クラスメートA・B・C
「ズズッ…」
「えっ?ルナどうしたの!?なんで泣いてるの?!どこか痛いの?ナデナデ」
「べるぅ〜!」
「わわっ!…ぎゅ〜」
「…ぎゅ〜…」
ボクはベルが連れてきたクラスメート達をどうやって誤魔化そうかと思い、彼女たちが何をどこまで知っているか確認するため女子高生3人の記憶を盗み見た。その結果過度のストレスを解消するため、夜に3人でゆりゆりにゃんにゃんしているところとか、そのにゃんにゃんにいつかボクを巻き込もうとしていることとか、知りたくないこともたくさん知ったがそんなことはどうだっていい。
食堂でのベルの言葉に感動した。彼女たちはかなり後ろにいたらしく、その時のベルの姿が全く見れなかったのがとても残念だ。ってか直ぐ側にいて抱きしめてあげたかった。なんでついて行かなかったんだよ!昔のボクのばーか!ばーか!!
なんて自分を罵りつつ、ボクのすすり泣く声に反応し窓から飛び込んできたベルの胸に顔を埋める。未成熟ながらもしっかりと感じられる柔らかさにやすらぎを感じます。とてもいいです。フニフニ。
頭の前に感じる女の子の柔らかさと後ろに感じる優しく撫でる暖かい手を堪能していると、さっきの涙は何処へやら。ルナの顔は緩みきっただらしない笑顔に変わった。ベルが猫のように頭をこすりつけてくると、よだれすら垂らしかける有様。千年の恋も冷めるような、そのへんのペドファイルと同じような顔をしていた。
「るな…ルナ!!」
「ていっ!」
「( ゜∀゜)・∵. グハッ!!」
「香里奈!」
「ちょっルナ!?」
「おっきな人が完全装備で突進してきたらふつーに怖いです。咄嗟に投げたボクは悪くないです」
「「…確かに…」」
「みんなー怖い人が来たらこうやって投げるんだよ〜?」
「「「はーい!!」」」
「うぅ〜ん?ルナさんやベルさんには可能かもしれませんが、力の弱いこの子達には難しいと思います。このような場合は反撃しようとせず、人の多そうな場所へ叫びながら走ってください。そうすれば必ず大人が駆けつけてくれますから」
「「「はーい!!」」」
「…みんな…放置はひどいよ…」
突然走り出し窓から侵入したベルに対し、ここに始めてきたクラスメート達はお行儀よく正面玄関から入ったようで院長やたくさんの子供たちと一緒に歩いてきた。ベルが連れてきたとはいえきちんと警戒はしているようで、彼女たちの周りにいる女の子たちはみんな元大人のなみなさんだ。
クラスメートAはボクを視認した瞬間両手を広げながら走ってきた。もしここがマンガの世界であれば、キレイな花が咲き誇りスローモーションで近づいていく感動的なシーンとなっていただろう。
しかしボクからみてクラスメートはトラウマの原因であり、そんな人が完全武装かつスキルを使った超加速状態で突進してくるのだ。恐怖以外の何物でもない。サッとベルから離れると、この姿になってから身についた素晴らしい反射神経で腕を掴み、突進の勢いを生かした背負投は装備の重量も相まって、スキルで強化していなければ床が抜けていたほどの威力となった。これは本人もそこそこ重いことも原因の1つであろう。怖いから口に出さないけど。
「重くないもん!」
「何故わかった…」
投げられたクラスメートAを見て、クラスメートB・Cは絶望的な目をしたが、理由を説明すると納得したように頷いた。ベルは頼れるお姉ちゃん感を出したかったのか見ていた小さい子達に教えていたが、これはボクの異常な能力のおかげであり普通の子にできるかと言われたら首をひねらざるを得ない。ついでにこの子達はつい最近まで酷く痩せていた子たちだ。尚更きついであろう。それをわかっている院長は無難な対策を教えていた。すねた顔をしているベルかわいいぎゅ〜。
ボクが抱き着けばとたんに笑顔になるベル。とてもかわいいので変なの連れてきたことは許してあげます。
「それで…あなた方は一体何をしにここへ?」
そんな感じでボクとベルがじゃれているのを呆れたように眺めていた院長は思い出したように元クラスメートに声をかける。
「ん?あっそうそう!団長から頼まれ事してたんだった!」
…団長って騎士団長のことだよね?なんでそんな身分の高い人からの頼まれごと忘れるかな?この子達は…
「団長?…もしかしてダン団長のことでしょうか?」
「イエス!」
「いえす?肯定と捉えていいのすか?」
サイズアップして元気に答えるクラスメートAの言葉を理解できなかったが雰囲気は感じ取ったようで、少し不安そうに残りの二人に確認を取る。そらそうだ、ある日突然権力者から連絡が来るとか怖すぎる。しかも現代日本で言う警察のトップだ。
…あれ?なんかやばくね?
不安になるボク達。院長の問いに二人は小さく頷き、
「まずはこの手紙を。」
小さな封筒を差し出してきた。封をしているのは複雑な模様の蝋印。庶民が手に入れることはまず不可能であると断言できるほど精緻な模様。
院長は恐る恐る封を開けたり




