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気まぐれ少女どこへ行く?  作者: 月見 瑠那
大反乱
73/98

買うものは牛肉と豚肉と、、、なんだっけ?

二週間も空いてしまいすみませんでした!!

さっきベル達からおかしな単位聞いて解りにくい!!って切れた気がするんだけど、、、


ベルと私は顔を見合わせて首を捻る。ベルがそのまま傾け続け、私もつられてさらに傾ける。まだ傾ける。まだ傾ける。まだ傾けっ!?


(ゴチン「いだっ!?」


顔を捻りすぎた私はそのままバランスを崩し、額を地面にぶつけた。しかも運の悪いことに大きめの石が額をとらえ、衝撃で視界がグワングワンと揺れる。気持ち悪い、、、


額に手を当ててみれば、そこにはまるで漫画のようにぷっくら膨らむたんこぶがってこらそこ!!わーらーうーなー!!


「くくっ、、、だって、、、ご主人さ、、、わーははははっ!!」


キー!!ベルは魔法で足を固定していたのか、バランスを崩すどころか一歩も動くことなくたっている。ベルの癖に生意気な!!


「この女狐め!!」


「残念!雌牛でした~(笑)」


くううぅぅぅ!!くやしい!!って牛?


「、、、」


「ん?」


「、、、」


「ご主人様?」


「、、、」


「どうしたの?」


「牛?」


「うん?」


「食用?」


「、、、」


「、、、」


「にゅっ乳牛とかそっち系だからアンマリオイシクナイヨ」


「食用?」


「チガウヨ?」


「食べる可能?」


「、、、」


「、、、」


「、、、オイシクナイヨ?」


「ジュルリ」


「ねぇ?まって?冗談だよね?」


「、、、(スチャ」


「ジョークだよね?アハハビックリした~心臓飛び出るくらいドキドキしてるからその包丁しまおっか?」


私は土魔法を使ってプレートから玄武岩を採取、高温高熱で圧縮する。ただでさえ密度が高く重い玄武岩。それをさらに圧縮し包丁型に形を整えたら?


「ロース?」


(ビクッ


「カルビ?」


(ビクッビクッ


「牛タン?」


(ガクブル


「サーロイン?」


「、、、」


ベルゼバブは両目に大粒の涙を浮かべ、腰を抜かしている。お行儀よく足は閉じながらも必死の思いで後ろにじりじりと下がる。


ベルゼバブは恐怖していた。食欲に彩られ、鈍く光る無機質な色違いの瞳。手にもつ巨大な包丁は、よほど高温で焼かれたのガラス化、木漏れ日を浴びてキラキラと美しく輝く。見事な銀髪が風であおられ広がる様は天使の翼を連想させた。


彼女の姿は神を持ってしても見惚れる程美しかった。まるで氷の彫刻のような一欠片の曇りもないような完成された美しさ。しかしその瞳は見る人全てに恐怖を与えた。なんの感情も浮かぶことはなく、ただただ冷たい光を発していた。


ベルゼバブはカチカチと歯を鳴らし、全身はガタガタと大きく揺れていた。涙を流すことすら出来ず震える。


いったいどれだけの時間が過ぎたであろうか?いや、実際は30秒もなかっただろう。しかしベルゼバブにとって果てしなく長い時間が流れたあと彼女は足を踏み出した。体はまるで神経が切れたかのように反応せず揺れるのみ。助けを呼ぼうにも魔力は乱れ、喉からはか細い呼吸音が漏れるだけで声はでなかった。彼女はそんなベルゼバブの気持ちなんかお構いなしに、優雅に歩み寄ってくる。


そして距離がゼロになった瞬間ベルゼバブの体は動き出した。全力での逃亡、しかし全て既に手遅れだった。逃げ出したベルゼバブの手を掴まえバット引き寄せる。そのままぎゅっと抱き締めて


「ごめん!!」


「へ?」


突然の謝罪にベルゼバブは子首をかしげる。


「ここまでするつもりじゃなかったんだけどやめどきからなくなっちゃって、、、必要以上に怖がらせちゃってごめん!!」


しばらく唖然としていたベルゼバブは少しづつ情報を飲み込み、


「、、、こわかったよ~!!」


瞳の小さなダムを決壊させた。そのまま幼子のようにルナの胸にすがり付いて泣きじゃくる。ルナは深い後悔と共に一つ心に決めた。今度から言うこと聞かなかったらこの包丁ちらつかせよう、っと。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


「落ち着いた?」


「ヴン、、、グスン、、、」


森の開けた一角にむせ返るような血の匂いが広がる。しかし戦闘痕どころか血の一滴すら落ちておらず、中央付近に二人の少女が腰を降ろすのみだった。


「ほんとにごめんね?」


「モウイイ、、、でもぎゅってして?」


なんだこのかわいい生き物は?泣き腫らした真っ赤な両目でこちらを見上げ、小さな両手を精一杯伸ばしてハグを催促する。この要求を突っぱねられるものがいたら見てみたい。


「うっ、、、このままだと晩御飯までに帰れなくなっちゃうからダメ!」


ここにいた!?、、、この人物は本当に元人間なのだろうか?悪魔よりひどいぞ?


「ウゥ、、、」


手を伸ばした少女はその美貌を悲しみに歪めながらも歯を食い縛り、涙をこらえる。


「、、、おんぶなら良いよ?ほら捕まって」


ルナがしゃがみ、背を差し出すとベルゼバブは嬉しそうに抱き付いた。


「あんだけ食べたのになんで軽いの!?え?豚肉とか牛肉とかいっぱい食べたよね!?狩り尽くす程食べたよね!?」


、、、突然ですがインタビューです。


狩尽くされたミノタウロス(牛肉)さん


『モォ、、、モォ、、、』(俺神話にも出てくるのに、、、スーパーにいる奴らと同じ扱いだなんて、、、)


狩尽くされた性欲豚オークの変態


『なっ!?ワシはオークでハない!!』


『ブヒー!』(仲間だ!)


狩られた森の主、森熊王ホレストベアーさん  ※一頭しかいらっしゃらなかったため忘れられたようです。


「グオォ、、、」(セツナイ、、、)


「、、、私が食べたものは全部一瞬で魔力に分解される。だから重くはなんないけどいつでもお腹空いてる。」


(ぐううぅぅぅ……


、、、絶対日本の美味しいご飯は食べさせない!!


ルナは頬をひきつらせ、歪な笑みを浮かべながら帰路に着くのだった。

毎日部活、、、山程宿題、、、読書一日一時間以内、、、


#夏休みとは?

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