん!私たちを、信じて!」

「そうだぜ、兄弟。お前の役目は、まだ終わっちゃいねえ!」

「エミリア…ケイト…!」

夢中でゾルダークを引き付ける二人。

必死に時間を稼ぐ、仲間の健闘ぶり。

(ああ、そうだ。俺は一人じゃない。最後まで、戦い抜くんだ…!)

奮起した俺は、全身全霊の力を振り絞る。

「ゾルダーク、まだ終わりじゃねえぞ!俺の闘志に、火を付けやがったな!」

「な、何だと…!?」

「伝説の勇者の力よ!示せ、己が本当の力を!」

雄叫びと共に、俺の身体が眩い光に包まれた。

「な、何だこの力は…!信じられん、人間のオーラが私を凌駕している…!」

度肝を抜かれ、後ずさるゾルダーク。

俺は唸るようにして詠唱した。

「神よ、我に勝利を!ライトブリンガーッ!」

全身から、聖なる光の奔流が迸る。

その衝撃波に、ゾルダークの身体が飲み込まれていく。

「ぐわあああーっ!なんという馬鹿な…私が、人間に敗れるだと…!?」

「これで終いだ、ゾルダーク!俺たちの、絆の勝利だ!」

光に呑まれ消滅する、妖魔の長。

ゾルダークは、ついに力尽きて倒れた。


「タクヤさん、やったわ!ゾルダークを倒したのよ!」

「兄弟、お前は伊達じゃないぜ。最高に男らしかった!」

歓喜に湧く仲間たちに、俺は晴れやかな笑みを浮かべる。

「ああ、これも皆のおかげだ。心から感謝してる」

「私たちこそ、タクヤさんに感謝よ。あなたの勇気が、私の心を奮い立たせてくれた」

「俺もだ。お前となら、この先の戦いも乗り越えられる気がするぜ」

固い握手を交わし合う、冒険者三人衆。

ゾルダーク打倒の栄光に浸りながら、俺たちは再び旅路に就くのだった。


***


ムーンライト峠を越え、俺たちの行く手に広がる風景。

「うわあ、なんて綺麗な街なの…!まるで、絵本の世界みたい!」

目を輝かせて街並みを見つめるエミリア。

そこは色とりどりの建物が立ち並ぶ、どこか夢のような佇まいの街だった。

「ようこそ、マジカルシティへ!魔法使いたちが集うファンタジーの都だぜ」

「へえ、ケイトはここを知ってるのか」

「ああ、以前ちょいと仕事で来たことがあってな」

得意げに語るケイト。

つい先日まで魔境に身を置いていた身としては、この街の存在が信じられないくらいだ。

「さ、先を急ごうぜ、兄弟。久々に上物の酒が飲みてえ」

「わ、ちょっとケイト、飲んでる場合じゃないでしょ。もう少し真面目に…」

「いいじゃねえか。たまには羽を伸ばすのも、冒険者の嗜みってヤツよ」

「もう、しょうがないわね…じゃ、私は本でも読んで時間をつぶすとするわ」

会話を交わしながら、俺たちはマジカルシティの中心部へ足を進める。


そこは魔法使いギルドの総本山とも呼ぶべき、荘厳な佇まいの建物だった。

「おお、これが噂のマジカルタワーか…!」

「相変わらず立派ね。さすが、歴史ある魔法使いたちの殿堂だわ」

感嘆の声を上げる二人を尻目に、ケイトが不敵に笑う。

「ヒヒッ、ここには他にも見所がたくさんあるぜ。特にお前らみてえな初心者は、お宝の一つや二つ転がってるかもな」

「へえ、お宝…?何か、胡散臭いんだけど」

「バカ言え。魔法の街のお宝なら、一獲千金間違いなしだ。…よし決めた。俺、ちょいとそっち系の情報を集めてくる」

「ちょ、ケイト!勝手に行動しないでよ!」

「ほっときゃいいって。じゃ、後でな!」

そう告げると、ケイトはもう見えない。

どこかへ駆けていってしまったようだ。

(はあ…マイペースな奴だな)

「ま、ケイトのことは置いといて、俺たちは宿でも取るか。流石に疲れが溜まってきたし」

「そうね。この街なら、ちょっと贅沢できそうだし♪」

期待に胸を膨らませるエミリアに、俺も笑みがこぼれる。

たまにはこんな息抜きも、悪くないかもしれない。


こうしてエミリアと二人、快適な宿で束の間の休息を取ることに。

「はあ~、いい湯加減…やっぱりお風呂は最高ね~」

満足げに湯船に浸かるエミリア。

その姿に、ついつい見とれてしまう俺がいた。

「タクヤさん、何よそんな顔して。もしかして、何かいやらしいこと考えてない?」

「な、何を言う!俺はただ、その、疲れを癒やしてるだけで…」

「ふーん、言い訳がましいわね。もう、バレバレなのに」

クスクス笑うエミリアに、俺は赤面するしかない。

(く、くそ…ここでキザったりしたら、どんな反応されるかな…って、ダメだろ俺!)

