神界
いろいろあって更新が遅くなりました。(ゴホゴホ)
いったいどれくらいの時間が過ぎただろうか?痛いの覚悟で歯を食い縛ったものの、何時までたっても衝撃が来ない。恐る恐る目を開けてみると、、、
「ここ、、、何処?」
真っ白な世界が広がっていた。
、、、どんだけ広いの?ここ?なにも遮るものがなく、ただただ白い地面が続いている。うん、取り合えず日本じゃないな。すべての方角に地平線が見える場所なんて、狭い日本にある訳ないからな。
え~と?どっかの秘密組織の実験に巻き込まれた?、、、これもなさそうだ。
「となるとここはいったい、、、」
「ここは私の世界よ。」
(ビクッ)
だっ誰!?ってそんなことどうでも良い!!どこかに隠れる場所!!俺は隠れる場所を探した!見渡す限り地平線が広がっている!そうだったぁぁぁ!!
せめて鞄で顔だけでもって鞄がない!!はっそうだ!さっき投げ捨てたんだったぁぁぁぁぁ!!どっどうする!?
(アタフタアタフタ)
「、、、壁いる?」
(コクコク)
足元から壁がせり出してきた!どうなってんのと思わなくもないけど取り合えず!
(サッ)
ふー落ち着くー。
「どう?少しは落ち着いた?」
(ビクッ)
あっはい落ち着ました!ありがとうございます!っという思いを込めて頷く。
(コクコク)
「、、、もう少し離れる?」
この人?いい人?だ!
「だっ大丈夫、、、です、、、」
それはさておき、俺は恐る恐る壁から顔を出し、声をかけてきた人?を観察する。
さっきっから人?と呼んでいるがなんとなくこの人?は人じゃない気がする。俺は対人恐怖症となってから人の気配にかなり敏感になっているが、目の前の人?からは気配を感じられない。しかも、さっきこの人?はここは自分の世界だと言った。となるとこの人?は、、、
「あっあの、、、」
「何かしら?」
(ビクッ)
、、、自分から話しかけたのにビクビクすんなよ。と自分に突っ込んどく。
「あっあなたは!神様、、、なの、、、です、、、か?」
うん、最後は蚊の鳴き声みたいになってた。
「そうよ。」
、、、マジか。となると俺は
「死んだ?」
「うーん?微妙なところね?」
、、、どういう意味?口に出せてないが不思議そうにしていたのは伝わったのだろう。神様はさらに言葉を続けた。
「貴方がなぜここにいるのか、来れたのか、神である私にも良く分からないのよ。貴方みたいに肉体と魂がそろって神界に来た例なんて見たことないもの。」
マジですか。ここ神様の世界だったんすか。
「あっそうそう伝言。」
はい?
「すまん。なぜか分からんが貴殿をここに呼び寄せてしまった。」
「、、、は?」
えっ?急にどうした?
「はって、、、まあいいわ。え~と?そうそう。ゴッホン。だから詫びとして貴殿に二つの選択肢を用意した。一つは神界に来る、もう一つはこのまま自我を壊しまた新たな誰かとして転生する、さて、どちらを望む?」
、、、は?
乱心?