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気まぐれ少女どこへ行く?  作者: 月見 瑠那
絶望の奈落
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頑張れゴーレム

ふぁ~。おはよう。


朝の清々しいまでに淀んだ血の匂いのする空気を肺いっぱいに吸い込む。そして、近くにいた私の守護ゴーレムと、死骸と化した無数の魔物達に挨拶をした。


うん。何があったの?目が覚めると血の海が広がってましたとか冗談じゃない。もしこのゴーレムが負けていたらやばかったなぁ~っとか考えながら、ゴーレムに記録されている寝てる間の出来事を確認する。あっ映画みたい。ポップコーン欲しい!


え~と?ゴーレムができて、あっ私が寝た!早!?猫さんのお友達より早い!!流石お子様ってほっとけ!!


私が寝ると同時に大量の魔方陣が出現。その魔方陣から次々に魔物が吐き出され、瞬く間に狭い通路は魔物で溢れかえる。


、、、よくこんな状況で寝れたね?私?感心するよ、、、


召喚された魔物達は辺りを見回し、餌(私)を見つける。濁流のように少女へと迫る魔物達!だが、少女は起きない!地響きをたて、砂埃を巻き上げながら狭い通路を進む魔物達!でも、少女は起きない!つんざくような悲鳴を上げ、先頭の魔物が押し潰されるのもお構いなしに前へ前へと大行進をする魔物達!しかし、少女は起きない!気付いて欲しさに頑張って咆哮を上げる魔物達!やっぱり、少女は起きない!少女のあまりにも酷い対応に、若干へこむ魔物達!それでも、少女は起きない!


、、、ごめん、、、って何で私は魔物に謝ってんだろう?


しょんぼりしながらも魔物の歩みは止まらない。しかし、少女との距離が5メートルを切ったその瞬間漆黒の鎧を纏った騎士が立ち塞がる。


突然の乱入者に魔物達は咆哮を上げ、怒りを露にする!なんとなく嬉しそうなのは気のせいではないだろう!


圧倒的な物量で迫る魔物に対し、騎士はたった一人。普通の騎士ならば、怯え、戦き実力を発揮出来ずに轢殺されるだろう。


そう、普通の騎士ならば。


騎士が剣を一閃すると先頭に居た魔物達はまとめて消し飛んだ。驚きのあまり一瞬固まる魔物達。だが漆黒の騎士の攻撃は止まらない。二撃三擊と追撃が放たれるたびに次々と消し飛ぶ仲間達。それを見た魔物達の目には、騎士に対する警戒と僅かな恐怖が写る。


漆黒の騎士の正体はゴーレム。しかも、ただのゴーレムではない。スキル〈不変〉が付与され、ありとあらゆる干渉を全て無効化するはずの奈落の床を、溢れんばかりの魔力と神に愛された才能を使い無理矢理錬成し、産み出した世界最強のゴーレムである。それこそ、たった一体で世界征服も可能なレベルの馬鹿げた性能を誇る。だから、


(ガアアアァァァァァ)


数百体の魔物ごときにその守りを突破することなど不可能である。


疲弊することのない、世界最強のゴーレムによる殺戮劇は主人が目覚めるまで続いた。


、、、このゴーレムヤバい!!私より強い!!ってあれ?


ゴーレムの活動限界は?


製作者が生きている限り、時間、距離無制限。


ゴーレムがクリアした階層に作成者は飛べる?


、、、可能です。


何!?その間は何!?いいじゃん!!別にいいじゃん!!ずるしてないし!!


まぁそんなわけでいってらっしゃい!


私は奈落の攻略をゴーレムに任せることにしたのであった。奈落編完


勝手に完結させるな!!

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