理性と本能の狭間で揺れ動く俺の心。

そんな中、隣室から強烈な衝撃波が走った。


「な、何事だ!?」

「どうしたのかしら!?」

慌てて駆けつける俺たち。

そこには、メチャクチャに荒れた部屋と、ボロボロのケイトの姿があった。

「ケ、ケイト!?一体何があったんだ!」

「ぐっ…や、やられた。奴ら、俺の隙を突いて…」

「奴ら?何なのよ、一体」

事情を問い質すエミリアに、ケイトが弱々しく答える。

「マジカルシティの、裏の顔さ…この街を牛耳る、魔法使いのマフィアどもがな…」

「え…マ、マフィア…だって!?」

「そうさ。俺はこの街の闇を暴こうと、奴らの尻尾を掴んだんだが…返り討ちにあっちまった」

「そんな、無茶しすぎよケイト!」

「ケイト、すまない…俺が気づくのが遅れた」

後悔と怒りに身を震わせる俺。

ならば、もうやることは一つだ。

「…みんな、行くぞ。俺たちの手で、この街の闇を払拭するんだ」

「え?で、でもタクヤさん…」

「平気だ。何度だって何人だって、俺は戦う。この仲間を傷つけた奴は、絶対に許さない」

静かに、しかし熱を帯びた声で宣言する。

ケイトの無念を晴らすため、そして平和なマジカルシティを取り戻すため。

俺は全てを懸けて、悪を討つ覚悟を決めたのだ。


***


マジカルシティの地下深く。

そこに潜むは、この街の裏社会を牛耳る魔法マフィア・デスペラードの本拠地だ。

「よう、噂の勇者サマかい?こりゃあ、いったいどないしたわけかいな」

「お前がデスペラードのボス、シャドウ・ジョーか」

「そうらしいで。で、ウチとどないしたい言うねん」

「決まってる。お前らの、悪事の限りを尽くす」

睨み合う俺とシャドウ・ジョー。

互いに、一歩も引く気はないようだ。

「ほーん、そないに言うてくれるわ。ほな、ウチのしもべ共の相手、よろしゅうな」

手を一振りすると、シャドウ・ジョーの背後から魔法使いたちが次々と現れる。

その数、優に100人は下らないだろう。

「そ、そんな大勢…私たちに、勝ち目はあるの…?」

「だ、大丈夫よエミリア。このタクヤさんが何とかしてくれるはず」

「さあ、掛かって来い魔法使いども!俺の絆パワーを、とくと見せてやる!」

魔法の嵐が、一斉に俺たちに襲いかかる。

炎、氷、雷――あらゆる属性の魔法が飛び交う戦場と化す。

「ぐっ…!」

攻撃を受け、危うく膝をつきかけた俺。

だが、仲間の声が再び俺を奮い立たせる。

「タクヤさん、負けないで!あなたは私たちのヒーローなんだから!」

「兄弟…お前なら、やれる。俺が信じてるぜ」

「エミリア、ケイト…!」

ここまで共に戦ってきた、かけがえのない仲間。

その想いが、俺に勇気を与えてくれる。

(そうだ、俺は…仲間と共に、どんな絶望も乗り越えていく…!)

改めて気を引き締め、俺は右手を振り上げた。

「我が憤怒の炎よ、敵を焼き尽くせ!ブレイズソードッ!」

途端、俺の周囲に炎の渦が発生する。

「な、なんやこれは!こないな力、見たことあらへん…!」

驚愕するシャドウ・ジョー。

その隙をつき、俺は渾身の一撃を放った。

「喰らえ!フレイムノヴァ!」

「ぎゃあああーーっ!」

炎の劫火が、シャドウ・ジョーたちを呑み込んでいく。

あまりの熱量に、皆あっという間に焼き尽くされた。

「や、やったのね、タクヤさん!魔法マフィアを全滅よ!」

「おお、お前のおかげだ、兄弟。この街に平和が戻ったぜ」

歓喜の声を上げる仲間たち。

マジカルシティに、再び希望の光が差し込んだのだった。


***


事件解決から数日後。

平和を取り戻した街は、いつもの活気を取り戻していた。

「タクヤさん、私たち本当に良かったわ。あなたのお陰で、街の人たちが笑顔になれた」

「ああ、けど俺一人の力じゃない。皆の応援があったからこそだ」

「フッ、御謙遜を。お前は間違いなく、この世界きっての勇者だぜ」

「もう、ケイト。タクヤさんを困らせないの」

笑い合う仲間に囲まれ、俺は心の底から幸せを感じていた。

(皆と一緒にいる限り、どんな強敵だって乗り越えられる…!)

改めて、かけがえのない「絆」の意味を噛みしめる。

そう。俺は決して一人じゃない。

信じ合える仲間と共に、魔王打倒まで突き進むのだ。


ふと、そんな俺の脳裏をよぎる光景。

遠く、小高い丘の上。

誰もいない草原に、ぽつんと立つ石碑。

「あれは…」

石碑には、こう刻まれている。

『勇者よ、さらなる高みを目指せ。その絆の力が、世界を救うであろう』

まるで俺たちに語りかけるように、石碑は輝いていた。

(ああ、わかったよ。俺は必ず、この世界を守り抜く)

あの日誓った、勇者の覚悟。

それを胸に刻み、俺はまた新たな一歩を踏み出すのだ。


第3章 中編 完


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