決戦 その3 〈暴食の罪〉ぜんぶたべちゃえ
遅くなりました!
「ガアアアァァァァァ!!!」
「MUOOOoooo!!!」
暗く深い地の底に、2つの咆哮が響き渡る。その咆哮と共にぶつかり合う白と黒の影。黒い影の猛烈な突進を受け、白い影は壁へと跳ばされ衝突と同時にくだけ散る。白い影、死の象徴とされ、いくら破壊しても周りの遺体や飛び散った破片を利用し、再生する不死身のドラゴン。ボーンドラゴンは、その力をいっさいがっさい振るうこと無く一撃で黄泉の国へと送り返されるのであった。
そんな偉業を成した色とりどりの頭髪、竜の尾を持つ異形の牛、
「ふーははははー!!どーだ!!(もと)あくまひっとう!ななつのたいざいさいきょう!さいこういのあくまであるベルゼバブさまのいちげきは!!」
七つの大罪が一柱 暴食の罪 ベルゼバブである。
「あっ!おんなのこのまじょ!ひっさつ!〈ベルゼバブつき〉!!」
「キャアアアァァァァ」
「くるしむがいい!!ふふふ、、、ははは、、、ふーははははー!!わたしさいきょうなのだ!!」
最近、悪魔の支配者がサタンもしくはルシファーとされ、20世紀に入ってからも〈ベルゼバブ憑き〉で被害者を出していたにも関わらず2人に次ぐ実力だと言われている鬱憤を晴らすべく、大暴れしている。真に器と身長の小さい大悪魔である。
「しんちょうはよけい!!」
「グラアアアァァァァァ!」
「、、、それにしても、、、まものへらない?」
戦闘開始より既に2時間は経過しているだろうか?討伐数は3桁に達しているにも関わらず、魔物の数は一向に減る気配がない。
「、、、ぶきみ、、、」
ゾンビウルフやボーンウルフなど、死体を利用した魔物がいることが原因の一つであるだろう。しかし、ベルゼバブは暴食の罪、ほとんどの敵を喰らい己れのカとして遺体を完璧に吸収、消滅させている。故に死体タイプの魔物は少ないため、原因になり得ない。
なにかがおこってる
ベルゼバブは敏感にこの事を感じとり、ルナに伝えようとして、、、止める。これはあくまでも直感であり、何らかの証拠がある訳ではない。これを伝えることにより、ご主人様の心を乱してしまうのではないか、無能な眷族の烙印を押され、処分されてしまうのではないか、それが怖かったからだ。
あくまであるわたしがきょうふをかんじるだなんて、、、ごしゅじんさまはいだい!
愛想をつかされないためにも頑張って証拠を見つけよう!そう決心した直後
「え?」
(ドッゴオオオォォォォォン)
その巨体が盛大に吹き飛ばされてのだった。
(1日1話更新してる人、、、すごいなぁ~)
次回、「ハンゲキカイシ」




