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気まぐれ少女どこへ行く?  作者: 月見 瑠那
産声
45/98

初コンタクト

「えぇー!でもかわいそうだよ!」


「お金は?そんなお金ないでしょ?」


「収入が安定せず、怪我したらあっという間に路頭に迷うことになる冒険者と、補助金があって、大人になるまでちゃんと面倒を見てくれる孤児院、どっちにいった方が幸せになれるかなんてわかってるでしょ~?」


、、、この人たちいい人かもしんない。初めて会った幼児、しかも地面から現れるという果てしなく怪しいやつの将来を本気で考えるなんて、、、久しぶりに胸が暖かくなったよ。まぁ~対人恐怖症だから話し掛けれないけどな?


「もちろん冒険者!」


「、、、話聞いてた?」


「どうしてそうなるのよぉ~!」


「家に待ってる人がいると思うといつも以上に頑張れるから!」


「精神、、、論?若干違う気がするけど。そんな理由で人を育てるのは無理よ。」


「もっとまともな理由無いんですかぁ~?」


「、、、ちょっと待ってね!考えるから!」


「「駄目だこりゃ。」」


、、、いい人かもしんないけどダメな人だ。一生懸命なのは好感がもてるけど 簡単に騙されそうだな。むしろ俺の方がこの人の将来を心配してるよ。


「、、、よし!取り敢えずどうしたいか本人に聞いてみよう!うん!そうしよう!」


逃げたな。


「逃げたね。」


「逃げましたねぇ~。」


理由が思い浮かばなかったんだろうな。


「うるさい!えぇ~と?そこの、、、」


俺の顔を見た瞬間、冒険者と思われる女の動きが止まる。なっなんでしょうか?


「、、、」


見つめ合う。


「、、、」


まだ見つめ合う。


「、、、」


見つめ合う。


川柳完成!ってアホかぁー!じっと見つめられてパニックになる俺をよそに女は近づき、


(ガバッ)


「かぁーわいいぃー!!」


と俺に抱きつく。そこから先の記憶はない。、、、対人恐怖症にハグはきつすぎる、、、


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


「あっあれぇ~?」


「ちょっ!大丈夫!?」


あまりのかわいさに、気がついたら抱き締めてしまっていた!


(ギュ~)


はぁ~かわいいー!!やわらかぁ~い!!しあわせ!


「動いてないわよ!?あの子!!」


「はやくどうにかしなきゃぁ~!」


周りが騒がしい気がするが気のせいだろう。このフニフニ感がたまらない!


「泡吹いて気絶してるわよ!」


「はなしてくださぁ~い!」


何か騒がしいと思ったらミラ逹がこの子を貸してほしいらしい。一人占めはよくないよね!


「ミラ逹も抱く?」


「抱かないわよ!それよりその子はなしてあげて!気絶してるわよ!」


「え?」


あれれー?なんかぐったりしてる!


「私、、、なんかした?」


釈然としない気持ちになるカノンであった。

最近忙しい、、、短めで勘弁してください、、、

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